ハイスクールVVV 革命の神憑きは異世界へ   作:夢の翼

27 / 33
お久し振りです!ではどうぞ!


第二十四話 闇の天龍 前編

『俺はあの焼き鳥を殺る、時縞ハルト。お前は姫島朱乃を助けろ』

 

『わ、わかった・・・』

 

青い龍。ジークはハルトにそう言うとライザーの元へ翼を広げ飛んで行った。ハルト達もライザーをジークに任せてライザー眷属へ視線を戻す。

 

「・・・・・・・」

 

『朱乃さん・・・・・』

 

操られているとは言え、朱乃からは明らかに敵意を向けられているのを感じ取るハルト。ゼノヴィア以外の他の神憑き達も敵意を感じたようだ。

 

『ハルト、取り敢えずどうする?』

 

『やっぱり。戦って、朱乃さんを取り戻すしかないかと・・・朱乃さんの力は未知数ですし』

 

『確かになぁ。姫島先輩の本気ってのを見た事ないしなぁ』

 

ヴァルヴレイヴ三機はそれぞれ武器を構える。すると金髪のツインテールの少女が背中から炎の翼を広げ下りて来た。ヴァルヴレイヴ三機はその少女に警戒する。

 

「初めまして、神器所有者の皆さん。それと聖剣使いさん、私はレイヴィル・フェニックスと申します。お見知り置きを」

 

レイヴィルと名乗った少女はハルト達にお辞儀をして挨拶をしてきた。

 

『挨拶なんてもんは、どうでもいいんだよぉ・・・さっさと姫島先輩を開放しやがれ』

 

「それは無理なお話ですわ」

 

『何故だ?』

 

「彼女はもうお兄様の眷属にして『女王』。眷属になった以上、王の命令は絶対ですわ」

 

それを聞いたハルトはレイヴィルに怒りの声を上げる。

 

『ふざけるな!朱乃さんを無理やり悪魔に転生させて、操っておいて!』

 

「確かにな。この事を私達がサーゼクス・ルシファーに報告すればお前達は終わりだ、和平を結んで数日後でこれとは・・・魔王の怒りを貰うことになるだろう」

 

「確かにそうよね」

 

すると、眷属達がハルト達を囲い戦闘体制に入る。ハルト達も背中と背中を合わせ身を固める。

 

「だったらあなた達を倒せばいいだけことですわ、それにこの人数相手に戦う気ですの?」

 

『エルエルフ、ゼノヴィア、イリナさん。三人はアーシアと一緒に後方の敵を。僕らは前方の敵を叩く』

 

「任せろ、ハルト。――――――イリナ、行けるな?」

 

「大丈夫!木場裕斗くんから聖魔剣貸してもらったから」

 

「アーシア・アルジェント。取り敢えずブーステッド・ギアを装着しておけ、正常に機能するかわからないが持っておいて損はないはずだ」

 

「はい!わかりました」

 

『Boosr!!!』

 

エルエルフはにブーステッド・ギアを渡しアーシアは左腕にブーステッド・ギアを装着する。すると宝玉が光輝きだしブーステッド・ギアが起動する。

 

『アーシア、相棒の代わりにこの俺、ウェルシュ・ドラゴンが君を守ろう。二天龍の名に懸けてな』

 

「は、はい!よろしくお願いします」

 

宝玉からドライグがアーシアにそう言うとアーシアは勇気を出してブーステッド・ギアを強く突き出す。ゼノヴィアとイリナも聖剣と聖魔剣を構える。

 

「では、作戦通りに行くぞ」

 

『うん。―――――――行こう!』

 

ハルトの合図と同時にヴァルヴレイヴ三機とゼノヴィア、イリナ、そしてエルエルフとアーシアは戦闘を開始した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、青い龍へと変身したジークは目の前に炎の翼を広げ飛んでいる、ライザー・フェニックスと睨みあっていた。

 

「レイヴィル達も始めたか、まぁいい。人間が悪魔に勝てるわけがないのだからな」

 

『人間を甘く見るな、人間は時には予想を絶するものを創る。そしてお前達と違って最後まで諦めない覚悟がある。』

 

「諦めないね~。俺にはさっぱりだ」

 

ライザーは余裕の表情で苦笑する。ジークは無表情のまま蒼い目でライザーを見る、(完全に自分は俺よりも強いと思いこんでいるな)とそう思っているとライザーが両手を空へ上げ両手から巨大な火球を創りだす。

 

「天龍などという時代遅れのドラゴンなどに。この俺、ライザー・フェニックスを相手にしたことを後悔するがいい!!」

 

ライザーは巨大な火球をジーク目掛けて火球を放った。火球は真っ直ぐジークへ向かって行くがジークは全く動く気配がない。すると突如ジークの前にブラックホール小さな穴が現れる。火球はその穴に吸い込まれ、吸い込むと黒い穴は消滅した。

 

『時代遅れのドラゴンか・・・・焼き鳥、一ついいことを教えてやろう』

 

「んあ?」

 

『お前が炎と風を司る悪魔でフェニックスなら―――――俺は』

 

するとライザーの目と鼻の先に先ほど黒い穴が現れ、ライザーはその穴から何かを感じ取った。ジークは何かを感じ取ったライザーを見ると大きな口を吊り上げる。

 

『闇と輝きを司るドラゴンで人間だ――――そして、世界で最も諦めが悪いのはドラゴンと人間さ』

 

「っ!?」

 

黒い穴。”闇”から先ほどライザー自身が放った巨大な火球だった。火球全体に黒いオーラの様なものを纏いゆっくりと動いて、そして。

 

『爆ぜろ、フェニックス』

 

闇を纏った火球はライザーに直撃し大爆発した。そして吹き飛ばされたライザーは旧校舎の屋上へ叩き落とされた。

 

『さぁ、お前の”闇”は―――――――何色だ?』

 

ジークは不気味な笑みを浮かべライザーにそう言うと巨大な龍の腕をライザーへ振りかざした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今日は少し少なめでしたね

次回は後編へ続きます!それでは!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。