リボーンダンガンロンパ80th 帰ってきた絶望の高校生 作:M.T.
…そんな。
嘘だ。
どうして君が…
ピンポンパンポーン
『オマエラ!!死体が発見されました!至急無菌室前までお集まりくださーい!!』
みんなが集まってきた。
「…モモゾー?…モモゾー!!そんな…うわぁああああああぁあああああぁああああ!!!」
「…そんな!…九十九さんが…!」
「九十九殿…!」
「嘘だろ…!なんで…!」
「…起きてしまいましたか。」
「…九十九。」
無菌室内で寝ていた魅神君が、目を覚ました。
「…フガッ!…んえ?何…?みんな、どったの?…って、うわ!びっくりしたぁ…九十九キュン死んでんじゃん!!嘘でしょお!!?」
魅神君は、わざとらしく驚いていた。
「やー、参ったなー。寝てて全っ然気づかなかった!うん。」
魅神君は、ウイルスに侵されているはずなのにピンピンしていた。
『えー、じゃあ、現場の調査なんですけど…しょうがないな、じゃあ3つだけ防護服貸してあげるから、入りたい人だけ中に入って調査してくださーい!』
「…どうする?誰が行く?あたしが行くのは確定として。」
「お、オレは行かねえからな!!」
「余も嫌じゃ。」
「私もパス。感染のリスクを冒してまで入りたくない。」
「…わ、私行きます…!」
「ダメです。僕が行きます。貴女はそこで待っていてください。」
「…でも…。」
「僕たち、恋人同士ですよね?…だったら少しは信用してください。」
「…わかりました。…絶対、感染はしないでくださいね。」
「ボクはもちろん行くのだ!!!モモゾーを殺した犯人が許せないのだ…絶対に、見つけて捕まえてやるのだ!!!」
結局、宇田川君、小林さん、あたしが無菌室に入る事になった。
『じゃあ、防護服を着たら、そこにある消毒ルームで消毒してから入ってね!みんなには、ファイル送っとくよ。…今回は人数が少ないし、オマケでプラス1時間捜査時間を増やしてあげるよ。それじゃ、捜査チームは頑張って手がかり見つけてね!』
あたしたちは、無菌室に入った。
「みんないらっしゃ〜い!…あ、そーだ!夏川ちゃん、フルーツ持ってきてくれたんでしょー?俺、梨が食いてーなー。早く梨剥いてよー。それで夏川ちゃんが可愛くあ〜んして食べさせてー?ねーねー早くー!俺病人だよー?手厚く看病してくれなきゃ寂しくて死んじゃうんだけどー?」
「うっせぇ!!お前はうさぎちゃんか!!…っていうか、そんな元気があるなら、一緒に捜査手伝ってよ!」
「ちぇっ、つれねーな。」
まず、モノクマファイルを確認した。
被害者は、九十九 百三。
死亡時刻は、午後11時頃。
無菌室のベッドで横になったまま死亡していた。
死因は、刺殺による失血死。
心臓を刃物のようなもので刺されて死亡。
【コトダマ入手:モノクマファイル】
死因は刺殺による失血死とある。
「…あと、モノウイルスが入った注射器が盗まれたんだっけ?」
【コトダマ入手:盗まれたモノウイルス】
化学室から盗まれた。
「九十九君の死体を調べてみよう。…ん?これは…ベッドを貫通してるな…」
【コトダマ入手:ベッドを貫通する刀傷】
ベッドを貫通した刀傷のようなものがあった。
「…あ、九十九君、好感度10も持ってたんだ…」
【コトダマ入手:九十九君の好感度】
最高好感度は10。
「…あと、確認したい事は…」
「ねえ、宇田川君。モノウイルスの症状を確認したいんだけど。」
「…モノウイルスは、空気感染はしません。…ですが、ウイルスや感染者の体液を、直接身体に取り込む事によって感染します。モノウイルスの患者は、40度以上の高熱を出し、毛細血管の破裂によって口や鼻、目などから出血します。そして、最悪の場合死に至ります。…発病は個人差がありますが、潜伏期間が非常に短く、大抵の場合感染から半日で発病します。…稀に、発病しない人もいるみたいですけどね。」
【コトダマ入手:モノウイルスの感染経路】
感染者の体液によって感染する。
【コトダマ入手:モノウイルスの発病】
稀に感染しても発病しない人がいるらしい。
「九十九君の死体をもう一度見てみよう…ん?これって…モノウイルスに感染してる…?」
【コトダマ入手:九十九君の死体】
モノウイルスに感染し、発病したと思われる。
「ねえ、魅神君。ちょっと聞きたい事があるんだけど…」
「なんじゃらほい?」
「…無菌室に、君と九十九君以外の人が入ってきたりした?…あ、モノクマ以外でね。」
「いや、入ってくるわけねーじゃん。どんな死にたがりだよw」
【コトダマ入手:無菌室の入室状況】
無菌室には、誰も入っきていないらしい。
「っていうか、気になったんですけど、なんで九十九君が貴方の寝ていたベッドで寝ているんです。」
「ああ、それねー。やー、九十九キュンが体調悪そうだったから、ベッドを譲ってやったのよ。」
「…貴方が殺したんじゃないですか?」
「心外だなぁ。俺は、殺して楽しい奴しか殺さねーんだよ。病気で瀕死のガチムキなんか殺してなーにが楽しいんだよ。」
【コトダマ入手:九十九君のベッド】
元は魅神君が寝ていた。
「…あれ?何これ。電話?」
「あー、それね。無菌室から部屋の外に掛けるための電話だよ。クマさんのいる学園長室と、診察室に繋がるんだと。もちろん、外には繋がんねーからがっかりだねー。」
(…一瞬外に繋がるのかと思って期待したじゃん…)
【コトダマ入手:無菌室の電話】
学園長室と、診察室に繋がる。
プルルルル…
「…はい。もしもし?…アーニャちゃん?」
『診察室の下に空間があるのを見つけた。もしかしたら無菌室の下にも繋がってるかも。…今から歩きながら天井を叩くから、ノック音が聞こえたら床を叩き返して返事をしろ。』
「えっ、ちょっと待って…急に言われても…」
ガチャッ
ツー…ツー…ツー…
「…ホント、勝手なんだから…」
…ン、コン、コンコン…
「…あれ?なんか音がするな…もしかして、アーニャちゃんかな?…床を叩いてみるか。」
コンコン
床を叩くと、ノック音が止まった。
しばらくして、また電話がかかってきた。
『…やっぱり、無菌室と繋がってたみたいだ。…それと、下の空間の天井に血痕があった。』
【コトダマ入手:アーニャちゃんの証言】
診察室の下に謎の空間があり、無菌室と繋がっていたらしい。
【コトダマ入手:地下空間の血痕】
アーニャちゃんが発見した。
プルルルル…
「もしもし?…佐伯君?」
『夏川ちゃんか。ちょっと、オレから報告があんだよ。』
「…何?」
『厨房にあった刺身包丁と、化学室にあったゴム手袋が無くなってた。』
「…報告ありがと。」
【コトダマ入手:消えた刺身包丁】
厨房から消えていた。
【コトダマ入手:消えたゴム手袋】
化学室から消えていた。
「あー、どっこいしょ。」
「ちょっと!魅神君!サボんな!!…あれ?」
魅神君の服がはだけて、腰が少し見えた。
「…ねえ、何これ?虫刺され?」
「あー、それね。おとといの夜さ、なーんか九十九の野郎に後ろからチクッとやられたのよ。」
「チクッと?針かなんかで刺されたって事?…でも、裁縫セットは女子の部屋にあるはずだし…」
「あー、思い出した。注射器を刺されたんだった。」
「それを早く言えよ!!」
【コトダマ入手:九十九君の言動】
魅神君が、後ろから九十九君に注射器を刺されたという。
「…それ、もしかして他の誰にも言ってない?」
「んー。言ってないねー。俺が九十九の野郎にお注射されたっつーのは、俺と夏川ちゃんしか知らないはずだよー。」
【コトダマ入手:魅神君の証言】
注射の事は、誰にも話していない。
『オマエラ、そろそろ時間になったし、学級裁判始めちゃいますよー?至急、赤い扉の前までお集まりくださーい!!』
あたしたちは消毒ルームで体を消毒してから、赤い扉の前まで向かった。
エレベーターに乗り込むと、エレベーターが動き出した。
…また、命懸けの学級裁判が始まる。