エルエルフ「どうした?、時縞ハルト」
ハルト「ショーコの服のセンス・・・・君はどう思う?」
エルエルフ「一言で言うなら、クズだな」
ショーコ「コラっ!」
(今のは・・・・)
ハルトは何にかの気配を一瞬感じると周りを見渡す。すると朱乃とシトリー眷属がまるで一時停止されたかの様になっていた。すると隣にいた一誠が気がつく。
「あれ?」
「お、イッセーの復活だ」
気がついた一誠にアザゼルがそう言うとハルトはアザゼルに聞く。
「アザゼルさん、一体今のは?」
「どうやら、グレモリー眷属の僧侶の神器が暴走しているみたいだな」
「神器が暴走?」
「ギャスパー!?」
グレモリー眷属のもう一人の僧侶、ギャスパー・ヴラディの神器、
が暴走し自分より強い者以外は停止させられてる状態の様だ。リアスは眷属であるギャスパーの名前を叫ぶ。
「でも、何で暴走を?・・・これは」
ハルトは外から何かを感じ取った。するとアザゼルがハルトに言う。
「そうか、お前さんも感じたか。そうこれはただの暴走じゃない・・・これは人為的に暴走させられそして」
アザゼルは窓のカーテンを開ける、その先に見えたのは。
「俺達三大勢力を此処で潰そうとするテロリスト共の仕業だってことがな」
「な!何だよあれ!?」
外に見えたのは空に巨大な魔方陣らしき物が見えてその周りには多数の魔法使いが浮遊していた。
「
「カオス・・・ブリゲード」
「まさか、アザゼルさんはその為に神器所有者を!」
「あぁ、いくら戦争を望まない俺でも自衛手段は必要だからな。まぁ悪魔や天使にじゃないけどな」
「そのテロ組織の目的は?」
「破壊と混乱。単純だろう?この世界の平和が気に入らないのさ。――組織の頭は
『――ッ!』
「……そうか、彼が動いたのか。
オーフィス―――――ハルトと一誠、マリナは後ろにいるオーフィスを見る。すると部屋に聞こえなれない声が聞こえた。
『そう、オーフィスが
その声と同時に部屋に一つ、魔方陣が現れた。
「そうか。そう来るわけか!今回の黒幕は――」
「グレイフィア、リアスと眷属をを早く飛ばせ!」
「はっ!」
グレイフィアはグレモリーとその眷属を急かせると、小さな魔法陣を展開しギャスパーの居る部屋に転移した。
「まぁな、こっちは平和に暮らしたいの、破壊と混乱を起こすあいつを見過ごすわけにはいかないな」
アザゼルも堕天使の翼を広げ戦闘準備をする。
「ヴァーリ、お前も外に出て奴らを蹴散らしてくれ。白龍皇であるお前が出れば、奴らは動揺するだろう」
アザゼルの言葉を聞いたヴァーリは窓の前に出る。
「了解―――――
『Vanishing Dragon Balance Breaker!!!』
音声と共にヴァーリの体は白い光に包まれると白い鎧を纏う
これが白龍皇の禁手、|白龍皇の鎧《ディバイン・ディバイディング・スケイルメイル》だ。ヴァーリは窓を突き破って外に出た。
「皆、僕らも行こう!――――――――山田君!犬塚先輩!」
「あぁ」
「ひと暴れするかぁ!」
「ゼノヴィア!アーシアを頼むぜ?」
「任せろ」
アーシアはゼノヴィアの後ろに着いてハルト達はアザゼル達に続いて外に出た。
一誠SIDE
僕らは外に出て戦闘準備をしようと準備していると一つの魔方陣が現れ。
「あれは!、旧魔王の魔法陣・・・それもレヴィアタンの物」
サーゼクスさんがそう言うと魔法陣から女性が現れる
「はじめまして、偽りの魔王・・・そして各勢力のトップの皆様」
胸元を大胆に開けたドレスを着た女性が見下す目でサーゼクスさん達を見る。
「これは、どういう事だ。旧魔王の血を引くもの、カテレア・レヴィアタン」
レヴィアタン?何でセラフォルーさんと同じレヴィアタンの名前を?。
「サーゼクス、我々旧魔王派は禍の団へ参加を決めました」
サーゼクス達はその言葉を聞くと何とも言えない表情をしていた。
(まさか、旧魔王の血族がテロリストに!?)
すると、セラフォルーさんがカテレアと名乗る女性の前に出る。
「本気で言っているのか?カテレア」
「そう受け取ってもらって、構いません」
カテレアはサーゼクスさんにそういう
「カテレアちゃん!どうして!」
セラフォルーはカテレアに叫ぶが
「ぬけぬけとよくそんな台詞を吐けますね、セラフォルー!ですが今日此処であなたを殺して、再び魔王を名乗ります。そして全てを消し去り、新たな世界を創るために私は力を得ました。」
たったそれだけの為に関係のない人達まで巻き込む気なのか!!。
「力を手に入れた・・か・・そりゃお前達の『元』ボスからか?」
「・・・・堕天使の総督」
アザゼルが興味深そうにカテレアを見る。
「でも、もう既にオーフィスは禍の団から抜けたのだからな」
「えぇ、薄汚いドラゴンに着いたと聞いた時は怒りを感じましたからね」
カテレアは一誠とオーフィスを睨み付ける。一誠はオーフィスを守る様に前に出る
「ハルト君、その話は本当なのか?」
「すみません、話そうとした時こうなっちゃったので話が出来ませんでした――――話は後でします。行こう!皆!」
僕の声に皆頷く。
「行くぜ!
『Welsh Dragon Balance Breaker!!!』
「マリナ、僕らも行こう―――――――こい!ヴァルヴレイヴ!」
『えぇ!』
「行くぜぇぇ!ノブ・ライトニングぅぅぅ!!」
「来い!ビースト・ハイ!」
僕らもヴァルヴレイヴを発動し鎧を纏う。それを見たカテレアは僕らを睨み付ける。
「正体不明の神滅具が三つ――――――下賤な人間風情が」
「そんじゃあ、俺も行こうかな」
アザゼルさんはは懐から金色の短剣を出し僕らの隣に来る。
「四対一になるが、そんなの関係ないけどな」
アザゼルさんはそう言うと再びカテレアの方を向く。
「っ!?、アザゼル!まさかそれは!?」
カテレアはアザゼルさんが持っている金色の短剣を見て驚き、アザゼルさんはある言葉を出す。
「禁手化」
アザゼルさんは金色の光に包まれ、光が晴れるとそこには黄金の鎧を纏ったアザゼルさんの姿があった。
「『白い龍』と他のドラゴン系神器を研究して作り上げた、俺の傑作”人工神器”だその名も
黄金の鎧の背中から12枚の堕天使の翼を出し右手に巨大な光の槍を展開していた。
「凄いアザゼルさんはあんな事まで出来るのか?」
『でもあの人工神器はそうは持たないわよ』
僕の中にいるマリナがそう言う。
「どうして?」
『あれは神器をバースト状態にして強制的に覚醒させたんでしょう。あれじゃあ戦闘後に壊れるわ人工神器ってやつは使い捨てで使用するんでしょう』
使い捨ての神器を見てハルトは驚かせられる。
「それじゃあ、行くか?お前達」
アザゼルさんは僕らに顔を向け肩に光の槍を乗せる。
「あぁ、行くぜ!」
『Boost!!!Boost!!!Boost!!!Boost!!!Boost!!!Boost!!!』
一誠はカウントを始め、カテレアに突っ込んで行く。
「真正面から来るとは―――――愚かですね!」
カテレアは一誠に赤黒い魔力を放ってくるが一誠には魔力は通じない!
「
『Absorb!!!』
カテレアの放った魔力は一誠の籠手に吸収される。それを見たカテレアは驚いていた。
「馬鹿な!?、私の魔力を吸収した!?。ブーステッド・ギアにはそんな能力はないはず!!」
「情報不足だったな!――――――犬塚先輩!山田!、あれやるぞ!」
「あれ?」
「「おう!」」
あれって何?もしかして一誠と先輩と山田君、密かに何かの技を開発してたのかな?犬塚先輩と山田君は一誠の隣に来ると一誠は二人の肩に手を置く。
「
『Transfer!!』
倍加した魔力を他の者に譲渡することが出来る、赤龍帝の籠手の能力の一つであるブーステッド・ギア・ギフト。それが先輩と山田君に譲渡され二人は赤いオーラを纏う。
『・・・・・それじゃあ、作戦道理にな?』
『ひひ!』
何だろう、よくない事が起きようとしてるのを感じてるのは僕だけだろうか。すると先輩と山田君はボルト・ファランクスとアームストロングガー・カノンを構える――――――妙な服を着た女性達にも向けて。
「ふふふ・・・・・皆の者!放てーーーーー!!」
「「おおおおおおおおおおおおっ!!」」
緑色の光から赤い光に変わった魔力をカテレアと女性魔法使い達に放つ。当然それは防がれるがなぜか体の中に入って行った。
「な、何?」
「私たちの中に入っていったけど・・・・」
明らかに何かしたよねこれ、だって三人とも不気味な笑みを浮かべてるし。
『ハルト、目を瞑ってなさい』
なんで?。
『見たら死ぬわよ?』
う、うん。
僕はマリナの言う事を聞き目を閉じるけど、少し気になったから薄目で見ることにした。
「行くぜ!これが俺達三人が協力して創り上げた!新必殺技!!」
新必殺技?、一誠は腕を上げると。
「弾けろ!
その瞬間、カテレアと女性魔法使い達の服が消し飛んだ!。
「「「きゃあああああああああ!!」」」
着ていた服が全て弾け飛び全裸になった女性達は顔を赤くして悲鳴を上げていた。当然だよね、ていうか先輩、それと山田君一体何を考えてるんだよ!?。
『お!うまくいったな!』
「ぐふふ!これでおっぱい見放題だぜ!それに、これで大半の敵は身動き出来ないしな!」
『そうだなぁ!』
まぁ、確かにそうだけど。酷過ぎるよこれ、最低過ぎる技だよ。
「対女性用の破壊魔法か・・・・中々の威力だ」
「でも、さすがに・・・・ねぇ」
「・・・・・・・/////」
「ミカエル様!しっかりしてください!」
アザゼルさんは恐ろしそうに一誠を見ている。サーゼクスさんは苦笑いしてミカエルさんは羽が白黒点滅してるし。大丈夫なのかな。
「くっ!舐めるなぁ!」
カテレアは全裸の状態でも戦おうと大きな槍を持って一誠に斬りかかってくる!
『させない!』
「ほらよっと!」
ジー・エッジを抜きカテレアの槍を防ぐと上からアザゼルさんが光の槍を持ってカテレアの腕を切り落とした。
「あああああああっ!!」
『まだだ!』
僕は腕を切り落とされ悲鳴を上げているカテレアを上に蹴り飛ばす。先輩と山田君も僕に続いてボルト・ファランクスとアームストロングガー・カノンでカテレアに魔力弾を放つ。
「この・・・・人間風情がぁぁぁぁぁぁ!!」
『一誠!!』
皆、左右に避けるとドラゴンブラスターのディスチャージをしていた。
『Discharge!!!』
「吹き飛べ!ドラゴンブラスターっ!!」
両肩のキャノンからドラゴンブラスター放たれた、ドラゴンブラスターは真っ直ぐカテレアへ向かって行き、そして最後カテレアはドラゴンブラスターに飲み込まれ消滅した。
「ふぅ~終わったな」
『そうですね』
アザゼルは隣にいるハルトに言う。
『あっちも終わりそうだな』
『ふぅ。何か終わるの早かったなぁ』
顔を向けた先を見ると停止世界の邪眼で時間を止められていた悪魔、天使、堕天使の戦闘員達が次々と魔法使い達を捕縛していた。
『僕達も行きましょう』
「そうだな、行こうぜ」
ハルトは皆にそう言うとサーゼクスの元に向かおうとしていた、その時。
「どあぁぁぁっ!!」
突然アザゼルが何者かに腕を切り落とされ地上へ叩き落された。
『アザゼルさん!』
『ぐぁ!』
今度はキューマが何者かに落とされ。
『犬塚先輩!』
『ぐぅおおお!!』
山田も何者かに落とされる。
『山田君!』
「畜生!誰だ!―――――――っ!上か!アスカロンっ!」
『Blade!!』
一誠は籠手からアスカロンの刃を展開し攻撃を防ぐと目の前に居たのは。
「っ!?ヴァーリ!?」
『っ!?』
「ふふ」
「ぐあっ!」
居たのは白龍皇の鎧を纏ったヴァーリだった。ヴァーリは驚いている一誠を殴り飛ばすとハルト達から距離を取る。
「……ッチ。この状況下で反旗か、ヴァーリ」
「そうだよ、アザゼル」
地上に叩き落されたアザゼルは堕天龍の鎧が解除されていた。アザゼルは切り落とした所を回復させながらヴァーリにそう聞くがヴァーリは月をバックにそう言う。
「……まったく、俺もやきが回ったもんだ。身内がこれとはな……。何時からだ?何時から、そういうことになった?」
「コカビエルを本部に連れ帰る途中でオファーを受けたんだ。悪いな、アザゼル。こちらの方が面白そうなんだ」
「ヴァーリ!てめぇ!」
一誠は鎧を通してヴァーリを睨み付けていた。落とされたキューマと山田も立ち上がりヴァーリを睨み付ける。
「ヴァーリ、お前本当にテロリストになる気なのか?」
「いや、組織に入るだけで、テロ自体は行わない。『アースガルドと戦ってみないか?』と、言われたんでな。俺はどうしても戦いたくなった。アザゼルは、ヴァルハラ――アース神族と戦うことを嫌がるだろう?戦争嫌いだものな」
「はぁ~。アザゼル、やっぱヴァーリは戦い大好きっ子、だったな」
「そうだな・・・・俺も油断してたわ」
キューマは片腕を押さえながらアザゼルにそう言うとアザゼルもキューマにそう言う。
「ヴァーリ、俺はお前に『強くなれ』って言ったが『世界を滅ぼす要因だけは作るな』とも言ったはずだ」
「関係ない。俺は戦えればそれでいい」
「・・・・そうかよ。いや、俺は心のどこかでお前が手元から離れていくのを予想していたのかもしれない。―――お前は出会った時から今日まで強い者との戦いを求めていたのかもな」
アザゼルは少し悲しそうな表情をして言う。
「俺の本名はヴァーリ―――ヴァーリ・ルシファー」
それを聞いたハルト達は驚いていた。
「死んだ先代魔王ルシファーの血を引く者だ。けど、俺は父と人間の母との間で生まれた混血児―――ディバイン・ディバイディングは半分人間だったから手に入れられた。ルシファーの真の血縁者でもあり、白龍皇である俺が誕生した」
そう言うヴァーリは背中から光の翼と共に悪魔の翼を表した。
「そんな・・・嘘よ」
「事実だ」
ギャスパーを無事救出したグレモリー眷属がいた。リアスはは震えながらそう言うが、それは真実だとヴァーリはリアスを睨みながら言うそして、ヴァーリは一誠を見る。
「君のことはいくつか調べた。両親、友人は全く普通の人間。先祖に強力な術者や、能力者もおらず。悪魔、天使に関わったことさえない。本当に、一般的な男子高校生だった――――――悪魔に転生するまでは。赤龍帝の籠手以外何も無い。精々、性欲が強いだけだ。『ああ、これが俺のライバルなのか?』・・・・・・調べ尽くしたときには、落胆したよ。俺の戦闘狂を叶えてくれる唯一の望みだった赤龍帝との因縁の対決が、無駄だったのだから。・・・・・・そこで、考えた。特殊な設定がないのなら、作ってしまえばいいんだと」
「・・・・・何だよ、それ」
一誠は不機嫌そうにヴァーリに聞く。
「君は、復讐者になる・・・・・・そういうのはどうだ?俺が、君の親を殺そう。斬って潰して千切って、出来るだけ無残に。ありきたりな設定だが、結構面白そうだろう。そして、君は君の両親の鮮血にまみれる俺を見て高い憎悪、殺意を抱く。どうせ、このまま過ごしても意味なく死んでいくだけだ。こちらの方がなかなか良いと思うんだが」
ヴァーリは完全に一誠を挑発していた。それは一誠を怒らせる事でいい勝負が出来ると考えたヴァーリの作戦だった。
「殺すぞ、クソガキ―――――」
その言葉を放った瞬間、一誠の足元が凹み次々と地面が割れていく。それを見ていたハルト達は一誠のオーラに吹き飛ばされる。その声には殺気が込められていた。
「確かにな、父さんも母さんも普通の人間だ。でもな、俺にとっては最高の親なんだよ・・・・・・殺させはしない」
赤龍帝の籠手が、兵藤の感情に呼応して赤く輝き出す。その感情は、純粋な怒り。そして一誠の後ろに赤い龍の面影が現れる。
「見ろアルビオン、赤龍帝の力が格段に上がったぞ」
『ドラゴンも神器も、単純で純粋な強い想いにこそ答える。それだけお前に純粋な怒りが向けられていると知れ、ヴァーリ。それに奴は歴代の中でもドラゴンとの相性は歴代トップクラスだ。』
「なるほど。そう言う点では彼のような馬鹿の方が龍に適していて、相性も歴代トップクラスか・・・・・・。だが、俺の戦闘への想いも十分強い!さあやるぞ兵藤一誠、これが最初の天龍同士の戦いだ!」
「ふざけるなっ!!」
一誠は赤いオーラを纏って空に浮遊しているヴァーリへ向かって行く。ヴァーリも同じように一誠に向かって行く。
「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」
二人の拳と拳がぶつかり合い白い閃光と赤い閃光が駒王学園を包み込む。
「ハハっ!やれば出来るじゃないか!」
『Divide!!!』
「ちっ!」
『Boost!!!』
一誠は拳を何回も振るうが全てかわされる。ヴァーリは一旦距離を取って再度、一誠に拳を振ってくる。一誠は両腕をクロスし防ごうとする。
「いくら魔力を吸収すると言っても、半減されれば問題はない!」
「――――――そいつはどうかな?」
『Absorb!!!』
籠手にヴァーリの拳が触れた瞬間。白龍皇の鎧に埋め込まれている青い宝玉から魔力が吸収されていた。
「何!?直接本体から魔力を吸収出来るのか!?」
「あぁ・・・くっ!」
『相棒、余り白龍皇の魔力を吸収するな。いくら歴代最強の赤龍帝になれる素質があるとしても反発し合う白龍皇の力を吸収した所で自分がダメージを負うだけだぞ』
「それっ・・・でも!これで・・・!」
一誠は左腕でヴァーリの右腕を強く掴む。
「ん?」
「これなら、
「アスカロンっ!」
『Blade!!!』
一誠は一度収納したアスカロンを再度、籠手から展開しアスカロンの刃をヴァーリの胸部を斬りつける。すると白い鎧はまるで紙の様に斬れた。
「ぐあっ!」
『ヴァーリ!一度体制を立て直せ!!いくら歴代最強の白龍皇であるお前でも龍殺しの力を喰らえばいくらお前でもダメージは大きいぞ!』
聖剣のダメージを受けヴァーリは一誠から離れようとするが腕を強く捕まれている為離れたくても離れられなかった。すると今度はアスカロンを展開したままヴァーリの両肩を掴む。
「ヴァーリ!いくら半減させてその分、自分の糧にした魔力を制御しきれない程の魔力を一気にお前に譲渡したらどうなるだろうな!まっ俺の場合はいくらでも吸収出来るけどな!」
「っ!」
「お前にくれてやる!
『Transfer!!!』
吸収した魔力の半分をヴァーリへ譲渡する。するとディバイン・ディバイディングの光の翼がはちゃめちゃな色に変わる。
『Boost!!!Boost!!!Boost!!!Boost!!!Boost!!!Boost!!!Boost!!!Boost!!!』
「ドライグ!倍加した魔力をアスカロンに譲渡しろ!」
『承知!』
『Transfer!!!』
アスカロンに魔力が譲渡され赤いオーラを纏う。一誠は最後に諸刃の剣である、あるディスチャージを使おうとする。
「ドライグ、制限時間はどのくらいだ?」
『ざっと10秒と言ったところだ、やるなら徹底的にやれよ?相棒』
「上等・・・・輝きやがれ!ブーステッド・ギアぁ!!」
『Discharge!!!』
「トランザムっ!!」
すると赤龍帝の鎧が赤く輝き出す。ヴァーリはその隙をついて一誠に高速で接近し拳を振り下ろすがそこにはもう一誠の姿はなかった。その場に居た皆、一誠の姿を捉えられなかった。
「何!?何処だ!――――――っ後ろ!?」
「――――――――っ!」
後ろから赤い輝きを纏った一誠がアスカロンの刃を籠手から出した状態で迫って来ていた。ヴァーリは一誠を殴り飛ばそうとするが、当たったのは本体ではなく残影だけだった。
「何だ、この桁違いの速さは!?――――ぐああっ!!」
「―――――――っ!」
『ヴァーリ!このままだとやられるぞ!』
一誠は高速で動き回り彼方此方からアスカロンでヴァーリを斬りつけていく。斬りつけていくたびに鎧が紙の様に切り裂かれていく。そして一誠は夜の月をバックにしてアスカロンを上に上げ、下に居るヴァーリへ急降下していく。そしてヴァーリの目の前に来る。
「これが、俺の!!」
「っ!?」
「覚悟だぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
力強くアスカロンをヴァーリに振り下ろす。切り裂かれた所から血が吹き出し一誠は地上へヴァーリを蹴り飛ばす。
『Over Reset』
倍加されていた魔力とディスチャージが解除され、そして禁手も強制解除される。一誠は地面に倒れ込み息を上げる。
「・・・はぁ・・・はぁ・・・やったか?」
『まだ、わからないダメージはとてつもなく与えたと思うが・・・・ッ!?』
立ち上がる煙の中からボロボロの状態のヴァーリが左腕で右腕を抑えながら立っていた
「はは・・・流石だ・・・やるじゃないか、これでも俺は本気を出してなかったが、あの赤い奴で龍殺しの剣を何回受けたら危なかったからね・・・最後の一撃の時、大幅に半減させてもらったよ、でないとあの時、俺は確実に死んでいた」
ヴァーリは懐からある小瓶を取り出すとそれを飲む。するとヴァーリの傷が全て再生していった。
「ヴァーリ、お前それをどこで」
「これは誘われた時にもらったのさ、持ってきておいて正解だった」
ヴァーリが飲んだのは『フェニックスの涙』それはいかなる傷も癒せる非常に貴重な物だった。ヴァーリは『フェニックスの涙』を飲みほし完全に治った。そして再び鎧を纏った。
「ま・・・・じかよ・・・」
『所有者が力尽きるまで戦いは終わらないさ、それにしてもまずいな』
もう殆ど力がない上に神器はトランザムを使った事で使用不可能になっている。ヴァーリはゆっくりと倒れている一誠に近づいてくる。
「兵藤一誠、さっきの事は謝罪しよう。君は俺以上に強い、だが君はまだ戦闘経験がまだまだ、だ。奥の手は最後まで取っておくべきだったな」
「ヴァーリ」
「オーフィス!――――手を・・・出すな・・・」
戦いを見ていたオーフィスがヴァーリに殺気を放ちながらヴァーリに近づこうとしたが一誠は大声でオーフィスに叫ぶ。
「イッセー」
「・・・・確かに、俺よりもお前の方が戦闘経験は上だったな・・・・俺より先に神器を覚醒させたんだしな・・・・・ハルト!」
「一誠?」
一誠はふらふらな状態で立ち上がりハルトに声を掛ける。ヴァルヴレイヴを一度解除したハルトは心配しながら一誠に近づき一誠を支える。
「ハルト・・・力を貸してくれ」
「でも、一誠にはもう戦う力はないだろう!どうやって戦うっていうんだよ!」
「いるじゃないか、お前が」
「え?」
一誠はハルトに抱き着き制服の上着の襟の所を開ける。
「ハルト、俺の体を使って・・・・あの野郎を・・・ヴァーリを倒してくれ!」
「でも!、そんなボロボロの体でどうやって!」
「神憑きになれば問題・・・・ないだろう!」
「「「「っ!?」」」」
《あんた・・・・どうしてそこまで》
ハルトとキューマ、山田、アーシアそしてマリナが一誠の言葉に驚いていた。
『マリナよ、相棒はこれでも負けず嫌いでな。この前アザゼルとレースゲームをしていた時、何回も負けて勝てなかったのに相棒はそれでも勝とうとした、そういう馬鹿なんだよ相棒は、でも俺はそういうのは嫌いじゃない。むしろ好きな方だ』
「余計な事・・・言うなよ、ドライグ。恥ずかしいだろ」
「でも」
「じゃあさ、ハルトはもしゲームで勝負しろって言われて勝負した時お前はどうする?」
「僕は・・・・勝ちを譲るy!?」
一誠は弱弱しい腕でハルトの胸倉を掴む。
「い、一誠?」
「俺は・・・俺は嫌だ、そういうのは嫌だ。・・・・お前が戦いたくなくても向こうが殴ってきたらどうするんだよ?・・・ヘラヘラ笑って勝ちを譲るのかよ?」
〈「譲れないなら!戦うしかない!!」〉
「っ!?」
一誠のその言葉は嘗てエルエルフが自分に言った言葉だった。いつも勝ちを譲っていた自分にそういってくれたエルエルフの台詞を一誠が言ったのだから。
「俺は・・・勝ちだけは誰にも譲らない・・・・これだけは!この戦いだけは!!」
「・・・・・本当にいいの?」
「あぁ、永遠に近い命よりも永遠に生きれる命の方がいいし、それに、アーシアを一人ぼっちにするわけにもいかないしな」
「イッセーさん・・・・・」
遠くからゼノヴィアと共に一誠を見ているアーシア。それを見た一誠は微笑む。
「・・・・・そうだったな・・・忘れてたよ、大事なことをすっかり」
ハルトは苦笑いすると一誠の首元を見る。
「頼むぜ?ハルト」
「・・・わかった、行こう!一誠!」
「あぁ!」
ハルトは一誠の首に噛みつくと一誠の体からRUENの光が現れ一誠を包み込む。それを見ていたサーゼクス達は驚いていた。
「これは・・・」
「光・・・・・?」
「これがキューマ、お前さんが言っていたRUENの光ってやつか」
「あぁ、そうだこれが俺達の・・・・光だ」
そして光が晴れるとハルトは倒れ一誠は立ったまま。そして一誠はヴァーリの方へ体を向ける。
「ヴァーリ・ルシファー、だったよね?」
「・・・・成程、兵藤一誠をジャックしたのか”時縞ハルト”」
一誠をジャックしたハルトはヴァーリを睨み付けていた、左目はそのまま一誠の目の色で右目はハルトの青い目のオッドアイになっていた。そして戦いで傷ついた所が再生せていった。
「ヴァーリ、この戦い僕が・・いや、僕たちが勝たせてもらう!」
「面白い!一度ヴァルヴレイヴとは戦ってみたかった!。これは更に楽しみが増えた!」
ヴァーリは戦闘態勢に入る、ハルトは胸に手を置いて目を瞑る。するとハルトの周りからRUENの光が現れまる。それはとても幻想的な光だった、するとRUENの光に赤いオーラが加わる。
「行こう、一誠・・・・・
『Welsh Valvrave Dragon Balance Breaker!!!』
その瞬間、RUENの光と赤いオーラに包まれ全体を赤いと緑色の光が覆い尽くす。そしてそこに立っていたのは、赤と黒のツートンで形状は赤龍帝の鎧より白龍皇の鎧に近く背中にヴァルヴレイヴ特有の緑色の光の羽を12枚持っていた、そして緑色の複眼が光る。
『|革命龍の鎧《ブースデット・ヴァルヴレイヴ・ギア・スケイルメイル》!!!』
ヴァルヴレイヴとブーステッド・ギアの融合した禁手、ブーステッド・ヴァルヴレイヴ・ギア・スケイルメイルの誕生だった。それを見たヴァーリは高らかに笑った。
「ハハハっ!、まさか神憑きと天龍が融合するなんて・・・・・最高だよ、兵藤一誠そして時縞ハルト!」
「っ!行くぞ!ヴァーリ!」
ハルトは背中の羽を動かし腰からジー・エッジを抜きヴァーリのもとへ向かって行った。
「ヴァルヴレイヴとブーステッド・ギアの融合か・・・・・使用不能になったブーステッド・ギアをヴァルヴレイヴと融合させれば問題はない。まさに誰もが考えなかった神器同志の融合・・・・・考えたな、時縞ハルト」
駒王学園の屋上から気配を察知されないよにハルト達の戦を見ていたエルエルフ。
全く、”私の血を引く者”がテロリストに協力するとは不愉快だな―――――――ん?」
エルエルフは何かを感じると空を見つめる。そこにはRUENの光と赤い龍のオーラそしてその他様々な力が空に集まって行き、一つの穴が生まれた。
「・・・・・・この戦場で漂う様々な物とRUENの光によって生み出されたか・・・・異世界に続く扉が」
第三銀河帝国暦214年
モジュール77にある少女と小さな男の子が草原にいた。
「ねぇ、流木野ぉ?」
「どうしたのです?『皇子』」
皇子と言われた。銀髪でハルトとエルエルフの面影をもつその子供は膝枕してもらっている流木野と話をしていた。
「流木野が好きだった、その『始まりの騎士』の一人はどんな人だったの?」
「そうですね、戦いの最中に結婚してくれと言ってくるような人でした」
「そういうのじゃなくて~」
「フフ♪」
皇子は流木野にそういうのと流木野は皇子の頭を撫でまるで母親の様に微笑む。
「流木野さん」
「連坊小路さん、どうかしたの?」
そこに同じく戦いで生き残った、アキラとその付き添いのサトミが流木野と皇子に近々いてきた。
「実はポイントF32で原因不明のエネルギー反応が出てるの」
「原因不明のエネルギー反応?」
「うん。だからショーコちゃんと一緒に行こう思ったんだけど一応」
「・・・・わかった、行くわ。皇子さま少し出かけてきますね?」
「うん、こっちは、れんほうと遊んでるよ」
「連坊小路です」
「何回も言うけど長い」
「~!」
「「フフ♪」」
流木野とアキラはそんな二人を見て笑うと格納庫へ向かった。
そしてショーコと合流した二人はヴァルヴレイヴでポイントF32へ向かおうとしていた。
「此処がポイントF32だよね?」
茶髪の髪に緑色の瞳をした少女。二代目ヴァルヴレイヴⅠのパイロット、指南ショーコは二人に通信を入れる。
『うん、そうだけど』
『何もないわね』
「何かの見間違えだったのかn《ピー!ピー!ピー!ピー!ピー!ピー!》っ!?何!?」
すると突然、ショーコ達の目の前にブラックホールの様な巨大な穴が出現した、するとその穴は凄い勢いでヴァルヴレイヴ三機を飲み込もうとする。
「き、機体がっ!」
『す、吸い込まれるっ!』
『コントロールが!』
そして等々機体のコントロールが聞かなくなり吸い込まれていく。
「「「きゃああああああああ!!」」」
ショーコ達三人は穴に吸い込まれると穴は消滅した。
次元を超えて再び、神憑き達が集おうとしていた。
感想お願いします・・・・結構長いです・・・
次回 第十七話 革命龍と白龍皇
革命機ヴァルヴレイヴ、それは世界を暴く決着