ボールがくれた出会い 作:御沢
あたしは、瀬戸水鳥。
雷門中学校サッカー部のマネージャー。そして、今日から『真イナズマジャパン』のマネージャーでもある。
そして、早速楓の提案で合宿になった。
あたしの班は、D班。
メンバーは、大和(聖堂山中、ドラゴンリンク)、雪村(白恋中)、一乃(雷門中)、浜野(雷門中)、狩屋(雷門中)、真男(雷門中)、茜(マネージャー、雷門中)、あたし水鳥(マネージャー、雷門中)の8人と、新しく入った豪炎寺大地。
名前を聞いてわかるように、豪炎寺コーチの血縁者。
豪炎寺コーチの従兄弟の息子(?)らしい。まぁ、そんなこと言われてもあたしにはわかんなかったけど。
そして、合宿の場所についた。
まずはびっくり。とにかく大きい。神童が横で、
「俺の家と同じくらいか・・・」
とか言っていた。神童の家といえば、ここら辺では知らない人がいないくらいの大豪邸。そんな大豪邸くらいの建物が、こんな超山奥にある。しかも、山吹家の別荘だと!?これを別荘と呼ぶのか!?家でもない、これこそ『大豪邸』なんじゃ・・・?
そんなことを考えたのは、私だけではないようで、皆が唖然としていた。持ち主の楓はというと、
「皆さん、嫌でしたか?だったら、ここから45分くらいのところにある山『猛蘭山(もうらんざん)』という山に、ケビンくらいの大きさのコテージが6つほどあるので、そっちに行きますか?」
など言っている。
別のところにもあるのかよ!?しかも、6つもケビンだと!?その現実離れした感覚に、皆がまた唖然とした。
あたしは、ふと不思議に思ったことがあったから、楓に質問した。
「なぁ、その、さっきの『猛蘭山』とか言う山も、この今いる山も、もしかしてお前の家の所有地か?」
「はい・・・といいますか、ここらへんの山は全て山吹家の所有地ですが・・・それが、どうか致しましたか?あっ、でも、神童家と鬼道家も所有していますよね?」
「あぁ、神童財閥は4つほど・・・」
「鬼道財閥は、3つほど・・・でも、山吹財閥は、11個ほど所有していただろう?」
「はい」
「「「「はぁ!?」」」」
私たちは、合宿が始まる前から驚いていた。
そして、時はたち今は部屋でシーツ敷きの真っ最中。
だが!D班は全く進まない。
大和や浜野や狩屋が遊びまくり。
しかも、なぜかA班の龍馬や純太までやってきた。そして、遊び放題・・・
シーツ敷きを真面目にやっていたのは、雪村と一乃とあたしだけだった。あたしも、龍馬に留められそうだったが、茜が神童の事を聞きまくっていてくれたから、真面目にすることができた。
しかし、3人でやるのは大変だった。
あたしは、途中で円堂監督に呼び出された。
「瀬戸、普通の制服を着ろ」
「はぁ!?なんで!?・・・で、ですか?」
「雷門の代表で、この山吹家の敷地に入っているんだ。正装くらいしておけ。後で活動する時も、ちゃんとジャージを着るんだぞ?いいな?」
「はい・・・で、あたしは何色ですか?」
「水色だ。体育の時、着ないのか?ちなみに1年が黄緑、2年がピンク、3年が水色だろ?リボンの色と同じで」
「サボってるんで・・・ハハ・・・」
「ハハ・・・じゃないぞ。まぁ、俺もさぼってたけどな。さぁ、部屋に戻っていいぞ」
「ありがとうございまーすっ!」
そして、また部屋に戻った。
すると、まだ遊び中だったが、仕事は2人によって終わっていた。
「わりぃ、雪村、一乃」
「いや、円堂監督、何の用だったんだ?」
「制服をちゃんと着ろ・・・だと」
「そういうことか・・・で、制服あるのか?」
「一応・・・でも、1年の1学期以来着てない」
「そうか・・・じゃあ、もう着替えに行ったら?」
「あぁ、わりぃな」
そして、あたしは着替えた。
久々に着た制服を、まじまじと見つめる。結構可愛いと思った。
・・・って、そうじゃなくてぇ!超恥ずかしい!
でも、時間は止まらず、皆の集合時間になっていくと、皆がこっちを見てきて恥ずかしかった。
「な、なんだよ!」
「いや、水鳥さん、似合ってるよ?」
「へ!?」
そして、ちょっと嬉しかった。