ガーリー・エアフォース RTA 難易度ACE COMBAT   作:TLS中毒患者

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皆のトラウマが登場するので初投稿です。


~Zai・バラウール討伐戦Part1

 鈍 器 ー コ ン グ って、知 っ て る? なRTAはーじまーるよー。

 

 前回は異機種間戦闘訓練で試走で走った事の無い3VS1を繰り広げる羽目になりました。アイエエエエエエ……こんなのセンタ試験に出てないよぉ……

 ファントム姉貴には架空機体を引けていれば機体性能で負けることはまずありませんが、注意するのはやはりジャミングでしょうか。

 ミサイルはハッキングされて軌道を反らされるので通用しません。機銃やTLS、持っていればPLSLでダメージを与えましょう。

 

 NRTN君覚醒の片鱗フラグを回収している場合はグラハムスペシャルの際に一矢報いているので耐久値が減少しています。ファントム姉貴が味方の時だと手痛いですが、敵だと言うのなら好都合でしょう。機材をハックされようが、有視界キャノピーに切り替えられるホモに死角はありません。位置さえ分かってしまえばレーザーで炙って終了です。最後の一発くれてやるよおらぁん!!(ホモビームSE)

 

 はい撃破。余談ですが、本難易度での空中戦のシステム、特に耐久値や武装の扱いはエースコンバットシリーズに近く、ミサイル一撃くらいなら割と耐えたりします。入手条件が厳し過ぎますが、オートリジェネが付与されるタリスマンを入手できればゾンビプレイも可能です。

 また、武装の搭載数もエスコンシリーズ程とは言いませんが、少なくとも多くて10発前後のミサイルでどうこうしなきゃいけない訳ではありません。アンフィジカルレイヤーから供給でもしているんですかね? ちなみに本編では全ての要素が現実、原作準拠なので何かしら掠ると氏にます。まぁ、そもそもこの難易度自体がクリア後のオマケみたいなものですし、本編とは敵の量と質が雲泥の差なので、その辺りのバランス調整と言った所でしょう。

 

 ミッション完了して基地に帰ってくると、NRTN君がファントム姉貴にイチャモンを付けていますね。ここでの選択肢は、

 

 「NRTN君のケツ♂を蹴っ飛ばす」

 

 です。戦場を知らないNRTN君は普通は味方にはそんな事はしないだとか、強者の倫理がどうのこうのとか喚きますが、反対にこちらは模擬戦の相手ってのは敵だと思え理論と、最終的に勝てば良かろうなのだ理論を授けてあげましょう。因みにこれも覚醒の片鱗フラグなので回収をお忘れなく。

 

 妙に腑に落ちない顔でその場を去るNRTN君とグリペン姉貴を見届けると、ファントム姉貴との会話パートです。こちらが撃墜されている場合は嫌味を言われて終わりですが、逆にこちらが撃墜している場合は多少の会話パートが与えられます。ここでは、

 

 同情のつもりですか? に対しては

 

 「ただ事実を教えてやっただけ」

 

 何故NRTN君への妨害を妨害したのか? と言う質問に対しては

 

 「味方を助けて何が悪い?」

 

 何故ジャミングが効かなかったのか? と言う質問に対しては

 

 「まぐれだよまぐれ」

 

 を選択しましょう。ファントム姉貴は少し特殊で、複数質問がある場合はその選択肢の順番がランダムで決まります。選択肢は覚えゲーだと思って地雷選択肢のボタンを連打した兄貴も多いのでは?

 さて、ここから始まるNRTN君調教シーンをただひたすら倍速で流すのも味気ないので、一連の流れを等速で流しておきますね。

 

 

 ◆◇◆

 

 

 「味方にとって有害なのは一体どっt……いってぇ!? 何するんですかモルさん!?」

 

 機体を降りて近づいて盗み聞きしてみればあまりにも青臭い事を少年が言うものだから、おじさんうっかり手、じゃなくて足が滑って少年のケツを蹴っ飛ばしてやりました。

 味方ならそんな事はしない? ジャミングで掴んだ勝利がズル?

 なーにを抜かしてんですか貴方は。

 

 「少年があまりにも青春を謳歌してるから、うっかり嫉妬しちまったんだよ。しかも、こ~んなにかわいい女の子に囲まれて文句を言う贅沢があるなんてさぁ。このハーレム主人公め」

 

 「絶対違いますよね!? 本当の理由を教えて下さい!!」

 

 「仕方ねぇ、本題に入るか」

 

 茶番で蹴られたんですか!? と涙目でケツを摩る少年の様子を面白がってケラケラと笑いながらも、私はただ真実と喧嘩の勝ち方を伝えてやる。少年がこの先生き残れる様にするために。

 

 「良いかぁ少年。まず模擬戦とは何なのか考えてみろ」

 

 「そんなの、敵と味方にチームが分かれて、模擬弾とかデータ上で撃ち合って……」

 

 「まぁこまけぇこたぁ良いんだよ。じゃあ模擬戦をクラス内でチーム分けしてやるドッヂボールと考えてみろ。例えば、だ。お前と同棲しているあの明華ちゃんとチームが分かれたとしよう」

 

 「同棲って、別に俺と明華はそんなんじゃ……」

 

 顔を赤らめてるんじゃねぇよ。話が進まねぇだろ。

 

 「まぁ親しい人間なら誰でもいいんだよ。で、その時、だ。テメェは彼女がボールを持っていても『彼女が自分を狙う筈がない』と、全く警戒しないのか?」

 

 「あっ……」

 

 やれやれ、やっと理解したか。

 

 「同じなんだよ。模擬戦ってのはなぁ、場所が慣れ親しんだ場所でも、相手の見た目は味方機でも、そこはあくまで戦場で、そこにいるのはあくまで敵なんだ。そこで第二問。戦場で勝つためには何が必要かは覚えているな?」

 

 「あらゆるものを……利用する、覚悟」

 

 答えたのは少年では無く、さっきまでふくれっ面だったグリペンの嬢ちゃんだった。

 ほぉーん、あの時の事はちゃーんと記憶に残っているみたいだな。食堂で裸体を晒した甲斐があるってもんだ。いくら中身が野郎とは言え、全く抵抗が無かった訳じゃないんだぞあれ。

 

 「そう。相手は勝つためなら何だってやってくる敵だ。だから実力を測る模擬戦でジャミングが反則? 馬鹿を言えって話だよ。それら全部ひっくるめて実力だろうが」

 

 仮にROEがあった所で、世の中バレなきゃ犯罪じゃない。と付け加えるが、少年の顔はどこか腑に落ちないと言った様子だった。

 まぁ、そりゃそうか。成り行きで一度死線を潜り抜けているとは言え、たかだか15歳の少年に戦場の何たるかを説いても理解し切れる訳が無いわな。

 じゃあ、もうちょっとシンプルに行こうか。

 

 「どうしてもそう考えられないのなら、俺達を憎き相手、それこそザイだと思えばいい。実際原材料は同じだし、似たような機動も出来るしな」

 

 「っ……失礼します。ご教授、ありがとうございました」

 

 少年は苦虫を噛み潰したような顔をすると、グリペンの嬢ちゃんの手を引いてその場を離れた。

 あーりゃりゃ、ちょっと言い過ぎたかねぇ。いきなり味方を敵だと思えと言われても、そんな直ぐには割り切れないってか。わぁかいって良いねぇ。おじさんにはもうあんな優柔不断出来ないよ。すると死んじゃうから。

 

 「……同情のつもりですか?」

 

 っと、今度はファントムの嬢ちゃんが突っかかって来たか。

 同情……ねぇ、彼女の開発経緯を見れば、それが全く無いかと言われれば嘘にはなる。全人類の救済と言う根本的価値観。それは、()()()()()()()()()()()()()()()()()()が背負うには、彼女が背負うにしてはあまりにも重すぎる。

 そんなものは人が、いや、人の形をした器に乗せる料理にしちゃあ豪華すぎるんだ。

 まぁ、先行きが不安だったってのは分からない話じゃないが。

 

 「少年にはただ事実を教えただけだ。一応彼も自衛隊特別待遇な手前、クライアントと同列には見ているつもりさ。だから、死なれたらこっちも商売上がったりなんだよ」

 

 「意外ですね。傭兵と言うのなら、もう少しガサツで金にがめついだけの人間だと思っていたのですが」

 

 挑発のつもりかよ。まぁ、そういう見方をされてもおかしくない商売なのは薄々理解しているが。ファントムの嬢ちゃんは成る程、と嘆息すると、

 

 「ですが、そんな貴方だからこそ理解出来る筈ですよね? 私が何故この様な事をしているのか。だと言うのに、なぜ邪魔をするのですか?」

 

 「そう思ってんなら自惚れが過ぎんぜ、嬢ちゃん。あの模擬戦じゃあ少年たちはこっちの味方だ。こちとら金貰って参加している以上、支援に手は抜かねぇよ」

 

 「成る程、では最後に一つ。貴方は私のジャミングを掻い潜ってまで私を撃墜しました。一体何をしたのですか?」

 

 「まぐれだまぐれ。下手な鉄砲数撃ちゃ何とやらって言うだろ? ましてやレーザー兵器なんだから、薙ぎ払うようにして撃ってやれば、どこかで掠ってくれるかもしれないだろ?」

 

 まぁ、奥の手が無い訳じゃァ無いんだがね。いかんせんこの嬢ちゃんに多くを語り過ぎるのも後が怖いので、そう言う事にしておいてもらおうか。

 さてと、この体の稼働限界も近いしそろそろメンテナンスして貰うとしますかね。

 

 

 ◆◇◆

 

 

 さて、NRTN君育成計画の進捗ですが、可もなく不可もなくと言った具合でしょうか。ぶっ倒れるまで運動させる事が二回ほど出来ているので、根性値に関しては及第点レベルです。しかし、筋力育成が追い付いていませんね。良い体してんねぇにはまだ遠いです。

 

 さて、次の出撃であるFOB破壊作戦ですが、扱い上は章末任務ではありません。が、RTAでは当然二度手間なんて踏ませません。一撃で終わらせます。

 

 YSRDOR兄貴に「これなんだと思う~?」(イキSGT)と衛星写真をブリーフィングルームで見せられます。前線拠点が展開されつつある十字架型の海鳥島には原作には無いどデカい大砲が。太いぜぇ。

 教えて、ファントム先生~。

 

 「この中央の大砲、まだ完成はしていないみたいですが、恐らくは電磁加速投射砲の類でしょうね。確かルーマニアでユリシーズ小惑星群迎撃用に開発された……」

 

 「そう、通称『バラウール』だ。何故連中がそいつをモデルにしたかは不明だが、この砲台は高い砲塔旋回速度をウリにしていた機種の筈だ。しかも、カタログスペック通りなら成層圏外まで余裕で届く射程を持つ。完成されれば、日本全土がいつでも狙い撃たれる訳だ」

 

 その高い砲塔旋回速度がまさか近距離戦闘での鈍器として使われるとは誰も思っていないようです。

 はい、お次の相手はガラス製バラウールです。便宜上Zai・バラウールと呼称されていますが。

 コイツにエスコンX2でミンチにされた兄貴も多いのではないでしょうか。今作でもそのトラウマは再現されており、エース棍バットされた日には当然即死です。

 

 世界観について少し触れておきますと、ユリシーズ小惑星群の迎撃設備として、各国でやたらレールガンが発達しています。その為、戦闘機用に小型化されたレールガンの開発も進んでいる訳です。実用化しているのはアメリカとロシアだけですが。

 こんだけレールガンが有ったらユリシーズの迎撃も成功するに決まってます。当たり前だよなぁ?

 因みにこの日本にも温泉の名前が付けられたレールガンが各所に点在しています。一体どこ澤重工製なのでしょうかね。

 

 さて、出撃の依頼が来たところでさっそく部隊編成と行きたい所ですが、早速ごねてますね。 

 解決策として、

 

 「自分が前衛を務める」

 

 「アプラから増援を呼べばいいだろう?」

 

 と提案しましょう。これによりライノ姉貴とジャズ野郎が編隊に合流するので、インターミッションでの好感度稼ぎが可能になります。ここで稼いでおかないと3章でザイノ姉貴化された時に収拾が付かなくなるので注意しましょう(2敗)。

 

 さて、戦闘空域突入前の空中で再び会話パートに入ります。NRTN君がファントム姉貴の開発経緯を知って何とか仲を取り持とうと声を掛ける場面ですね。

 ここは本来専用チャンネルで会話しているので内容は聞こえない筈なのですが、IEWS、またはそれに類する電子戦装備を持っている場合は割り込みが可能になります。ADFX-02であれば専用装備である統合電子機器『モルガナイト』が標準装備なので割り込み可能です。ここでの選択肢は、

 

 「根を詰めると怪我するぜ、お婆ちゃん?」

 

 です。

 NRTN君とグリペン姉貴の唖然とした声が聞こえますが無視だ無視。

 

 「女性に年齢の話題は禁句では? お・じ・さ・ま」

 

 と返って来たので好感度調整は完璧です。予測不能の事態のせいで調整が狂ったかもとヒヤヒヤしましたが、何とかなりそうですね。

 戦闘空域である海鳥島に近づいくと、海中から何かが飛び出てきます。敵の潜水艦を発見!! 海軍の支援を要請する!!(にほんへ)

 

 ガラス製の潜水艦の上部から五機の戦闘機が上空に射出されたところで今回はここまで。小時間のご拝読、ありがとうございました。Part2に続きます。

 




年内に二章までは終わらせたい……

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