リボーンダンガンロンパ80th 帰ってきた絶望の高校生   作:M.T.

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第4章(非)日常編②

ギャルゲーもどきゲームも2日目に入った。

 

あたしは、相変わらずアーニャちゃんと魅神君の二人とお話していた。

 

「…この生活を続けて、気づいた事がある。」

 

アーニャちゃんは、紙を広げながら言った。

 

「多分、好感度の数字は、私達が男子をどう見てるかで変動してる。で、その数字が変わるのはやっぱりきっかけみたいなものがあるんだと思う。…さっきモノクマから聞いて、目安をまとめてみた。」

 

「…アーニャちゃん、いつのまにかそういう情報ゲットしてるよね…」

 

 

 

10:相手のためなら自分も他人も躊躇なく殺せる

9:相手のためなら死ねる

8:相手のためなら大概の事は我慢できる

7:結婚したい

6:恋人

5:付き合いたい

4:なくはない

3:親友感覚

2:友達感覚

1:一緒にいる事が多い

0:普通以下

 

 

 

「7〜10とか絶対無理そうじゃ〜ん。」

 

「全くだな。…評価の下限が0なのが残念だ。私の中での貴様の評価などマイナスだよマイナス。」

 

「酷いよ〜。」

 

佐伯君が食堂に来た。

 

「よお、また作戦会議かなんかか?」

 

「まあね。」

 

「ところでー、佐伯ー。お前、千葉崎ちゃんにこき使われてたけど、ぶっちゃけ今好感度いくつなのよ?」

 

「…1だってよ。」

 

「だっさwww」

 

「うるせえな!そういうお前は0じゃねえか!!」

 

「いいんだよ俺はー。こんなゲームに興味ねーし、ブス共に好かれても困るからなー。」

 

魅神君が、腹立つ事を言いやがった。

 

「…魅神君。そろそろ怒るよ?」

 

「ごめんってば〜。」

 

「…あ!佐伯!!こんなところにおったか!!今日は余と座禅を組む約束であろうが!!」

 

「す、すいませんりむ様!!」

 

「早うせい!!」

 

「はひぃいい!!」

 

「…あはは…こき使われてるなぁ。」

 

◆

 

九十九と小林は、トレーニングルームで鍛えている。

 

「小林君!!!君、なかなかやるじゃないか!!!」

 

「えへへ…そうかな…嬉しいのだ!!」

 

「よし、じゃあ次は競走だ!!!どっちが先に1000m走り終わるか勝負だ!!!」

 

「負けないのだー!!」

 

二人は、競走をした。

 

結局、僅差で九十九が勝った。

 

「モモゾー速いのだー!!」

 

「小林君も、速かったぞ!!!…そうだ、腹が減ったな…そろそろ何か食べないかい!!?」

 

「ボクもお腹ペコペコなのだー!!」

 

二人は食堂に向かった。

 

丁度、夏川達が出て行った後で、中には誰もいなかった。

 

「今から何か作るから、そこで待っていてくれ!!!」

 

「わーい!!」

 

数十分後、九十九は山盛りの白米と肉炒めの入った丼を持って厨房から出てきた。

 

「できたぞ!!牛丼だ!!!」

 

「やったー!!おいしそうなのだー!!早速食べるのだー!!」

 

二人は、一緒に牛丼を食べた。

 

「よし、腹ごなしも終わったし…また筋トレしよう!!魅神君がくれたプロテインもまだ残ってるし、まだまだ筋肉をいじめ抜かないとな!!!」

 

「サンセーなのだー!!」

 

その後、二人は一日中トレーニングをした。

 

◆

 

千葉崎と佐伯は、千葉崎の部屋で座禅を組んでいる。

 

部屋は、本人の好みに合わせた部屋になっているらしく、和室のスペースがあった。

 

「…あの〜、りむ様?そろそろ足が痺れたんですが…」

 

「静かにせんか。ただ黙って精神を統一するのじゃ。」

 

(あー…なんでこんな事に…口説いた時、千葉崎ちゃんが一番反応が良かったから千葉崎ちゃんを攻略する事にしたのに…これじゃあ、俺が攻略されてるようなもんじゃんか…ミスったな〜。どうせなら、夏川ちゃんにしとけば良かった…)

 

ペシッ

 

「痛てっ!!」

 

千葉崎が、佐伯の頭を靴べらで叩いた。

 

「お主、心が乱れておるぞ!!真面目にやらんか!!」

 

「す、すみませんりむ様!!」

 

「…まあ、確かに小一時間ずっと座禅を組んでおるからのぉ。そろそろ休憩にしても良いかもしれんな。」

 

(あー…やっと解放される…)

 

「ん?何をぼさっと突っ立っておる?早く茶を沸かさんか。」

 

「え゛?」

 

「何を驚いた顔をしておるのじゃ。言ったであろう?そろそろ休憩にするとな。」

 

(休憩って…お前がすんのかい!!)

 

「ん?なんじゃお主。まさか、余に文句があるわけではなかろうな?」

 

「あっ、いえ…その…」

 

「お主、言ったではないか。『オレが利夢姫を守る騎士になる』とかなんとか…」

 

「えっと…それは…」

 

「騎士になりたいならまずは下僕から始めよと言っておるのじゃ!わかったら早う茶を沸かせ!」

 

「ひぃいいい!!すみませんでしたりむ様!!このわたくしめがお茶を沸かしに行って参ります!!」

 

◆

 

宇田川と相浦の二人は、九十九と小林が去った後の食堂で昼食を食べながら話していた。

 

「相浦君。さっき、ガチャでこんなものをゲットしました。貴女なら喜んでくれるんじゃないかと思って…」

 

宇田川は、相浦にヒマワリのピン留めをプレゼントした。

 

「あ、フィボナッチ数列!…嬉しいです。…ありがとうございます。」

 

相浦は、嬉しそうにピン留めを受け取った。

 

「喜んでくれたみたいで良かったです。…そうだ、この後一緒に映画でも見に行きませんか?」

 

「…賛成です!」

 

二人は、視聴覚室に映画を見に行った。

 

「…面白かったです。ありがとうございます。」

 

「気に入りましたか?これ、僕のお気に入りの映画なんですよ。」

 

「そうなんですか?」

 

「はい。何度見ても飽きない名作です。」

 

「…あの、今度は私のおすすめの映画を一緒に見てもらっても?」

 

「もちろんです!楽しみにしています。」

 

「…ありがとうございます。」

 

◆

 

あたしは、アルターエゴ法正君とお話をした。

 

「ねえ、ぶっちゃけさー。法正君の中で、あたしへの好感度はどんくらいなの?」

 

『でもあれって、女子の、男子に対する好感度でしょ?男の僕が答えても…』

 

「いいから。教えてよ。」

 

『…10だよ。夏川さん。君の事は、世界中の誰よりも好きだ。』

 

「えへへ…」

 

『夏川さんは?僕への好感度はどれくらいなの?』

 

「…秘密!」

 

『…夏川 メグのデータを分析中』

 

「ちょっと!勝手に分析すんな!!」

 

あたしは、気になった事を聞いてみた。

 

「そうだ。今、パソコンの解析ってどれくらい終わってるの?」

 

『今、このコンピューターのデータの解析は…』

 

「あ、待って。一回相浦さんの画面に戻して。そういうの、法正君の顔で言うのはちょっと違う。」

 

『わかったよ。相浦さんに代わるね。』

 

『お呼びですか?夏川さん!』

 

画面が切り替わり、アルターエゴ相浦さんが出てきた。

 

「今、このパソコンの解析ってどれくらい終わってる?」

 

『現在、このコンピューターの83.7%のデータを解析済みです!』

 

「そっか。じゃあ、ほとんど終わってるって事だね。ありがとね!」

 

『はい!ご用件があれば、いつでもこのアルターエゴ・バージョン2をお呼びください!』

 

◇

 

3日目に突入した。

 

あたしは朝食の準備をした。

 

「…こ、個性的な目玉焼きだな…」

 

佐伯君が、青ざめた顔をしながら感想を言う。

 

「…ごめん。失敗しちゃった。」

 

「なんか炭みたいなのがジャリジャリするのだ…」

 

「控えめに言ってダークマター」

 

「苦行」

 

小林さん、魅神君、千葉崎さんが散々酷評してくる。

 

「だからごめんってば…」

 

「炭素を補給できていいんじゃないか?」

 

アーニャちゃんが嫌味を言う。

 

「う…。」

 

「…お、おいしいですよ?夏川さん。」

 

「ありがとう!そう言ってくれるのは相浦さんだけだよ!」

 

そんなこんなで、全員朝食を完食した。

 

「…相浦君。この後、時間ありますか?」

 

「はい…ありますけど…どうしてそんな事を?」

 

「良かった。少し、貴女に伝えたい事が…」

 

「お!?マジっすか!?告っちゃう系っすか!?いやあ、お熱いねえ!!」

 

魅神君が、口笛を吹きながら宇田川君を冷やかす。

 

「貴方は黙ってください!」

 

◇

 

食事の後は、アーニャちゃんと行動することにした。

 

「アーニャちゃん、どこ行きたい?」

 

「…任せる。」

 

結局、二人で図書室に行った。

 

「…ねえ、あそこに行きたい。」

 

アーニャちゃんは、漫画コーナーを指差した。

 

「面白いよね。図書室に漫画を置いてるなんてさ。じゃあ、行こっか。」

 

アーニャちゃんと漫画を読み漁った。

 

アーニャちゃんは、目を輝かせながら漫画を読んでいた。

 

(…そっか、漫画読んだ事ないのか…)

 

そこで時間を潰していたら、3時間くらい経っていた。

 

「…面白かった。腕が伸びたり、腹から道具を出したり…あれが漫画というものなのか。」

 

アーニャちゃんはアホ毛をピコピコさせていた。

 

どうやら、ご満悦だったらしい。

 

◆

 

九十九と小林は、プールで泳いでいた。

 

「モモゾー!!ショーブなのだ!!」

 

「望む所だ!!!」

 

二人は、泳ぎで競争した。

 

結局、九十九が勝った。

 

「くやしーのだ!!」

 

「小林君も速かったぞ!!!」

 

「そうかな?」

 

小林は、しばらく黙った後で、言った。

 

「…あのさ、モモゾー…ボクは、その…」

 

「ん?何だ?」

 

「…やっぱりなんでもないのだ!!」

 

「…そうか。」

 

小林は、顔を赤くしながら俯いていた。

 

「ん?どうした、小林君。体調が悪いのか?」

 

「ー!!」

 

「熱があるんじゃないか?今日はもう休んで、保健室に行った方が…」

 

「う、うるせえ!!!俺の心配なんかしてんじゃねえよ!!」

 

「こ、小林君!!?急にどうしたんだい!?」

 

◆

 

「佐伯よ、余は退屈じゃ。何か和歌を詠め。」

 

「は、はあ…でもりむ様、オレ和歌なんて詠んだ事…」

 

「つべこべ言わずに余を満足させる歌を詠んでみよ!!」

 

「は、はい!!りむ様!!え…ええと…」

 

佐伯は、硯に墨汁を垂らす。

 

「む!!?」

 

ペシッ

 

千葉崎が、佐伯の頭を靴べらで叩く。

 

「痛てっ!!りむ様、オレ何かやらかしました!?」

 

「お主!!墨汁を使うなど、何を考えておるのじゃ!!余は、そんな邪道な方法認めんぞ!!墨を磨って水で溶け!!」

 

(えぇえええ!?メンドクセェエエエエエエエ!!)

 

30分後

 

「うむ。歌が出来たか。どれ。」

 

(て…手がめっちゃしんどい…)

 

バリッ

 

千葉崎が、紙を破る。

 

「何じゃこの歌!!まるでなっとらん!言葉遣いが幼稚じゃし、心がこもっておらん!あと、墨が薄すぎじゃ!!やり直せ!!」

 

(えぇえええええええ!!?)

 

◆

 

相浦が、宇田川の部屋をノックする。

 

「相浦君。来てくれたんですね。どうぞ、中へ。」

 

「…はい。お邪魔します。」

 

相浦が、宇田川の部屋に入る。

 

二人はベッドの上に座る。

 

「…あ、あの…譲治さん。…大事なお話って、何ですか?」

 

「えっと…その…ぼ、僕は…」

 

「…好きなんですよ。貴女の事が。」

 

「…え。」

 

「初めて話した時から、僕は貴女に惹かれていました。…だから、その…僕とお付き合いしてください。お願いします。」

 

「…ひぐっ、ぐすっ…」

 

相浦は、泣き始めた。

 

「あ…ごめんなさい、泣かせるつもりは…嫌、でしたか?」

 

「いえ…私、男の人からそんな事言われるの、初めてなので…嬉しくて…」

 

「…でも、ごめんなさい…。」

 

「…そうですよね。…僕じゃダメですよね…変な事言ってしまってすみません…」

 

「…違うんです。私…譲治さんの事は、同級生としても、男の人としても、いいなって思ってるんですけど…私、可愛くないし、トロいし、臆病だし…譲治さんとは、どう考えても釣り合わないですよ…だから、お付き合いする事は出来ません…ごめんなさい。」

 

「…相浦君。」

 

宇田川は、相浦の手を握って言う。

 

「好きだったんだ!ずっと…!だから、僕と付き合っていただけませんか!?…僕、本気なんです…!」

 

「…本当に、私なんかで…いいんですか?」

 

「貴女じゃなきゃダメなんだ!!」

 

「…私、これまでに誰かと付き合った事がないので…恋人になるとか、そういうの全然わかんないんですけど…それでもよければ…」

 

「じゃあ…」

 

「…えっと、よろしくお願いします。」

 

「…相浦君!」

 

宇田川は、相浦を抱きしめる。

 

「譲治さん…」

 

二人がキスをする。

 

「…譲治さん、あなたのしたい事を、私にしてくれませんか?」

 

「本当にいいんですか?」

 

「…私、あなたにだったら何されてもいいです。」

 

「…相浦君。…いや、つぐみ…!」

 

宇田川が、相浦を押し倒す。

 

◆

 

「…うっわぁ〜。まるで少女漫画じゃん。」

 

魅神は、壁にぴったりと張り付きながら壁の穴を覗いていた。

 

「こりゃあ、弄り甲斐がありそうだな〜。」

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