蒼穹のファフナー EXTINCT ALVIS   作:naomi

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「体調はどうですか兵藤三尉」

 

「美空先生。まだ身体が重いですね」

 

「…ごめんなさい。私達の研究が進んでいれば三尉がこんな目に合うことなかったのに」

 

「謝らないでください。再蘇生に失敗し命があるだけ俺はついてます」

 

「三尉…」

 

「そういえばさっき大地達がはしゃいでました。『ウィダシュティン』に代わる新兵器が開発されることになったとか」

 

「はい。今日丁度外部から招いた技術顧問の方がみえます」

 

「そうですか…あの機体達と別れるのも少し名残惜しですが、あのリスキーな機体に代わる新兵器楽しみです」

 

一方のブルクには技術顧問が挨拶に来ていた。

 

「大門寺司令の紹介で特別技術顧問をすることとなった。『ミツヒロ・バートランド』だよろしく頼むよ諸君」

 

「第2Alvis『蓬莱島』ブルク主任。美空優芽だ、よろしく」

 

「美空…あぁ美空宇美の姉か彼女は」

 

「宇美なら多分メディカルルームじゃないか」

 

「そうか、後で挨拶しにいくとしよう」

 

「でっ、おっさん私達はどこから取りかかればいいんだ」

 

「今一度しっかりと目を通してくれたまえ『ファフナー』の設計図を1時間後始めよう」

 

「わかったよ」

 

「相変わらず、はしたない娘だ」

 

「さっさといけクソ野郎」

 

ミツヒロは挨拶周りに行った。

 

「優芽。あのおっさんと知り合いか」

 

「大地か、ミツヒロ・バートランド。昔宇美が世話になってた関係で何回か顔を合わせてるよ私はあの男の人を見下した感じがだいっ嫌いだったよ、もう顔見ることないと思ってたけど、技術顧問がよりによってあいつとはな」

 

「…なんかお前それだけじゃないだろ。イラついてる訳」

 

「…この『ファフナー』って兵器。ミールの力を使うんだとよ、ったく私の苦労の時間返せってんだよ」

 

「確かにな、俺達の島の理念をねじ曲げてまで手を出した新兵器だ。期待してるぜ美空主任」

 

「調子のいいこと言うな、お前もこいつの操作訓練とかあるんだろうからしっかり確認しておけよ」

 

「久しぶりだね宇美」

 

「バートランドさん。お久しぶりです」

 

「まさかあれほど反対していた君が提案したと聞いて私は嬉しいよ」

 

「千鶴先生はお元気ですか」

 

「千鶴…あぁ彼女なら元気なんじゃないか」

 

(あれ、一緒じゃないの…)

 

「一通り施設の状態を確認したが、ファフナーの完成にはブルクの彼等だけでなく君達研究者のスキル向上も必須だ。期待しているよ」

 

「はい」

 

ミツヒロが技術顧問に就いて約1か月。第2Alvis初の試作機ファフナーが完成した。

 

「ようやく完成だ。機体名はなんて名前にする」

 

「まだだ自惚れるな、こいつは本来のファフナーの性能の半分にも満たない実験機だ仮コードで『EF-1』とでもしておきたまえ」

 

「なんだよシラケるな」

 

「パイロットの接続テストを直ぐに始める準備したまえ」

 

テストパイロットには大地が選ばれた。

 

「大地。その…気をつけてな」

 

「なんだ優芽心配してくれんのか」

 

「〜うっさい。早く行ってこい」

 

「りょーかい。美空主任」

 

(確か、この指輪に指を通すんだよな…痛ってーこの身体に接続されるやつスゲー痛いじゃん)

 

「轟少尉だったか、EF-1を起動したまえ」

 

「了解」(こいつは俺で俺はこいつ。目を意識しろ…)

 

「…視界良好」

 

「よしこれより起動試験を始める。準備したまえ」

 

ここで生まれた希望。だが希望が全て希望のままであるとは限らない…

 

彼らは知らなかった、ファフナーがやがて己にも牙を向く兵器であることを。

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