では、短いですがどうぞ!
ハルトSIDE
「来たぜ、お前ら」
「アザゼルさん、犬塚先輩」
あの後、僕達はアザゼルさんに連絡を取りここに来てもらった。部屋には僕と一誠、山田君、犬塚先輩、アーシアさん、ゼノヴィア、イリナさん、オーフィスの9人が一誠の部屋に集まっていた。今回の事件は流石に僕達だけじゃと考えた僕等は一番僕達と協力関係が強いアザゼルさんに来てもらって、アザゼルさんに事情を話したら、アザゼルさん頭に手を置き酷くため息をついた。一緒に来た犬塚先輩も同じく頭の上に手を置いた。
「和平結んだその数日でこれか・・・全くサーゼクスとセラフォルーは何してるんだ?」
「今はエルエルフが創った疑似空間に閉じ込めていますが、それよりも問題は」
「姫島が悪魔に転生した・・・だったな?」
「・・・・・はい」
「たく!これだから貴族ってのは嫌いだぜ」
悪魔には無理やり眷属にして人生を狂いわせられた神器所有者が多いらしく、確かに中には自分から悪魔に転生して覚悟を決めた神器所有者も少なからずいるが、殆どが無理やり眷属化された神器所有者の方が多いと、アザゼルさんから聞いた。
「やっぱり、アザゼルさんでも朱乃さんを元に戻す方法は・・・・」
「残念だが、ないな。俺は元々神器の研究ばかりしてたからなぁ、元の種族に戻す方法は今のところない。」
転生は出来ても戻す方法はない・・・・か
「・・・・・ハルト、バラキエルの奴はどうしてる?」
「今は朱乃さんの部屋にいます・・・・」
「・・・・まぁ俺もアザゼルから少しだけバラキエルの事は聞いていたが、まさかこんなことになるなんてな」
「・・・大変だね」
マリエも犬塚先輩の隣でそう言う。
「・・・・なぁハルト、やっぱり朱乃さんも」
「ダメだ」
「っ!・・・なんでだよ、お前だって!朱乃さんの事を考えてるなら!!」
わかるよ、一誠の言いたいことは・・・だけど、そういう問題じゃないんだ!
「一誠の言いたいことはわかるよ・・・けど、僕は決めたんだッ!もうこれ以上、『呪い』を・・・僕たちの様な存在を増やさないって、僕は・・・元の世界でそう決めたんだっ!!この呪いは僕達だけで終わりにするんだって・・・そう決めたはずなのに、結局・・・アーシアさんや・・・そして一誠を・・・『神憑き』に・・・『マギウス』に・・・」
約束したはずなのに、決意したのに。結局僕は約束を破ってしまった。流木野さんとの約束も・・・・結局。
「でもこのままじゃ姫島は悪魔として生きていくことになるぞ、ハルト」
「わかっています、でもだからといって朱乃さんを・・・『神憑き』にするわけには」
「っ・・・・・・そうだよな」
すると、一誠の部屋のドアが開いた。
「ハルト!」
「ん?流木野さん?」
そこには流木野さんとショーコがいた、二人とも何だか汗をかいてるみたいだけど
「どうかしたの?」
「姫島さんが目を覚ましたわ」
っ!?そうか目を覚ましたんだ、朱乃さん。
「だけど・・・・」
「どうしたの?」
「目を覚ましてバラキエルさんを見た途端、凄く怯えはじめたの。今はエルエルフがそばにいてあげてるけど、相当に怯えてるみたいなのよ」
・・・・・・・
「バラキエルさんは部屋の外で待ってるみたいだけど・・・ハルト、あなたはどうする?」
僕は・・・・・・・・。
「わかった。今からいくよ、一誠、皆行こう」
「いいのか?怯えてるっていってたじゃねぇか」
「わかってる・・・けど、これかの事を朱乃さんに聞かないと、これからどうしていくかを考えないといけない・・・・」
一誠はそれを聞くとそれ以上喋らなかった。僕達は流木野さんとショーコに案内される形で朱乃さんのもとへ向かった。
けど、この後僕らに彼女の悲しい過去と彼女の心の闇が待ち受けていることを知らず。
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