(僕は・・・・誰なんだろう・・・そして・・・此処は何処なんだろう)
赤いパイロットスーツを着た茶髪の青年は何もない空間で一人浮遊していた。
(あの白い服を着たあの人は僕の友達だったんだな・・・なのに僕は・・)
青年は真っ暗な空間の中で手を伸ばす。まるで何かを求めているかのように
(生まれ変わったら・・・友達を泣かせないくらい、強くなりたいな)
青年はそう言いながら笑うと誰かの声が聞こえた。
『・・・・・・・ハルト』
(ん?誰だ?)
青年は何も見えない空間の中で周りを見はなす。すると白い長髪で白いワンピースを着て紫色の瞳をした少女が光と共に現れた。
『・・・・・・・あなたは、まだ生きなきゃダメ』
(え・・・・・・・?)
青年は自分に背を向けている少女を見る。すると少女は顔だけを動かし青年を見つめる。
(誰だろう・・・誰かに似ている様な・・・でも、思い出せない)
白い髪の少女は手を青年に向けるとその手から光が現れ光が青年に照らされる。
(これで・・・あなたは一人ぼっちじゃないわ・・・私も一緒に・・・)
空間が光に覆い尽くされ青年は少女に手を伸ばすがそこで青年の意識は途切れた。
「うぅ・・・ん」
青年は目を覚ますと何処かの部屋にいた。格好は水色の制服を着ており外は夜で月の光が窓から照らされていた
「僕は・・・確か・・・っ!」
すると青年は何かを思い出したかのように顔を上げる。
「そうだ・・・僕はあの戦いで・・・カインを倒して・・・それから」
「っそうだ!皆は!エルエルフは!流木野さんは!アキラちゃんは!」
青年は布団から立ち上がろうとする足を躓き転んでしまう。
「でも、どうして僕は此処に居るんだ?・・・さっきまで宇宙で戦っていたのに・・ヴァルヴレイヴもないし・・・そして記憶が戻っているし・・・どうなっているんだ?」
青年、時縞ハルトは取り敢えず部屋を出て外の空気を吸う。
「それにあの光の女の子は一体・・・それに何処となく流木野さんに似ていた」
ハルトは近くの公園に来てベンチに腰を下ろすと自分の手を見る。
「僕は・・・もしかして別の世界に来てしまったのか?まさかね」
ハルトはそんなSFな事はないだろうと思うが、自分は一度人間をやめて神憑きなっただけども十分SFな事だと誰もが思うだろう。
「取り敢えず、明日考えよう。」
ハルトはそう言うとベンチから立ち上がり公園を後にしようとした時だった。
「貴様・・・はぐれか?」
「・・・・あの、どちらさまで?」
黒いコートに黒い帽子を着た明らかに怪しそうな男がハルトに話しかけてきた。
「しらばっくれるか、なら殺しても構わないだろう」
男はそう言うと手から槍の形をした光を出すのを見てハルトは素早くかわす。
「ほう、はぐれの分際で中々やるな。さっきの下級悪魔よりかは楽しめそうだ」
「悪魔?・・・なんだそれ」
ハルトはまた槍を回避しようとするが光の槍はハルトの腕をかする。
「っ!くぅぅ、何なんですか!あなたは」
「貴様が知る必要は・・・っ!何!」
男は槍でかすめたハルトの腕を見ると傷が治っていくのを見て驚いていた。
「貴様!一体!?」
(死ねない・・・こんな所で・・僕は!)
ハルトは共に世界と戦ってきた仲間達の顔を思い浮かべる、するとハルトの周りから緑色の光が現れる。それを見た男、ドーナシークは黒い翼を展開しハルトから距離を取る。
「これは・・・RUNEの光・・・・」
すると、ハルトの前にモニターの様な物が現れる。それには。
「・・・・これは!?」
『ニンゲンヤメマスカ?』
YES NO
それはかつて、ドルシアがモジュール77に襲撃してきた時ハルトが戦う時にヴァルヴレイヴと契約した時に押した質問だった。それを見たハルトは少し笑う。
「そうだったな・・・・この呪いは・・・僕だけの物だったな」
「な、何を言っている!大人しく死ね!」
ドーナシークは光の槍を投げるがRUNEの光で防がれてしまう。するとハルトは立ち上がりドーナシークを睨みつける。
「僕は・・・まだ・・死ねない!・・・・だからっ!」
ハルトはニンゲンヤメマスカと映っていたモニターの様な物にあるYESとタッチするとハルトはRUNEの光に包まれドーナシークは眩しい光に顔を隠す。そして光が晴れ前を見るとそこには。
赤と黒のツートンで背中に緑色に光る四枚の翼を持つ鎧を纏った何かが立っていた。
「いくぞ、ヴァルヴレイヴ!!」
四枚の翼を持つ赤いヴァルヴレイヴは手に日本刀を展開するとドーナシークへと赤い軌跡を纏いながら斬りかかっていった。
どうも夢の翼です。思い付きでハイスクールD×Dとヴァルヴレイヴのクロスを書いてみました
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次回! 第二話 ハルトの神
革命機ヴァルヴレイヴ、それは世界を暴くシステム