女の子になったけど、俺達は元気です。 作:リュア
女の子の体って……ほえぇ(感動)
「う、うぇ? もう……朝?」
カーテンを突き抜けて、俺の目に太陽の光が起きろといってきた。
「もう、時過ぎんの……早すぎ……」
太陽のせいでもう朝になってしまったのかとガッカリしてしまう。まるで寝ている時間だけ一瞬になってしまったような、そんな感じだ。
しかしまあ、朝になってしまったのなら起きるしかない。結局二度寝したとしても、妹か母さんにぶっ叩かれて強制グッドモーニングルート確定だ。そんなのは御免だね。
「あれ……? なんか大きくね?」
ベッドから降りて部屋を見渡すが、なんかいつもと比べて机とか本棚が大きく見えた。あと、声も高くね?
「まだ寝ぼけてるんだろうな、さっさと顔洗……お……ぅ?」
物が大きく見えたのはまだ寝ぼけていると思った俺は、早足で部屋のドアに向かおうとした。だがその行動を、部屋の少し大きめの鏡が止めた。
「おいおい……誰だよ、お前」
鏡に写っているのは俺のはずなのに、鏡にはロングヘアーの可愛いきょぬー女の子が写っていた。うわ、本当に可愛い。しかも……でかい(圧巻)
「…………あー」
俺がそう言うと、鏡に写る女の子もタイミング良く綺麗に俺に合わせて口を動かした。動かしてしまった。
「つまり…………この滅茶可愛いこの女の子が…………俺?」
もにゅ
「……ぅあっ」
あまりに信じられず、その大きな宝玉に恐る恐る触る。とても柔らかった。マシュマロみたいだと良く聞くが、本当みたいだ。今実際に触ってみて理解した。あとなんかちょっとだけ電流が走った。
てか、さっき変な声が聞こえたが……まさか俺が出したんじゃないよな……?
でもこの場にいるのは俺だけということを考えると……顔が赤くなっていくのを感じた。鏡を見れば俺と同じく頬を赤く染めた女の子……俺がいた。
「は、恥ずかし~」
手を頬に当てて体をクネクネさせて言った。その後なんか……やべえな俺って思うとスッと棒立ちに戻った。
あっ、ちゃんと下もなくなってました。ちくせう。
一応他にも色々動いてみたが、女の子は完璧に俺に合わせてきた。まあそりゃそうよね、俺だもの。
分かった。認めるしかないのは分かった。
でもとりあえず、これだけは言わせてくれ。
「性転換って本当にあるのかよーー!!」
この日から俺、
「お兄ちゃんうるさいよー。何かあったの?」
こ、この声は我が妹、椎野
「死因が恥ずか死とか絶対嫌だ!」
急いでベッドの中にダイブする。そして椿が来るのをだただた待つ。
ていうか、この状態っていざってときに逃げれなくね?
と後悔しベッドから出ようとしたとき、ノックの音が聞こえた。出ようとした体を瞬時に戻し、震えながら丸まる。
「お兄ちゃん起きてるの? 入るよ?」
さあ、来るなら来い我が妹よ!俺を見つけられるものなら見つけてみな!(バレバレ)
ガチャっと音が聞こえてドアが開かれる。さあ、ファイナルラウンド開始だ!
「なんだ、まだ寝てるのお兄ちゃん。じゃあさっきの声は……? ま、いっか。早く起きてよお兄ちゃん、もう朝ごはんできてるよ!」
うわっ、妹力つおいっ。いや、俺が女の子になったからか。だが甘いな妹よ。兄はそんな揺する程度で起きるほどやわではないぞ!
「うぅん……いやっ!」
どうだ! このまだ寝ていたいという感じをこの反応で示したぞ! さあ妹よ……どうくる!?
「そんなに起きたくないのなら……覚悟してよねお兄ちゃん。私のくすぐりに勝てるかな?」
「んんっ! んんんっ!!」
なにっ! 早速最終奥義くすぐりを使うとは、妹よガチだな。しかしどうする……俺は未だにこのくすぐりに勝った記憶がない。
「いくよ~? お兄~ちゃん!」
気配でわかる、椿の悪魔の手がこちらに向かって来ているのが。心臓のバクバクがどんどん早くなる。
こちょこちょこちょこちょこちょこちょ
「ーーーー~~ッッ!?」
とてもだが耐えられない感覚が体の中を駆け巡り、俺は声にならない悲鳴をあげていた。
「おっ、お兄ちゃんにしては良く耐えるね。多分最長記録なんじゃない?」
「ふー! ふー、ふーっ!」
ちくしょう、我が妹め……布団の上からでもこの破壊力……いつも思うが凄まじすぎるっ!
「それじゃ布団を一枚だけ残してからまたくすぐりしようかな~」
「……えっ?」
今なんと言った我が妹は。布団一枚の状態でなんて、俺にとって処刑レベルにも匹敵するはずだ。
そんなこと考えているうちに、上から感じていた布団の重みが消えてしまっていた。い、いつの間に!
「そんじゃ~もう一回!」
「っ!」
椿の攻撃をただじっと待ち構えた。ここまで来たら、正々堂々受けようではないか。さあ、来いっ。
むにゅっ
「……ぁっ」
その場を、沈黙が支配した。
椿の伸ばした腕が、おそらく俺の豊満なむ、胸に当たってしまったのだろう。ま、また変な声を出してしまった。は、恥ずかしい……。
「む、むにゅ!? しかも今の声……まさか!」
椿はそう言うと俺の唯一の壁を剥がした。そうすれば当然女の子になった俺が見えるわけで。
「え……おにい……ちゃん……?」
「み、見ないでぇ……」
ああ、ついに我が妹に見つかってしまった。終わった、俺の人生。
「お兄ちゃん……なの……?」
「………………ぅん」
椿の問いに答える。自分でも小さい声だなと思った。でも仕方なかった。椿になんと言われるかとビクビクしてしまっていたのだから。
「…………か」
「……か?」
「かっわいいーーーー!!」
「う、うわっ! 椿!?」
怯えていたら、突然椿に抱き締められた。俺は目をパチパチさせて、びっくりしてしまった。
「つ、椿。信じられるの? 俺を」
「う~ん……普通なら信じれないと思うんだけど、なんだろう……なんかお兄ちゃんからお兄ちゃん!! って感じが凄くしたから!」
「あはは、なにそれ」
椿の良くわからん理論を聞いていたら、なんかさっきまで怯えていたのが馬鹿らしくなって笑えてきた。
「あ、お兄ちゃん」
「ん? どうした椿?」
今の俺に怖いものはない。少なくとも、妹の納得を得る事に成功した今はそう思ってもいいだろう?
「お母さんにはどう説明するの?」
前言撤回、ありました。怖いもの。
俺の体温が再び急激に下がってしまったのを感じた。そうだった、何故俺は妹が受け入れてくれたことだけで満足していたんだ。忘れていたが、勿論母さんにも説明しなくてはならない。
ちくしょう! 誰だよ、怖いものなんてないとか言いやがった野郎は!
……だが、こうなってしまった以上仕方があるまい。俺も腹を括るとするか。
「まぁ……やるだけやってみるよ」
「説明には私も手伝うね。ほら、もう朝ごはん冷めちゃってるよ!」
「ああ、ありがとう椿」
そういって俺は、重い足取りで椿とともに一階に向かった。
最近女体化にはまってます。