第二十二話 入学とフェニックス
あれから数日が経ち。僕たちは今、一誠の家の前に立っていた。流木野さんを先頭に僕、山田君、ショーコ、アキラちゃん。
「今日からお世話になります。この子たちの姉の流木野サキといいます」
「こちらこそ、よろしくね!流木野さん!」
「はい。ほら、あなた達も挨拶しなさい」
「「「「「「「よろしくお願いします!」」」」」」」
僕たちは流木野さんを僕たちの保護者で姉という事にして、僕たちは兵藤家に同居することになった、一誠のお母さんは僕たちを暖かいく迎え入れてくれた。今ここに居ない朱乃さんはいつもの神社へ行っている為今はいない。
「でも、まさかこんなにも綺麗なお姉さんがこの子たちの保護者だなんて。羨ましいぃ」
「そんなことないですよ、ふふ♪」
流木野さんは一誠のお母さんと楽しそうに話をしている。やっぱり流木野さん・・・・変わったな、僕が生きて居た時よりも笑顔が増えた。
「変わったなぁ、流木野のヤツ」
「うん、そうだね」
山田君は腕を組みながら僕にだけ聞こえる様に喋りかけてくる、此処に犬塚先輩が入れば同じことを言ったと思う。アキラちゃんや・・・・ショーコも大人なんだよな。姿は以前のままでも。
「え、と。時縞ハルトです、よろしくお願いします」
「さんd・・・山田ライゾウです」
「指南ショーコです!よろしくお願いします!」
「連坊小路アキラです・・・よろしくお願いします」
「ゼノヴィアと申します。よろしくお願いします」
「エルエルフだ・・・・よろしく」
「我、オーフィス」
僕たちは一誠のお母さんに自己紹介をした後、僕と山田君、そして堕天使サイドにいる犬塚先輩と一誠と合流する為、駒王学園へと向かった。途中で朱乃さんと合流できたらいいな。
ハルトOUT
今日は確かハルト、山田と先輩が入学する日だったなぁ、俺は今変態で馬鹿の松田と元浜といつものように馬鹿話をしていると、松田が。
「なぁ!イッセー!今日カラオケ行かないか?」
「何だよ松田、どうしたんだよ?」
「実はだな・・・頼む!イッセー殿っ!!!」
いきなり元浜が俺の目の前で土下座をしやがった!な、何だよ急に!。
「ど、どうしたんだよ!お前ら、涙目で」
「どうしただとぅ?貴様、この前の事を忘れたのかぁぁ!!」
この前の事?なんだよそれ。
「お前に手を振っていたあのゴスロリ服の黒髪美女の事だよ!!一体、あの方とはどういう関係なんだよ!!」
「そうだぞ!貴様だけ、美少女に手を振ってもらって・・・・それに抱き着いてたではないかぁぁぁぁぁ!!!」
元浜が血の涙を流しながら俺の胸元を掴んできやがった!って!お前ら見てたのかよ!?。
「あ、あいつとはその・・・・只の同居人だよ(余り俺達の事を話す訳にはいかねぇしな)」
「「同居人だとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」」
「で、でもさ!それとカラオケの何の関係があるんだよ!?」
「あの方と是非とも」
「あぁ~多分無理だ」
「「まだ本題を言ってないだろうぉぉっ!!」
だってなぁ~、あいつ。俺達以外の奴には全然興味示さないし、何より世界最強のドラゴンが俺やハルト達以外に絶対喋らないだろうし。
「あい・・・・あの人は俺や今日転校してくる俺の友達以外には喋らない人なんだよ。カラオケに行っても俺と俺の友達以外には喋りかけないと思う」
「「そ、そんな~」」
二人はガ~ンと暗い表情をしだすと、体操座りしだした。お前らなぁ。
「ほら、お前達。席につけ」
あ、先生が来た。松田と元浜は先生に出席簿で頭を叩かれると、二人は正気を取り戻すと自分の席へ着いた。
「今日は転校生を紹介する。じゃあ入って来てくれ」
先生がそう言うと、教室に駒王学園の制服を着たハルトといきなり服装を乱してる山田が入って来た。あぁ~犬塚先輩は確か三年生だったけか。
「時縞ハルトです。皆さん、よろしくお願いします」
「山田ライゾウだぁ、よろしくなぁ」
その後はわかっての通り、イケメンで優しい顔をしているハルトとワイルドで男って感じを出している二人を見た女子たちのソニックウェーブが教室中に響き渡った。
一誠OUT
「~♪~♪」
その頃、朱乃は神社での用事を済ませ駒王学園の制服で学校へ鼻歌を歌いながら向かっていた、かなり楽しそうな表情で。
「ハルトさん・・・・食べてくれるかな?」
鞄の中には朝早くマンションで作った手作りの弁当を除きながら朱乃はそう言う、その弁当はハルトが駒王学園の生徒になると聞いた朱乃が内緒で作った物である。
「イッセーくんと山田さんの分も一応作ってみたけど、喜んでくれるかな?」
ハルトと出会う前まではこんなにも楽しそうな表情が出来るのは、ハルトが自分の存在を認めてくれ自分に自信を持たせてくれた事が彼女を此処まで変えたのかもしれない。朱乃はそう思いながら歩いていると。
「ほぉ。たかが人間くせにいい女を仲間にしている」
「ん?」
そんな声が聞こえた朱乃は後ろを振り向くとそこに赤いジャケットを着た二十代前半のギザなホストの様な男が腕を組んで電柱にのしかかっていた。朱乃はその男を見て少しばかり怯える様な表情をする。
「あ、あの・・・わ、私に何か?」
朱乃は震えながらそう聞くと、男は口元を吊り上げ気持ち悪い表情をすると、朱乃に手を伸ばした。
「姫島朱乃、お前をこの俺。ライザー・フェニックスの眷属にしてやる」
「っ!?」
その瞬間、朱乃の左右から複数の影が現れ朱乃の両腕を拘束しそのうちの一人が麻酔を染み込ませた白い布を取り出し朱乃の口元を塞ぐ、朱乃は抵抗しようとするが強い力で体を拘束され意識が途切れていく。
「この俺の眷属になるんだ、あんな小僧共よりもいい生活をくれてやるよ」
(は、る・・・・・と、さん――――――)
意識が途切れていく中、そんな声が聞こえると同時にその男の手に女王の駒を自分に向けてくるのを見て朱乃の意識は闇に落ちた。
昼休みに入ったハルト達は三年生の校舎にいるキューマを迎えに行き、共に屋上でご飯を食べていた。
「それにしても、朱乃さんどうしたんだろうな?」
「連絡がないのが心配だよ、何かあったのかな」
「犬塚先輩ぃ、あんた会ってないのかよ?」
「いや、会ってないが」
ハルト達は途中で合流する予定だった朱乃がまだ学園に来ないのを心配していた、もう昼で後、二時限で授業が終わってしまう。するとハルトの携帯に着信音が鳴り響く。
「ん?誰からだ?」
「え~と―――――――エルエルフからだ」
ハルトの携帯に連絡してきたのはどうやらエルエルフだったらしい、ハルトはボタンを押してエルエルフに出る。
「はい、もしもし」
『時縞ハルトか、そっちに姫島朱乃は来ているか?』
「それが来てないんだ。そっちにも帰って来てないの?」
『成程な、やはり』
「どういう意味?」
『―――――――時縞ハルト、姫島朱乃が悪魔に連れ去られた』
「「「っ!?」」」
「何だって!?」
朱乃が連れ去られたと聞いた四人は驚愕した。エルエルフはハルトの声を聴くと話を続ける。
『恐らく、お前達を気に入らない何者かが姫島朱乃を連れ去ったと考えられる。後は女である彼女を自分の眷属にしようと考えている可能性がある』
「そんな!」
『彼女を連れ去られた場所を調査したところ微弱ながらフェニックス家の魔法陣が使われた痕跡があった。悪魔にフェニックス―――――――悪魔側にいるフェニックスだと考えられる』
「フェニックスって、あの不死鳥の?」
フェニックス。それは誰もが知っている、伝説の不死鳥であり、特に『フェニックスの涙』は癒しの力を持っておりどんな傷でも治してしまう力を持っている。ハルト達はそんな事を思い出しながらエルエルフの話を聞く。
『兎に角、一度こっちに戻れ。これから姫島朱乃の救出作戦を指示する。今からお前達の元に転移用魔法陣を展開する、学園の方は私が魔力で誤魔化す』
エルエルフはそう言うと電話を切った、ハルトは携帯をしまうと一誠たちの方を見る。
「おい、ハルト!朱乃さんは!」
「エルエルフの予想だと悪魔側のフェニックスが朱乃さんを」
「冥界にいるフェニックス・・・・もしかしたらあのフェニックス家の奴か?」
「知ってるのかぁ?先輩」
「グレゴリも冥界にあるんだぜ?知ってて当然だ」
すると、ハルト達の前に青白い転移用魔法陣が現れた。ハルト達は魔法陣の中に入る。
『相棒、相手は不死身の体を持つフェニックスだ。手を抜くんじゃないぞ?』
「分かってるよ!」
《ハルト、あんたもよ》
「うん。―――――――行こう!」
「「「おう!」」」
転移用魔法陣が光出すとハルト達は兵藤家へ転移した。
更新お待たせしました。久し振りのVVVで文がおかしいと思いますが、すみません!
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次回!第二十三話 悪魔になった彼女
革命機ヴァルヴレイヴ。それは世界を暴く激闘