ガーリー・エアフォース RTA 難易度ACE COMBAT 作:TLS中毒患者
前回の投稿から二か月経ってるとかこれマジ?
ある男の独白5
さて、ここまでは概ね俺の予定通りに事が進んでいると言って良いだろう。まぁ、ライノの姿や明華がこちらの事情に一枚噛んで来るなど、少々予定外の事があるが、『俺の望む世界』にはさして影響はない。寧ろプラスに働いてくれていると言っても良い。ある程度覚悟していたとは言え、最後の最後まで事情に噛まされない幼馴染のあの顔を、一つ選択肢を間違えれば即世界から消されるあのアニマを、何度も見続けるのは此方としてもアレだったからそれはそれで良しとしよう。
現在はあのロシア三人娘と一戦交える事になる少し前だ。
久々に自分の意思で動こうと思いモルガンに頼み、現在の肉体の主導権は俺にある。この病院の敷地を歩くのも随分久しい。今思えば、あの技官と久しぶりに出会ったのもこの病院だったな。
そんな過去……いや、『この時代から見れば』未来の思い出に浸りながら、星空の良く映える空き地へと足を進める。都会と違い、田舎は良い。町明かりが無いから吸い込まれそうなほど綺麗な夜空が良く見える。
そんな夜空を堪能しながら歩いていると、そこに彼女がいた。
「よう、グリペン。何してんだ?」
「モルさん……星空、見てた」
「そりゃそうだろうよ……隣失礼しても?」
グリペンが頷き、俺は彼女の隣に座る。見上げた夜空は今にも吸い込まれそうなほどの夜空を二人で静かに眺めていると、不意に言葉が漏れる。
「まぁ……なんだ、お前たちが無事で良かったよ」
「私もモルさんや慧、ハルカや整備の人達、それに明華も無事でよかった」
けど、と彼女は一度そこで言葉を切る。
「本当は死んでほしくなかつた。私たちを追いかけてきたあの人たちも」
「自分を殺そうとした連中まで死んでほしくない……か。相変わらず目標に愚直と言うかなんというか……変わらないな、お前のそう言う所は」
「変わらない……けど、モルさんとはまだ知り合って半年程度しか経っていない、だからあまり変わらないのは当然」
「まぁな……なぁ、グリペン。もう気付いてんだろ?
「……確信はない。今の貴方はラファールのドーターを回収した時に一瞬感じたそれと同じなのは分かる。けれど……私には貴方が誰なのか分からない」
覚醒の時が近いだけあって、彼女も薄々は俺の存在に気付いてくれていたようだ。いくら今この時は全てを思い出してい無いとは言え、流石は特異点と言われるだけの事はあるか。しかし、彼女にはともかく、鳴谷少年らに自分から正体を明かすにはまだ早い。せめてもう少し先が望ましい。だから今は、分からないならそれでいい、とだけ伝えて俺は体をモルガンに返した。
「……ふぅ、旦那のわがままに付き合うのも大変だぜ」
「あ、戻った?」
「まぁ、なんだ。黙っているつもりは無かったけどよ。おじさんには時折ああして神卸しが発生しちまうのさ。分かりやすく言うならさっきの俺は変な電波を受信したスピーカーって所だな」
電波とは随分な物言いだな。まぁ、未来から来た存在の意思という事なら、その例えは皮肉にも間違いとも言い切れないが。
モルガンが彼女と他愛のない話をしていると、よろけながらも肩を明華に支えて貰いながら夜の散歩をしていた鳴谷少年と丁度遭遇した。どうやらグリペンを探していた様だ。
「あ、グリペンさんこんな所にいたんだ。慧が随分探してたんだよ?」
「悪いな、明華。病院抜け出すの付き合わせちまって。どうしてもお前に聞きたいことがあってさ」
「慧に明華……それで、要件は?」
夜空の星が外套の光に邪魔される事無く入るからか、星明りに照らされたグリペンの表情が僅かながら陰るのが見えた。
そりゃそうだ。この段階での彼女は鳴谷少年に好意を抱いている。様子見で潜った一回目のループでは随分と仲が進展していたし、今回もそうなのだろう。ある意味ここに関しては余程の事が無いと裂けそうにないが、その方が俺も安心できると言うか。
僅かながら嗚咽の混じったグリペンの慟哭が響く。一緒に居たいのに近くにいるのが最近変に怖くて、楽しければ楽しい程辛くて、いつも一緒なのは分かっているのに、それでも……と、彼女の心が決壊しそうになる。
その様子を見て少年が迷っている。何をするべきかがまるで分っていない状況だ。
だから俺は、溜息を吐きながらそっと鳴谷少年の背に回り、その背中を突き飛ばすようにして押してやった。
「おっ、ととっ!?」
「「慧!?」」
少年の体勢の崩した先にはグリペンが、そして怪我人の少年を支えようと明華ちゃんが彼の間に割ってじゃいろうとするが、全員バランスの整え方がかみ合わず、そのまま三人が崩れ落ちる様に草原に倒れる。収まってから良く見てみれば二人の美少女に少年が挟まれる裏山シチュエーションだ、このハーレム主人公め。
「いってて……モルさん何するんで、す……か……?」
「「………」」
なーに照れくさくなって固まってんだよ少年。それにグリペンも明華も固まっちまって、思いの丈を告げる絶好の機会じゃぁないか。
しょうがないのでオジサンがとりあえず一言言ってやるか。
「ははっ、悪い悪い。けどまぁ、何だ……一人でその道が見つけられないってんなら、お前さんら三人で探していけば良いじゃねぇかよ」
「私達、三人で……?」
「俺たちアニマは世間一般じゃ、道具程度にしか見られねぇ。けど、お前さんたちの仲の良さならアニマと人間の架け橋になれるかもしれねぇだろ? ゆっくり……考える時間はねぇかもしれんが、じっくり探していく分には良いんじゃねぇのか?」
この綺麗な星空でも眺めて考えな。と告げておじさんも少年達から少し離れた位置に座り込む。
「慧達と……ずっと一緒に居たい。その方法を……探したい」
「ねぇ慧……見つけられるかな? 私達」
「それは、今は分からないけど……いつか、俺―――」
そう少年が意気込もうとした瞬間に、ファントムの嬢ちゃんが咳払いと同時に現れた。いや、そこにいたのは最初から知っているんだが、もう少しタイミングと言うものをだな……
オジサンは心の中で溜息を吐きながら、少年共々明日出撃が決まった事を告げられるのであった。
◆◇◆
じゃんじゃじゃ~ん!! 今明かされる衝撃の真実ぅ!!(真ゲス)なRTAはーじまーるよー。
前回はジュラ姉貴の警告を受けたホモ達が死亡フラグをへし折りながら、ホテルを上手いこと脱出した所まで来ました。
出撃前のイベントシーンですが、ホモがNRTN君の背中を押していれば順調にフラグを回収し、グリペン姉貴との好感度調整が成功している事になります。これは、高過ぎても低すぎても発生しないからなんですね。
そんな川の字イベントを見届けたら空戦パートに入ります。最初はモンゴル空軍のレーダープラットフォームを全て撃墜する必要があります。ですが、この気球は別に攻撃はしてこない上に浮遊位置は固定です。有効射程が最も長いファントム姉貴に管制指示を行って無人機を飛ばし、気球を全て破壊させます。
四機の気球を全て破壊すると、ファントム姉貴の『良く分かる、現在の日本とロシアの戦力比講座』が開かれますが、本編とは若干ゃ内容が異なります。
「グリペンはステルス機能は無いが第4世代にするには電子機器が高性能と言う事で第4.5世代。ベルクトもこれだな。モルガンは試作機だが、性能から見て5世代相当だろう」
(レオンさんのライノは何世代とか言う前に、半分航空型ザイだよな……?)
「因みに私は第3世代ですね。今の独飛の戦力を世代で表すと約4.8世代。それに対してバーバチカはSu-27M-ANM ジュラーヴリクが第4.5世代。Mig-29SMT-ANM ラーストチェカが第3世代。ディーオーがMig-21だと第2世代で約3.2世代。約1.6世代上回っていますね」
ところがどっこい、パクファ姉貴はバリバリの第五世代機な上に、ドーターでないにしろ面倒な機能を満載したボス仕様フェンリアことボーフヴォルグ5機が待ち構えています。
アニマ数で言えば優位ですが、光学ステルスはアニマ補正の高誘導ミサイルすら誘導切りをします。TLSやレールガンを用いないチャートであればハッキリ言ってRTA最大の鎖マンと言って良いでしょう。
光学迷彩はランダム周期で付いたり消えたりするので、ステルスが働いていない瞬間に散弾ミサイルを撃ち込む必要があります。ここばかりは祈るしかありません。
「よぉ旦那ぁ、馬鹿どもの包囲は抜けられたようだな。無事で何よりだぜ」
「お陰様でな、あんがとよ」
「あたしのアドバイスは役に立っただろう? できればもう1つの注意も真摯に受け止めて欲しかったがな。命が惜しければさっさと引き揚げろ。ーー警告した筈だぜ?」
「ですが、お姉さま……っ!! 今はこの様に争っている場合では」
「おっと、幾ら妹分でもその言葉は聞き入れられねぇなぁ。言っただろう? 2度目の慈悲は無いと。残念だよ。こんな形で妹分とその恩人を失う事になるなんて」
「そんな! 私は……」
「ベルの嬢ちゃん、一つ教えてやる。俺達傭兵ってのはな、いつ、どこで、誰が敵になるかも分からない世界に居る。昨日は笑いながら同じ飯を食った奴が明日は戦場で敵同士で向かい合う瞬間がある。だからさ、あれは敵だ。割り切れよ。じゃないと……死んじまうぜ? お前」
「旦那は殺る気みたいだな」
「それが仕事なんでな。俺としても元教え子に手を上げたくはないんだが……」
「……蹂躙してやるよ」
「やってみな、嬢ちゃぁん!!」
敵戦闘機を確認。Su-27M-ANM ジュラーヴリクです。
敵は、高火力のレールガンを装備、軸線上に位置取るのは危険です。
何らかの電子的支援を受けており、レールガンの高速チャージを行って来ます。
はい、と言う訳でVSロシア三人娘戦となりました。
最初はジュラ姉貴とラーストチュカ姉貴のペアで出てきますが、一定時間経過又はどちらかの装甲を三分の一以下にすることでパクファ姉貴を引きずりだせます。
実はこの条件を満たすのは割と簡単です。NRTN君のレベリングが済んでいるのであれば、彼を囮に使います。これは、ラーストチュカ姉貴のタゲの優先順位の問題で、チャート次第ではこのターゲットが自分に向くこともあります。まぁ、ジュラ姉貴の好感度だけを過剰に上げなければまずNRTN君が真っ先に狙われるんですけどね。
いけーほらいけー(囮指示)。きた、来たなぁ!!(ロックオン) 最後の一発くれてやるよおr外してんじゃねーよ馬鹿!! capture……bodySensor(再ロックオン) ボールを相手のゴールにシュー!!(散弾ミサイルぽいー) 超☆エキサイティン!!(多段ヒット)
最初のアプローチでガバりましたが、二回目で散弾ミサイルの炸裂位置にジュラ姉貴が重なってくれたのは幸運です。僅かでも減らせればこの後が楽になりますからね。ただ、NRTN君の装甲が結構持っていかれてるんだよなぁ。一体誰だよ、こんな指示出した奴は……(お前じゃい!!)
ともあれ、ここまでライノ姉貴とイーグル姉貴が無傷なのはありがたいです。ベルクト姉貴の庇護下に居れば二機くらいは余裕でカバーしてくれますからね。流石はヒロイン兼メイン盾。
因みにファントム姉貴ですが、この後どの道イベントで離脱するのでどれだけ減っていようと構いません。死なない程度に頑張って貰いましょう。
どちらかの装甲を削るとイベントに入ります。
「はんっ、やるじゃぁねぇか。流石に旦那が鍛えただけの事はあるな」
「そろそろ引いて貰えるとありがたいんだがね」
「そりゃ無理な相談だな。それに、時間は稼がせて貰った」
上から来るぞぉ!! 気を付けろぉ!! と、何処からともなく現れた五機のボーフヴォルグとディーオー姉貴。この時、カットインでふんぞり返って自慢げな表情のジュラ姉貴が可愛いので、スクショ班は逃さないようにしましょう(一敗)。
「こいつっ、この前市街地で見た……っ!?」
「それに、あの機体は、五世代の―――」
「さぁ、食い散らかせ、ボーフヴォルグども!! 遅れた分しっかり働きな!!」
「「「「「お姉さまに刃向かう者には死を持って償いを!!」」」」」
敵戦闘機を確認。Su-XXボーフヴォルグです。
敵は、光学電磁迷彩を装備。全ての誘導兵装が無効化されます。
常時展開は出来ないので、その瞬間に火力を集中させるのが効果的でしょう。
ボーフヴォルグとディーオー姉貴が合流してきたら第二ラウンドの開始ですが、ここは敢えて無視します。この時、指示で自機の随伴にライノ姉貴とイーグル姉貴を連れ、装甲の少ないNRTN君をベルクト姉貴の元へ寄らせます。
何故この人選なのかと言うと、それぞれ直線上に高威力を発揮する兵装持ちだからです。これが何を意味するか、もうお分かりですね?
竜神の剣をくらえぇ!!(メクラ撃ち同時発射)
はい、一定の空域をグルグルしている戦略飛空艇、グリーフニルの電磁迷彩をワンアプローチで剥がしました。ボーフヴォルグの光学迷彩はランダム要素が強いですが、こちらは的がデカい上に一定の空域をグルグルしているだけなので、おおよその位置は分かります。
上手い事いけばショックカノンくらいは潰せたのですが、流石にそうは上手く行かなんだ……まぁ、妙に強い対空機銃をいくつか潰せてるので良しとしましょう。
この後はこの三人でグリーフニルの送電アンテナを破壊する事になります。そうする事で、ボーフヴォルグとロシア三人娘が大幅に弱体化するからです。
一応、全部位破壊する事で大量の資金が手に入り、ベルクト姉貴の独裁者全方位レーザー化も視野に入るのですが、RTAでは基本狙いません。何せ今の装備のモルガンは総火力がクソ雑魚ナメクジなので、仮に破壊出来たとしても肝心のロシア三人娘&ボーフヴォルグ戦で苦労するからです。
そんな事を言っている間にミサイルサイロと送電アンテナを破壊しました。的がデカいのでTLSで炙っておけば割と簡単に部位破壊は出来ます。
「ちっ、レールガンのチャージが遅ぇ!! 旦那の奴やりやがったな!?」
「送電システムを外部に組み込んで連射可能にするとかどんな魔改造だよ……提供元の俺もビックリだぜ」
「けど、威力じゃあレオンのアトラスには敵わないみたいだね!!」
弱体化するとジュラ姉貴のレールガンの威力が微低下し、リロード時間が大幅に増加します。彼女の装備しているレールガンはジャズ野郎の装備している『アトラス』が余りにも戦闘機に持たせるには過剰火力だったため、ある程度小型、低出力化し、生産性を高めた『ギガンテス』と言うモデルです。
威力が太すぎるっぴ!! なジャズ野郎と異なり、当たっても即死はしませんが7割弱は持っていかれる上に総弾数もワイバーンのそれを押さえて最多です。「細いTINTINね~ww」とタカをくくっていると4にます。
グリーフニルの部位破壊を済ませたらUターンしてロシア三人娘と再び会いまみえ今回はここまで、小時間のご拝読、ありがとうございました。
年内完結は……ダメみたいですね
正直社会人舐めてました。
ましてや新卒なので変わった環境に慣れたり、仕事を覚えたりで消耗しきってますねクォレハ……
例の企画への寄稿は……頑張ります(白目)