ボールがくれた出会い   作:御沢

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部活かぁ・・・

キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン。

ようやく1時間目の授業が終わった。私は、急いで楓ちゃんの席に行った。

 

 

「楓ちゃん!」

「未雲ちゃん、よかった。来れたのね」

「もう、未雲でいいよ。で、話ってなぁに?楓ちゃん」

「だったら、私のことも楓でいいわよ、未雲」

「/////なんか、照れる・・・」

「ふふっ。可愛い」

「もぅ・・・か、楓の・・・いじわるぅ~」

「・・・もう、可愛すぎ」

「////そ、それで、話は?」

「あ、そうそう、それよ。ねぇ、未雲はサッカーに興味ない?」

「サッカー?いいえ、全然。サッカー、したこともないもん」

「そうなんだ・・・」

「でも、それがどうかしたの?」

「いや、今日の朝会った皆は、サッカー部つながりなの。葵とちかちゃんはマネージャー、私と剣城、天馬と信助は部員よ」

「えっ・・・ご、ごめん。でも、楓、サッカー出来るの?すごい・・・」

「そう?ありがと。それでね、未雲部活決めてないって言ってたから、サッカー部のマネージャーやらないかなぁ・・・って思ったんだけれど・・・どう?」

「マネージャーかぁ・・・なんか、楽しそう!やってみたいかも!」

「じゃあ、決まりね。今日、見学に来て!」

「うんっ!」

 

 

・・・ということで、私は放課後、サッカー部の見学に行くことになった。

あぁ、楽しみ♪

 

 

そして、いよいよ放課後になった。

「わ・・・なに、これ・・・!?」

「サッカー塔。サッカー部専門の建物よ。中には、サッカー部部室はもちろん、ドリンクを作るキッチンや、仮眠室なども。あ、そうそう、後は合宿をするための部屋とかもあるし、極めつけはサッカーグラウンドも完全完備!どう?すごいでしょ?」

「うん・・・もう、驚きで声が出ないかも・・・」

「未雲、表現が面白いわ。さぁ、もう先輩たちが来ているかもしれないから、行きましょう」

「あ、はいっ。先輩かぁ・・・ドキドキするなぁ・・・」

「ふふっ、大丈夫。先輩たちは優しいから」

「そ、そう・・・じゃあ、楽しみだね」

「えぇ」

 

 

そして、私と楓はサッカー塔に入った。サッカー塔は、中もすごかった。今までのサッカー部がとったと思われる賞状や、トロフィー。その中に、私が幼いころ有名だった中学生たちも、飾られていた。でも、そこには触れなかった。いつか話してくれると思ったし。そして、部室についた。

「き、緊張するな・・・」

「大丈夫よ。じゃあ、入るわね」

「うんっ」

私は、顔をこわばらせたままサッカー部の部室に入った。皆の視線が、私に向けられているのがよくわかった。恥ずかしかった。しばらく無言の時間が続いた後、ウェーブのかかった栗色の髪の毛の男の子が、楓に質問してきた。

「楓、この人は・・・?」

「はい、この子は金田未雲ちゃん、2年1組でサッカー部マネージャー希望です」

「金田さんか・・・俺は、雷門中サッカー部キャプテンの神童拓人だ。宜しくな」

「あ、はい・・・神童先輩。あ、後の方は・・・」

神童先輩の後ろには、たくさんの人が並んでいた。右から、ピンクのお下げの人、青がみで左目が隠れている人、長い髪をポニテにしている人、横にオレンジ色の髪の毛が生えている人、やせ気味の黒髪の人、白い大きな眼鏡ツインテの人、変なゴーグルをしている人・・・という順番だった。

「あ、紹介しよう。右から、霧野、倉間、錦、一乃、青山、速水、浜野だ。後は・・・」

神童先輩が続けようとした瞬間だった。部室のドアが開いて、2人の男の子が入ってきた。

「すいません・・・って、新マネですか?」

「わぁ・・・マネージャーですか?」

「あぁ。あ、こいつらは、狩屋と輝。それで、こっちが・・・」

「あ、大丈夫です。知ってますから。ありがとうございます」

「そうか?ならいい。さぁ、ここからは天馬の番だ」

「それじゃあ、皆さん、まずは楓が帝国から鬼道コーチの練習メニューを持ち帰ってきたから、各自、それをやってください」

 

 

そして、いよいよ私が見学するサッカー部初練習が始まった。

わたしは、わくわくしていた。

 

 

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