ボールがくれた出会い   作:御沢

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攻略方法は・・・!?

「さぁ、世界への第一歩となるアジア予選の第一戦が今、始まろうとしています!解説は私、角馬王将でお送りいたします!」

 

 

日本対韓国の試合が、もう間もなく始まろうとしていた。

選手たちは、アップをして体を慣らしている。マネージャーたちは、自分たちがじたばたしても意味がないとわかっていながら、興奮と緊張する気持ちを抑えきれずにいる。もちろんそれは、私も例外じゃないわけで・・・

試合まであと10分のところで、円堂監督が選手たちを呼んだ。

 

 

「これが第一歩だ。これから先に進むのに重要になってくる、大事な一戦だ。気合入れて行けっ!」

そうたった一言言っただけで、選手の皆の表情が和らいだ。そして、キャプテンの天馬君が掛け声をかけた。

「皆、行くぞっ!!」

「「「「「おぉっ―――!!!」」」」」

円陣を組んだ背中が、妙にまぶしかった。皆は、さっき楓が言ったように『緊張』より『楽しみ』の方が多いみたいだ。

 

 

ピピ―――っ!!!!

 

 

ホイッスルが鳴って、試合が開始された。

韓国代表『ファイアドラゴン』の監督は、かつて円堂監督たちと戦った『龍を操る者』の異名を持つ、チェ・チャンスウさん。それは、あの世界一のゲームメーカーとの呼び声高い、鬼道コーチに匹敵するほどの天才ゲームメーカー。コーチとして、これもかつてイナズマジャパンと戦った、10年前の『ファイアドラゴン』のメンバーだった南雲晴矢さんと涼野風介さんもいる。

 

 

まず初めに攻撃をしたのは、日本。

剣城くんが蹴ると見せかけて、楓にパス!・・・と見せかけて、太陽君へのパス!そのフェイントに、ファイアドラゴンのメンバーは、少し戸惑ったみたいだ。その太陽君の持っているボールが、速いパスによって天馬君にわたった。そして、天馬君が化身を出してアームドした。魔神ペガサスがアームドした姿は、純白に包まれる神々しいもの。そのままジャスティスウィングでシュート!と誰もが思った。しかし、天馬君が叫んだ。

「楓っ!シュートチェインだっ!」

「えぇっ!分かったわっ!」

そう、それは超強力なシュートチェインだったのだ。皆が唖然とする中、その強力なボールを、楓が鮮やかに受けた。―――パスが通ったのだ。そして、楓もアームドをした。楓の大天使ミカファールは、天使の羽のように美しい羽根のついたティアラのような物が頭に乗っていて、背中にも柔らかそうな美しい羽根がある。その他の鎧は、美しく気高いミカファールと楓を表しているようなデザインだ。色はおもに黄色とオレンジと白で出来ている。そのミカファールをアームドした楓が、化身シュートである『クールハニー』でゴールをした。あわてた様子で、相手のGKも化身を出したけれど、アームドは出来ないらしく、あっさりとゴールを決めた。

 

 

わぁぁぁぁぁっ!!!!!

 

 

スタジアムが、興奮に包まれた。

「はぁ・・・はぁ・・・」

「楓っ!ナイスだったよっ!」

「天馬のパスも、よかったわよ」

「楓、ナイスだ。天馬も、ナイスアシスト」

「本当だ。先制点は大きいぞ」

「ありがと、京介。ありがとうございます、神童先輩」

選手たちが、グラウンドのあちらこちらで喜びの声をあげていた。

 

 

しかし、ファイアドラゴンもなかなか手ごわい監督のチームだ。

それから前半戦は、全く得点が入らなかった。しかし、相手も得点を決めることは出来なかった。お互いのチームが、頭を悩ませてどう攻略するのか・・・ということを、皆が見守っていた。イナズマジャパンの選手のゲームメークは、神童先輩が行っている。ファイアドラゴンは、チェ監督の親戚筋に当たるチェ・ソンリンというキャプテンが行っている。

この2人が、かつての天才ゲームメーカーである監督、コーチたちの力を借りて、どうチームを動かしてゆくのか・・・これが、後半戦を大きく左右しそうだ。

 

 

ピピっ―――!!!!

そして、前半戦が終わった。

 

 




化身を持ってる人、全員勝手にアームドしちゃいますw(クロストは1年生の頃の話だけど、これはもう2年生になってからの話なのでw)

・・・あぁ、霧野くん、忘れていた・・・ブリュンヒルデ、ごめんなさい・・・
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