蒼穹のファフナー EXTINCT ALVIS 作:naomi
仕事を済ませ急ぎ集合場所へ向かう宇美。
「いらっしゃい。おっ宇美ちゃんお疲れ様。大地達ならもう始めてるぞ」
「おっ宇美ちゃん。こっちこっち」
そこはもはやどんちゃん騒ぎの一角を担っていた。
「遅いわよ宇美」
「ごめんねお姉ちゃん…ってお姉ちゃんまたそんなに呑んで」
「呑んでないわよー、こらぁ大地あたひらの仕事にケチつけるんじゃないよ」
「うるへー。こっちは命張って戦ってんだ。もっと安心して使える兵器造りやがれー」
「あの…どこまで進みました。話し合い」
「いつも通り平行線ですよ美空先生。俺達パイロットは安全な兵器開発を要請してブルク組は応える努力をしてるの一点張り。かれこれ1時間ですか…でっこんな感じです」
「すみません。兵藤さん」
「なんで美空先生が謝るんですか。気にしないでください。いつものことです」
兵藤五郎(ひょうどうごろう)。防衛軍パイロットで大地とは同期の間柄感情のままに動く傾向にある大地を抑えるのはいつも彼である。
「先輩も美空主任もほんと飽きないですよね。今の僕らじゃどうしようもないんだから気楽に考えればいいのに。ねぇー奏さん」
「小太郎くん。私達を信じてくれてないんですね…」
「えっ、ちょっ奏さん。なんでそうなるの」
冬馬小太郎(とうまこたろう)。大地の後輩でパイロット組のムードメーカー、大地を師と仰いでおり大地も弟のように可愛がっている。
秋月奏(あきずきかなで)。優芽の後輩で優芽のことを心酔している。優芽も彼女の能力を高く評価しており、後継者として厳しくも温かい目で見守っている。
「お前ら羽目を外すなよ」
「ごろう。良い子ぶるにゃー」
「この◯◯◯」
「…すみません兵藤さん」
「ったく、毎度毎度連れて帰るこっちの身にもなって欲しいもんだ。おら小太郎、秋月行くぞ。すみません美空先生二人を頼みます」
「はい。おやすみなさい兵藤さん」
夜道で二人を引っ張り帰る宇美
「宇美ちゃん悪い。もう大丈夫だ」
大地は宇美に代わり優芽をおぶる。
「今日は俺の勝ちだな」
「まけてないもん」
「お姉ちゃんったら」
「こいつの酒癖どんどん悪くなってる気がするんだよな…」
「そうですか」
「ちょっと意地悪しすぎたか」
「お姉ちゃん最近仕事終わっても遅くまで機体の改良について考えてるみたいです」
「そっか…今度からはあまり言い過ぎないようにするか」
「大地さん…」
「どうした、宇美ちゃん」
「いえ、なんでもありません。ありがとうございました。送っていただいて」
「気にすんな。昔からのよしみじゃないか。おやすみな宇美ちゃん」
「はい。おやすみなさい」
いつもの1日が終わる。彼女の曇った心を除いては…
(よし、今日の仕事も終わった。…時間過ぎてる、急がなきゃ。…大地さんまた私を誘ってくれた…ダメダメ大地さんはお姉ちゃんの…はぁ)
「宇美くん少しいいかな」
扉が開くと大門寺が立っていた。
「大門寺先生どうされましたか」
「君にこの情報の解析を頼みたい」
「なんですか、これ」
「他の二つのAlvisに派遣した諜報員が手にした情報だ。我々の研究の役に立つ情報が入っているかもしれない」
情報を一通り確認した宇美は驚愕した
「…これは我々の理念に反する内容ではないですか先生」
「確かにそうだ。だが我々の研究を進める大きな足掛かりになるはずだ」
「ですが」
「研究が進めば、君のお姉さんの負担を減らせるかもしれない」
「それは…」
「頼まれてくれないか。ちなみに私が直々に会いに来たということがどういうことか、わかるね」
「わかりました…」
彼女の苦悩はここから始まった。
この話を公式設定として認定されるのは
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あり
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なし