ハイスクールVVV 革命の神憑きは異世界へ   作:夢の翼

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『赤き戦士!――――――ヴレイヴレッド!!』


『緑の誘惑戦士♡―――――ヴレイヴグリーン!!』


『青き犬戦士!―――――ヴレイヴブルー!!』


『黄き雷のダチ戦士!―――――ヴレイヴイエロー!!』


『・・・・・引きこもりダンボール戦士―――――ヴレイヴパープル』


『『『『『五人揃って!!』』』』』




『『『『『神憑き戦隊!ヴァルヴレイヴ!!!』』』』』


エルエルフ「何があった、お前達」

ショーコ「え何!、どうしたのハムエルフ?」

エルエルフ「エルエルフだ、何回間違えれば気が済むっ!!」バシっ!!

ショーコ「ふぎゃっ!!」








革命教室のカーミラ
第十六話 神の不在


昼休み

 

「よく出来ているよ、一誠」

 

「そ、そうか?」

 

「流石、我のイッセー」

 

「オーフィス、頼むから此処で抱き着くのはやめてくれ」

 

一誠は紙粘土の作品をハルト達に見せていた。授業の後、一誠の両親と挨拶したハルト達は外の中庭で話をしていた。

 

「でも、何でハルト達まで来たんだよ?」

 

「オーフィスがさ一誠の授業参観を見に行くって言うからついて来たんだよ、それに一応、一誠のご両親に挨拶もしたかったし」

 

「まぁ、それなら別にいいけどよ。来るなら前もって言ってくれよ」

 

「ごめん」

 

すると渡り廊下に大勢の男子生徒の姿が見えた。その中には松田と元浜の姿も。

 

「魔女っ子がいるだとーーー!!」

 

「これは、写真部として撮らねばーーーーー!!」

 

男子生徒達は大急ぎで体育館の方へ向かって行った。それを見たハルト達は唖然としていた。

 

「ま、魔女っ子?」

 

「らしいな、けど一体誰なんだろう「一誠君」っき、木場」

 

するとハルト達の前に木場が駆け寄って来た。

 

「木場、この騒ぎは何なんだ?」

 

「魔女っ子が撮影会をしてるって聞いて見に行こうかと思ってたら近くで一誠君を見たから」

 

ハルト達は顔を見合わせながら首を傾げた。

 

 

 

一誠SIDE

 

そして問題の体育館の中に入ると大勢の男子がカメラのシャッターを押して舞台の上に立って色んなポーズを取っている魔女っ子を撮影していた、しかもかなりの美少女だ。

 

「あの人だね、どう見ても」

 

「ていうかぁ、何で授業参観の日に魔女っ子が体育館で撮影してやがるんだぁ?」

 

「ふむ、あれが魔女っ子か中々やるな。なぁアーシア?」

 

「はい!ゼノヴィアさん!」

 

「何の話をしてるんだよ、ゼノヴィア、アーシア」

 

俺はゼノヴィアとアーシアにツッコミを入れる「俺も一枚欲しいな~」と考えていると、匙が入って来た。

 

「ホラホラ!解散解散!早く自分の教室に戻れ!」

 

「何だと!?生徒会!横暴だぞ!!」

 

「そうだ!そうだ!」

 

「じゃあお前達が携帯やカメラを持ってきている事、先生方にばらすぞ?」

 

「よし、帰ろ」

 

「じゃあね~ミルキーちゃん」

 

お前ら切り替え早いな、そんなにばらされるのが嫌なのか?まぁ、それはそうだよな。今さらだけどあの魔女っ子が着ているやつ、確か『ミルたん』が夢中だった『魔法少女ミルキースパイラル7オルタナティブ』のコスプレだったな・・・・心は乙女、体は漢(男)の元俺のお得意さまの『ミルたん』が今夢中になってるアニメの。

 

「貴女もそんな格好をしないでください、此処は学校なんですよ?。って、もしかして親御さんですか?そうだとしても場に合う衣装ってものがあるでしょう。困りますよ」

 

「えー、だって、これが私の正装なんだもん☆」

 

「・・・・・・・」

 

匙が注意を促すが、ミルキーはポージングして聞く耳持たない。匙、額に血管浮かべるな、我慢しろ!男が美少女に暴力を振るうのは男の恥だ!・・・・グレモリー先輩やあの堕天使に暴力振るった俺の言えることじゃないけど。

 

「あの魔王、我、許せない」

 

「何でだ?。って言うかオーフィス今お前『魔王』って言わなかったか?」

 

「魔法少女。我の憧れ、それを見せ物にする魔王、許せない」

 

お前もかーーーーーいっ!!!お前も魔法少女に憧れてたのかよ!?そう言えばハルトん家のテレビの下に何故かミルキーのDVDが置いてあったけど、あれお前のだったのかよ!?後、ゼノヴィアとアーシアも見てたよな!?三人体操座りしながら!?。

 

「兵藤!お前も何とかしてくれよ!」

 

「匙。俺、『元』グレモリー眷属で現在はぐれ悪魔。だから生徒会の仕事なんか知らん」

 

「兵藤ーーーー!!」

 

「なぁ?木場、お前手伝ってやれよ」

 

「僕に言われても、はは」

 

木場は苦笑いしてそう言うと体育館に誰かが入って来た。・・・・グレモリー先輩と子猫ちゃん、それにグレモリー先輩と同じ紅髪のイケメンの男性が入って来た、親戚の人かな?。

 

「お兄様、彼です」

 

「成程、彼が」

 

「ん?」

 

するとその男性は俺に近づいてくる、すると手を差し伸べて来た。それを見たグレモリー先輩は驚いている様なだけど。

 

「初めましてかな?兵藤一誠君」

 

「は、はい」

 

俺は自然と男性の手を取り握手をした。すると男性が名乗って来た。

 

「私の名はサーゼクス・ルシファー。リアスの兄で四大『魔王』の一人だ、よろしく」

 

「・・・・・・・・・」

 

ま、まままままままままままま魔王!!??俺消されちゃう!?、しかもグレモリー先輩のお兄様!?、俺グレモリー先輩ぶっ飛ばしたし!、俺はぐれだし!!しかも魔王様、直接俺を消し飛ばしに!?。

 

「そんな固くならないで、私は君を殺したりしないよ?」

 

「え?」

 

「冥界(こちら)側に来た伝説のドラゴンを宿した少年がどんな子か見たかっただけだよ、でも、君はリアスの元を離れて、はぐれ悪魔になったって聞いたから少し残念だったけどね」

 

「は、はぁ~。えっと・・・・すみません」

 

俺は一応頭を下げて謝罪した。何となくだけど一応、頭は下げるべきだと思って。

 

「構わないよ、君は友達を守る為にはぐれになったとアザゼルから聞いてるから」

 

アザゼルさん、俺の事情、トップの人達に話したのかな?。

 

「あ!サーゼクスちゃん!」

 

「セラフォルー、相変わらずその格好だね」

 

あれ?ミルキーとサーゼクスさんって知り合いだったのか?するとミルキーは俺に近づいてくる。

 

「君がリアスちゃんのもとから離れたっていう、ドライグくん?」

 

「えっと・・・・はい、そうです。」

 

「もう!いけない子☆」

 

ミルキーは俺の顔を両手で触り頬を引っ張ってくる。地味に痛い。

 

「あの~失礼ですが、貴女は?」

 

「あ!そうだった!私としたことが忘れてたわ☆」

 

ミルキーはポージングしらがらそう言う、ていうか一々それしないといけないのか?

 

「はじめまして☆ 私、魔王セラフォルー・レヴィアタンです☆『レヴィアたん』って呼んでね☆」

 

ピースサインを横向きでチェキする。

 

え?魔王・・・・・・・・・・・・・・・・・?

 

「「「「「えええええええええええええええええええええええええええッッ!?」」」」」

 

俺とオーフィス以外の全員が絶叫した!マジかよ!この人魔王だったのかよ!?嘘だろ!?ていうか魔王が魔法少女の格好して何してんだよ!?仮にも魔王だろ!?チョー軽いんだけど!?

 

「何か想像を遥かに超えてツッコミ出来ないね・・・・ははは」

 

「魔王が魔法少女だと!?くっ!悪魔め!魔王め!」

 

「ゼノヴィアさん!剣を収めてくださ~~~~い!」

 

ゼノヴィア!お前何デュランダル出してんだよ!やめろ!

 

「なぁ、木場。現四大魔王ってこんなのばっかなのか?」

 

「うん、そうだよ・・・・特にプライベート時は、酷いくらいにね」

 

木場も呆れてやがる、何かこうもっと怖いイメージがあったのにそれが直ぐに崩れ散ったな。

 

「匙、これは何の騒ぎですか?」

 

「あ、会長!」

 

と、そこに生徒会長の支取 蒼那先輩だった、生徒会長を見た瞬間、セラフォルーさんは。

 

「ソーナちゃん!見つけた☆」

 

セラフォルー様は凄い速さで支取先輩に抱き着いた。もしかして。

 

「あのサーゼクスさん、もしかしてセラフォルーさんと支取先輩って」

 

「あぁ、実の姉妹だよ」

 

似てねぇ~な、全然。支取先輩、顔が凄く赤くなってる

 

 

「あれあれ?ソーナちゃん、どうしたの?お顔が真っ赤ですよ?折角お姉様である私との再会なのだから、もっと喜んでくれてもいいと思うのよ?『お姉様!』『ソーたん!』って抱き合いながら百合百合な展開でもいいと思うのよ、お姉ちゃんは!」

 

なんて重度のシスコンだ、この魔王は。

 

「……お、お姉様。ここは私の学び舎であり、私はここの生徒会長を任されているのです……。いくら、身内だとしてもお姉様の行動は、あまりに……。そのような格好は容認できません」

 

「そんなソーナちゃん!ソーナちゃんにそんなこと言われたら、お姉ちゃん悲しい!お姉ちゃんが魔法少女に憧れているって、ソーナちゃんは知っているじゃない!きらめくスティックで天使、堕天使をまとめて抹殺なんだから☆」

 

何平然とそんなどうでもいい事で関係ない他の勢力巻き込こもうとしてんだよ!?、戦争起きちまうよ確実に!?。

 

 

支取先輩は限界だったのか、涙を流して走り去った。これは貴重だ。

 

「待って!ソーナちゃん!お姉ちゃんを置いて何処行くの!?」

 

「ついてこないでください!」

 

「いやぁぁぁぁん!お姉ちゃんを見捨てないでぇぇぇぇぇ!ソーたぁぁぁぁぁぁん!!」

 

「『たん』付けはお止めになってくださいとあれほど!」

 

・・・・・・支取先輩、頑張れ。

 

 

 

「うむ。シトリー家は平和だ。そう思うだろう?、リーアたん」

 

「お兄様、私の愛称を『たん』付けで呼ばないでください……」

 

こっちもこっちで何か始める気だよ……。

 

「そんな……リーアたん。昔はお兄様お兄様と何時も私の後ろをついて来ていたのに……。反抗期か……」

 

・・・・・・・・・この人もシスコンだったか。その後、サーゼクスは俺にグレモリー先輩の幼少時の事を興奮しながら俺に「聞かないかい?」と言われたが傍にいた美人な銀髪メイドにしばかれながら外に連れて行かれた。そこし興味あった事はないしょだけど。

 

 

一誠OUT

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハルトSIDE

 

昼は色々あったけど、いよいよ三大勢力との会談の時間がやってきた。犬塚先輩は堕天使側の所属だから今は一緒じゃないけど、その他の皆は一緒だ。そして会談が行われる部屋の前に来た。

 

「いよいよだよ、皆。僕とマリナが喋るから皆は後ろに待機してて」

 

「おうよ!」

 

「承知した、ハルト」

 

「は、はい!」

 

「だ、大丈夫です!」

 

「オーフィスも後ろに待機してて」

 

「わかった」

 

「よし、じゃあ入るぞ」

 

一誠が扉を開けると、その先には円状の形でサーゼクスさん、セラフォルーさん、アザゼルさん、ミカエルさん、座っていて、サーゼクスさんとセラフォルーさんの後ろにグレモリー眷属とシトリー眷属が待機している、ミカエルさんの後ろに綺麗な女性天使がいて、アザゼルさんの隣にヴァーリと犬塚先輩が座ってた。

 

「来たか、お前ら」

 

「すみません。遅れましたか?」

 

「いや、お前達はそこに座れ」

 

どうやら、遅れなかったらしい。僕とマリナと一誠はアザゼルさんに指定された席に座ると他の皆は後ろに待機する。

 

 

「それでは、全員が揃った所で最重要禁則事項である『神の不在』について始めよう」

 

サーゼクスさんがそう言い三大勢力の会議が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「というより我々天使は――」

 

 話は進んで行き、今度はグレモリーさんに視線を移す。

 

「さて、リアス。そろそろ、先日の事件について話してもらおうかな」

 

 サーゼクスさんがそう言うと、グレモリーさんやソーナさんが立ち上がって、事件について報告した。

 

「――以上が、私、リアス・グレモリーと、その眷属悪魔が関与した事件の報告です」

 

 グレモリーさんが報告し終えると、自分の席に座った。

 

「ありがとう、リアスちゃん☆」

 

 大事な会議でもそのテンションなんだ、凄いな。

 

 

 

「さて、アザゼル。この報告を受けて、堕天使総督の意見を聞きたい」

 

「先日の事件は我が堕天使中枢組織、神の子を見張る者(グレゴリ)の幹部コカビエルが、他の幹部及び総督の俺に黙って、単独で起こしたものだ。奴の処理は――そこの『赤龍帝』が行った。その後、組織の軍法会議でコカビエルの刑が執行された。地獄の最下層(コキュースト)で永久冷凍の刑だ。もう出てこれねぇよ。その辺りの説明はこの間転送した資料に全て書いてあっただろう?それが全部だ」

 

「説明としては最低の部類ですが――貴方個人が我々と大きなことを起こしたくないという話は知っています。それに関しては本当なのでしょう?」

 

「ああ、俺は戦争に興味なんてない」

 

確かにアザゼルさんは戦争を望んでいる様に見えない、信じようと僕は思うしマリナもアザゼルさんの事は信じていいと言ってるから。するとサーゼクスさんはアザゼルさんに聞く。

 

「アザゼル、一つ訊きたいのだが、どうしてここ数十年神器の所持者を掻き集めている?最初は人間達を集めて戦力増強を図っていると思っていた。天界か我々に戦争をけしかけるのではないかとも予想していたのだが……」

 

「そう、いつまで経っても貴方は戦争を仕掛けてこなかった。『白い龍』を手に入れたと聞いた時には、強い警戒心を抱いたものです」

 

散々な言われてるな。アザゼルさん。でも、何か理由があるはずだ。

 

「神器研究のためさ。なんなら、一部研究資料もお前達に送ろうか?って研究していたとしても、それで戦争なんざしかけねぇよ。戦に今更興味なんてないからな。俺は今の世界に十分満足している。部下に『人間界の政治にまで手をだすな』と強く言い渡しているくらいだぜ?宗教にも介入するつもりもねぇし悪魔の業界にも影響を及ぼせるつもりもねぇ。――ったく、俺の信用は三すくみの中でも最低かよ」

 

「それはそうだ」

 

「そうですね」

 

「その通りね☆」

 

確かに警戒されてもおかしくないよね、ヴァルヴレイヴを持っている犬塚先輩や白龍皇、此処には居ないけど堕天使側に他の神滅具所有者が居る以上。

 

 

 

「チッ。神や先代ルシファーよりマシかと思ったが、お前等もお前等で面倒くさい奴らだ。こそこそ研究するのもこれ以上性に合わねぇか。あー、分かったよ。――なら、和平を結ぼうぜ。元々そのつもりで会ったんだろ?天使も悪魔もよ?」

 

――――---っ。

 

『和平』それってつまり平和を共に願おうって事・・・だよね?

 

『えぇ、そうよ』

 

隣に座っているマリナは目を閉じ腕を組んで僕に聞こえる様にそう言う、右に座っている一誠は泥いている様だけど。

 

 

「ええ、私も悪魔側とグリゴリに和平を持ちかける予定でした。このままこれ以上三すくみの関係を続けていても、今の世界の害となる。天使の長である私が言うのも何ですが――戦争の大本である神と魔王は消滅したのですから」

 

「ハッ!あの堅物ミカエル様が言うようになったね。あれほど神、神、神様だったのにな」

 

「……失ったものは大きい。居ない者をいつまでも求めても仕方がありません。人間達を導くのが、我々の使命。神の子をこれからも見守り、先導していくのが一番大事なことだと私達セラフのメンバーの意見も一致しています」

 

「おいおい、今の発言は『堕ちる』ぜ?――と思ったが、『システム』はお前が引き継いだんだったな。良い世界になったもんだ。俺が『堕ちた』頃とはまるで違う」

 

よくわからない、正直、でも大切な事だって事は分かる。

 

「我らも同じだ。魔王が居なくとも種を存続するため、悪魔も先に進まねばならない。戦争は我らの望むべきものではない。――次の戦争をすれば悪魔は滅ぶ」

 

「そう。次の戦争をすれば、三すくみは今度こそ共倒れだ。そして、人間界にも大きく影響を及ぼし、世界は終わる。俺は戦争をもう起こせない」

 

 アザゼルさんは真剣な表情になる。

 

「神が居ない世界は間違いだと思うか?神が居ない世界は衰退すると思うか?残念ながらそうじゃなっかた。俺もお前達も今こうやって元気に生きている。」

 

 

 

「神が居なくとも世界は回るのさ------------」

 

 

神が居なくとも世界は回る、か。

 

 

確かにそうだ、この世界の神は死んだ。けど僕らは生きている、生きてるんだ。アザゼルさんのその言葉は心の中に大きく響いた。

 

「――と、こんなところだろうか?」

 

サーゼクスさんがそう言ったことで、場の緊張が解けた。

一通りの話は終わったみたいだけど。

 

「さて、話し合いも大分良い方向へ片付いてきました、そろそろ貴女方のお話を聞いても宜しいでしょうか?」

 

ミカエルさんがそう言った瞬間、皆の視線が僕らに向いた。緊張するけど、覚悟は決めている。

 

「僕らも皆さんと同じように争いは望んでいません。ですが僕らは何処にも属しません」

 

それを聞いたサーゼクスさん達は驚いた表所をした。

 

「それは、どうしてかな?」

 

「僕や一部の者には、ある『呪い』があります、それを悪用されない為と、この『呪い』は誰の物にもさせてはならないからです」

 

「その『呪い』というのは何なのかしら」

 

グレモリーさんは僕を睨み付けながらそう言ってくる。だけど――――。

 

「すみませんが、『呪い』についての事は話せません。これは『呪い』を受けた者とそれを知った人にしか話せません」

 

「なら、その『呪い』のデメリットだけでも教えてもらえませんか?時縞ハルト君」

 

――――それなら、いいか。

 

「デメリットは――――記憶の消滅、つまり記憶を喰われます」

 

それを聞いた、(神憑きの事を知っている堕天使側以外の)全員は驚愕した表所で僕らを見ていた。

 

「それじゃあ、君は既に記憶を・・・・・」

 

「・・・・・はい、一度全ての記憶を・・・『呪い』に喰われました」

 

『・・・・・・・・』

 

「ハルト・・・・・」

 

大丈夫だよ、一誠。もう記憶が喰われる事はないと思うから。するとサーゼクスさんが。

 

「それじゃあ、君以外にその『呪い』を受けた者は此処にいるのかい?」

 

「後ろに居る、山田ライゾウ君、アーシア・アルジェントさん、そして堕天使側にいる犬塚キューマさんです」

 

「アザゼル、何故言わなかった?」

 

「言ったところでハルトが言うと思ったから言わなかっただけだぜ、それにキューマは自分の意志で俺達、堕天使側についたからな」

 

「そうですか・・・・わかりました。では、その『呪い』の名前は―――」

 

名前、か

 

「呪いの名前は――――『神憑き』またの名前は《マギウス》。それが呪いの名前です」

 

僕は神憑きの名前を等々口に出した

 

「・・・・・わかった、認めよう」

 

「っ!?サーゼクス様!?」

 

「お!どうした?サーゼクス、まさかその『呪い』に怖じ気ついたのか?」

 

「いや、そう言うわけではないよ。ただ彼の目を見ていると幾つもの修羅場を潜り抜けてきた者の目をしていると思ってね。それに無意識だと思うのだが今の彼の顔は大切な者を失ってきた者の表情していたからね」

 

――――っ、そっか。今の僕、無意識にそんな顔していたんだ・・・・そっか。

 

「確かに僕は大切な人達――――いや、共に戦う大切な仲間を――――失いました。数えきれない程に」

 

「「「・・・・・・・・・」」」

 

「それでも、僕らは前に進もうと決めました。死んでいった皆の為にも、『残してきた皆』の為にも」

 

山田君と犬塚先輩も皆に顔を見せない様に顔を背ける、死んでいった皆の為にもそして元の世界に残してきた、ショーコや流木野さん、アキラちゃん、貴生川先生、七海先生の分まで―――僕らは生きなきゃならない。それが僕ら死んだ神憑きの――――償いなのだから。

 

「わかりました。私たち天界側もあなた方、神憑きの存在は内密に致します。それとあなた方のその何処にも属さないという意見も賛成致します」

 

「我々、悪魔も天使側に賛成だ。彼らがそうまで言うならその『呪い』を誰にも受け継がせる訳にもいかないからね」

 

「俺は元からハルト達の意見には賛成だ、正直チートだからな」

 

「皆がそういうなら私も賛成☆」

 

どうやら皆に僕の気持ちが伝わったみたいだ、よかった。僕は一気に緊張感が抜け椅子に座る。

 

「やったな、ハルト!」

 

「うん」

 

するとミカエルさんが。

 

「ところで時縞ハルト君」

 

「ハルトで構いませんよ、ミカエルさん」

 

「そうですか、ありがとうございます。では、ハルト君、彼方の隣にいる少女とその後ろにいるゴスロリ服の女性は一体何者なのでしょうか?――――――――その二人からはとてつもない力を感じるのですが」

 

「えっと・・・・その二人は・・・その」

 

その時、僕らを何かの感覚が襲った。

 

 

 

 

 




久し振りです、皆さん!久し振りの更新です!大事な事なので二回いいました!

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次回! 第十六話 禍の団襲来


革命機ヴァルヴレイヴ、それは世界を暴くテロリスト
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