リボーンダンガンロンパ80th 帰ってきた絶望の高校生   作:M.T.

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第6章 非日常編②

教室の探索を続けた。

 

教壇の中に、一枚の写真が入っていた。

 

写真には、3人写っていた。

 

黒いショートヘアの少女と、ピンクがかった金髪のツインテールの少女、そして左端に写っている子供だった。

 

左端の子供は、写真が血で汚れていて顔がわからない。

 

服装と体型から、かろうじて女の子だとわかる程度だった。

 

「…これは、一体…誰なの?」

 

写真を裏返すと、

 

『お姉様と私』

 

と書かれていた。

 

…お姉様?…もしかして、写真に写ってる女の子はみんな姉妹なのか?

 

写真を見ていると、後ろから佐伯君が声をかけてきた。

 

「なんか、DVDみたいなの見つけたぜ。視聴覚室で見てみようぜ!」

 

みんなで視聴覚室に向かった。

 

 

視聴覚室に行って、映像を見た。

 

 

 


 

法正と男子生徒がトランプで遊んでいる。

 

「ぐぬぬ…ま、参った…」

 

「法正、また圧勝かよ〜!ヤベえな!」

 

「えへへ…」

 

「さすが、クラス一の天才やな!」

 

「ねえ、何やってんの?」

 

「夏川か。いや実は、法正とトランプしてたんだけど、こいつ強すぎんだよ!」

 

「メグもやる?」

 

「わーい!やるやるー!」

 

「お前らラブラブだなw」

 

「結婚したら法正メグやな。」

 

「よっ、お似合い夫婦〜!」

 

「ヒューヒュー!!」

 

「ちょっ…お前らやめろー!!」

 

みんなが夏川を冷やかしていると、男子生徒が教室に入ってくる。

 

「君たち、みんなで記念写真を撮るから、全員で校庭に集まりたまえ!!」

 

「出たな委員長〜!」

 

「カタブツメガネー!!」

 

「んなっ…いいから、早く校庭に集まりたまえ!!」

 

男子生徒は、教室を後にした。

 

「…行っちゃった。」

 

「良馬、あたし達も行こうよ。」

 

「そうだね。」

 

夏川と法正が、手を繋いで教室を後にする。

 

 

 

生徒全員が校庭に集まった。

 

「ねえ、哀華ちゃん。カメラのタイマーセットしてくれる?」

 

女子生徒が、真っ黒に塗り潰された人物にカメラを渡す。

 

「ザーーーーーーーーーーーーーッ」

 

声にノイズがかかる。

 

黒い生徒が話しているらしいのだが、何を話しているのか聞き取れない。

 

そして、タイマーをセットした黒い生徒は、一緒に並ぶ。

 

「それじゃ、撮るよー!はい、チーズ!!」

 

 

カシャッ

 

 


 

そこで映像は終わっていた。

 

「待てよ…?俺ら、こんな写真撮った記憶無えぞ…?」

 

「さっきデータを読んだでしょう。記憶が消されているんです。」

 

「夏川殿。お主、法正殿と恋仲であったのか。」

 

「今それ聞く!?…まあ、あたしも意外だったけど!記憶が消されている間に、あたしと法正君が付き合ってたなんてさ!」

 

「…お主が法正殿と仲良くしていたという事は、記憶は消されても、体が覚えておったのかのう?」

 

「なんかその言い方やだ!!やめて!!」

 

「…そんな事より、映像の中の黒い人物です。…一体、何者なんでしょうね?」

 

あたしは、もう一度映像を見てみた。

 

そして、ここにいる全員の顔を見た。

 

そこで、あたしは違和感を覚えた。

 

 

1、2、3、4…

 

あれ?1人足りない…?

 

じゃあ、その足りない1人が、黒い生徒…アイカって事…?

 

【コトダマ入手:映像】

記憶にない映像。おそらく、記憶が消されていた間に撮られたものだろう。

 

 

 

「ーーーーーーーーーーッ!!!」

 

映像を見ていたアーニャちゃんが、目を見開いた。

 

「…パリンチェさん?どうかしましたか?」

 

「…そうだ、私は…!」

 

そう言って、アーニャちゃんは気絶した。

 

アーニャちゃんを連れて、みんなで保健室に行った。

 

 

「アーニャちゃん、どうしちまったんだよ…」

 

保健室のベッドで寝ていたアーニャちゃんが、目を覚ました。

 

「…あれ?…私は…どうしてここに…」

 

「貴女が急に倒れたから、ここまで運んできたんですよ。」

 

「…すまない。…ありがとう。」

 

アーニャちゃんは、俯きながら言った。

 

「…でも、急に気絶するなんて…どうしたんですか?」

 

 

 

「…私、思い出した。」

 

「!!?」

 

「…実験の事も、お前らとの思い出も全部…」

 

「じゃあ…!」

 

「…私は、記憶の消去が不完全だったみたいで、国から『アイカの排除』を命じられた事…それだけは覚えていた。…でも、さっきのDVDで、全部…思い出した。」

 

「一体何を思い出したんだよ!?話してくれよ!!」

 

佐伯君は、アーニャちゃんの肩を揺する。

 

「待て待て。今はそれを話させる時ではなかろう。…探索を進めるのじゃ。」

 

「…そうですね。今の僕たちでは、全てを理解するのは難しいでしょう。…探索が終わってからでも遅くは無いのでは?」

 

千葉埼さんと宇田川君の提案で、探索に戻る事にした。

 

 

あたしは、ジョージ君の手紙に書かれていた、彼の部屋に向かった。

 

部屋には何もヒントのようなものはなかった。

 

引き出しが気になったので調べようとしたが、鍵がかかっていた。

 

開ける方法は無いか考えていると、床にマイナスドライバーが落ちているのに気がついた。

 

「…試してみるか。」

 

あたしは鍵穴にドライバーを突っ込んで、力ずくで回した。

 

ガチャッ

 

開いた。

 

 

 

中には、写真、封筒、紙切れ、電子辞書、そして拳銃が入っていた。

 

写真は、さっきの映像の記念写真だった。

 

違ったのは、黒い生徒が写っていない事だった。

 

ちょうど黒い生徒がいた位置をよく見てみた。

 

そこには、モノクマの髪飾りをつけた金髪のツインテールが写っていた。

 

髪以外の部位は、隣の男子生徒の体で隠れて見えない。

 

その写真を見た瞬間、あたしはある人物を連想した。

 

 

…もしかして、この子…

 

 

【コトダマ入手:記念写真】

さっきの映像の記念写真だ。

 

 

封筒を見てみた。

 

封筒には、ジョージ君の字で、

 

法正クンより

 

と書かれていた。

 

封筒の封を切って、中の手紙を読んだ。

 

法正君の字で書かれていた。

 

 

 

 

僕を外まで連れて行って。

 

人を殺したから、僕は罪を償わないといけない。

 

僕の気持ちに気づいて。

 

頭を使って考えて。

 

謎を解き明かして。

 

法正 良馬

 

P.S. Please use your head

 

 

「…何この手紙…これが、法正君が最期に伝えたかった事なの…?…最後の追伸だけ英語なのも気になるし…」

 

引き出しに入っていた電子辞書を手に取ってみた。

 

「えっと…最後の、頭を使えって意味なんだ。…頭を使う?」

 

少し、考えてみた。

 

 

「…!!」

 

「…わかったかもしれない。…これは、法正君が遺した暗号だったんだ。…この辞書は、それを解くために使えって事?」

 

あたしは、早速暗号を解いた。

 

 

 

 

「…やっぱり…そういう事だったんだ。…アイカは…!」

 

【コトダマ入手:法正君からの暗号】

暗号の解読が終わった。後はこれをアイカに突きつけるだけだ。

 

最後に、拳銃と紙切れを見た。

 

 

 

夏川ちゃんへ。

 

これは、俺からの最期のプレゼントです。

 

黒幕を糾弾するのに使ってください。

 

なんと!引き金を引くと、びっくり仕掛けが出てくるオモチャ銃だよ〜ん。

 

それじゃ、バイビ〜^_^

 

『超高校級の希望』夏川 メグさん♪

 

 

 

…ジョージ君、最後の最後までよくわからない人だったな。

 

『超高校級の希望』…それがあたしの…本当の才能?

 

【コトダマ入手:超高校級の希望】

『超高校級の希望』それがあたしの本当の才能だ。

 

あたしは暗号の解読結果と写真と拳銃を持って、部屋の外に出た。

 

保健室に行くと、他のみんなが集まっていた。

 

「夏川殿。やっと探索が終わったのか。余らは、探索を終えたぞ。」

 

「…みんな。聞いて。あたし、わかったかもしれない。」

 

「わかったって何が!?」

 

佐伯君が食い気味に質問してきた。

 

「…それは、アイカの…」

 

 

ピンポンパンポーン

 

『オマエラ!!最後の勝負をしたいと思います!!至急、赤い扉の前までお集まりくださーい!!』

 

「…最後の勝負?…何だよ一体…!」

 

「…ついに、アイカが動き出した。…みんな、行こう。」

 

あたし達は、全員でエレベーターに乗り込んだ。

 

…待っていろ、アイカ。

 

 

 

必ずお前の化けの皮を剥がしてやる。

 

 

 

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