「何か飲む?」
「あ。す、すみません」
「気にしないで、僕たちのせいで君に迷惑を掛けてしまったんだし」
学園に連絡した後ハルトは朱乃に冷蔵庫に入っていたお茶を出し朱乃と話をしていた。マリアはこの町の情報を調べる為今出かけている。
「取り敢えず君に聞きたいことがあるんだけど、いいかな?」
「は、はい」
「君は・・・普通の人じゃ・・ないよね?」
「!?」
朱乃は自分の正体に感づいていたハルトに驚いていた。すると朱乃は観念したのか顔を下に向ける。
「ど、どうして気づいたんですか?」
「君からは昨日戦った堕天使と同じ気配を神器から通して感じるんだ・・・君は一体」
「・・・私は・・父の堕天使と人間の母から生まれた、堕天使と人間のハーフなんです・・」
「ハーフ?つまり君は半分人間で半分堕天使って事なの?」
「はい・・・そして私は・・母を失ってしまいました」
「っ!?どうして?」
「・・・・私の母は神社の巫女だったんです、ある時ある堕天使が傷ついてるのを発見し治療したんです」
「もしかして、その堕天使が君の・・」
「・・・父は堕天使の幹部の一人、バラキエル。それが私の父です」
ハルトは朱乃が人間と堕天使のハーフでその堕天使が幹部をしていると知り驚愕する
「・・・ごめん、思い出させるような事言って」
「き、気にしないでください・・・は、ハルトさん」
「ど、どうしたの?」
「ハルトさんは・・その・・私が怖くないんですか?」
「どうして?」
「だって・・私はそのあなたを殺そうとした堕天使と同じ存在なんですよ・・怖くないんですか?」
前髪で顔の上半部が見えない朱乃は顔を上げハルトを見る、するとハルトは首を左右にゆっくり振る。
「僕は君が怖いなんて思ってないよ。というより僕は君が羨ましいよ」
「ど、どうしてですか?」
「僕と違って君にはまだ家族という存在がいるじゃないか。僕には父親がいるんだけど・・・」
「僕はヴァルヴレイヴの為に作られた・・元人間なんだ」
「ヴァルヴレイヴ・・・作られた。どういう事なんですか?」
ハルトは朱乃に自分の正体と自分がどんな人生を歩んできたかを朱乃に話す。
「僕は、この世界とは違う世界・・・異世界から来たんだ」
そして、朱乃にすべてを話し終えると朱乃は涙を流していた。
「そんな・・ハルトさんは、記憶と思い出を犠牲にしながら仲間を友達を・・・!」
「これは、僕と同じ神憑きになったあるヴァルヴレイヴのパイロットが言ってたんだ・・」
ハルトはモジュール77奪還作戦開始してアキラがヴァルヴレイヴ6号機でハッキングして世界にマギウスの存在を世界に暴かせる為にアキラを守って散ったあるパイロットの言葉を思い出す。
《俺はな‥、カミツキになった事、全っ然後悔 してねぇぜ!仇が討てて、ダチを守れて、 最高じゃねーか!!》
ヴァルヴレイヴ3号機。ノブ・ライトニングのパイロット、山田ライゾウ。ハルトと他の神憑きと同じ神憑きになった人物。彼は友人の仇討つ為にそしてダチを守る為に人間をやめ神憑きになった、だが彼は神憑きなった事を後悔していなかった、むしろ最高だと彼は喜びを感じていた。
「その彼は他人から見たら”化け物”と言われて当然なのに彼はそれでも仲間を守って死んだ・・・その後僕も死んだんだけどね・・・僕はちょっと彼、山田君に憧れていたのかもね」
「ハルトさん何を?」
するとハルトは包丁を手に取ると自分の手首を包丁で切る。当然切ったところからは血が溢れ出ていた。
「は、ハルトさん!?」
「大丈夫だよ・・ほら」
切れた手首が徐々にふさがっていきやがて元に戻る。まるで時間を巻き戻したかのように、朱乃は驚きを隠せなかった。
「き、傷が・・・」
「これが、僕たち神憑きに与えられた”呪い”なんだ」
「呪い・・・・」
ハルトは包丁を台所に戻すと再び朱乃の前に座る。
「これでわかったでしょう?僕は人でも悪魔でも堕天使でもない・・・ただの化け物なんだ」
朱乃はゆっくりとハルトの手を握る。
「朱乃さん?」
「は、ハルトさんは・・ば、化け物なんかじゃありませんよ」
「僕はこの世界の人間じゃあないんだよ?」
「そ、それでもハルトさんはあの時私を助けてくれましたじゃありませんか。そんなあなたを私は化け物なんて思いません」
「むしろ私はハルトさんが羨ましいです・・私と違って強いし勇気がありますし」
「朱乃さん・・・・・」
朱乃は顔を赤くしてハルトにそう言うとハルトは少し微笑む。
「ありがとう・・・朱乃さんのおかげでこの世界で生きていく勇気が出て来たよ。ありがとう・・」
「い、いえ!わ、私もは、ハルトさんにあえてう、嬉しいです!あ、ありがとうございます・・」
ハルトは朱乃に礼を言うと恥ずかしがって朱乃は両手を頭に乗せて顔を引っ込める、そして会話がなくなりお互い気まずい感じになる。
「何してるの・・」
「「うわっ!(ひゃっ!)」」
窓を見るとそこに顎を手に乗せて目を細めながらハルトと朱乃を見ているマリナの姿があった。
「ま、マリナ!いつの間に!」
「さっきからいたわよ此処に」
「「き、気づかなかった」」
マリナは窓から部屋に入り二人の間に座る。
「情報を調べたところ朱乃さん?あなたが学んでいる学校、確か駒王学園の生徒だったわよね」
「は、はい」
「それがどうかしたの?」
「その学園があのグレモリーの拠点らしいのよ」
「学校が悪魔の拠点?・・・」
「朱乃さんは知らなったの?同じ学園の生徒でしょ」
「わ、私は人と話すのが・・に、苦手で・・すみません!」
朱乃はマリナを見ると涙目になり頭を下げてマリナに謝る。
「大丈夫だよ朱乃さん!マリナは怒ってないから!」
「うぅ~」
ハルトは朱乃の頭を撫でながら朱乃を落ち着かせる。
「それで、どうしようかしらね。このままじゃこの子は学園に行けなくなるわよ」
「そうだね・・・マリナ」
「何?ハルト」
「確かその学園を拠点にしているのはそのリアス・グレモリーって言うんだよね?」
「・・・あんたまさか」
「彼女達と話をしよう、僕たちは敵ではないと敵対する意思はないって話をしに行こう」
「ハルト、あなた正気なの?相手はすでに私たちを攻撃してきているのよ?」
「それでも、僕たちは彼女達と話をしなければいけないはずだ。エルエルフだったらマリナと同じようにそう言うかもしれないけど・・それでも!」
マリナはハルトのその言葉を聞くと「ハァ~・・」とため息をつきハルトを見る。
「わかったわ、ハルトのその話し合いをしようじゃない。ただしもしあいつらが攻撃してきたら私直々にあいつらを葬るわ・・いいわねハルト?」
「う、うんわかったから、わかったからそのオーラを収めてマリナ!」
マリナの体から金色のオーラが漏れだしすさまじい力を放出いていた、ハルトはマリナにオーラを収めてもらうと朱乃の傍による
「もし何かあったら僕が朱乃さんを守るから、安心して」
「ご、ごめんなさい。わ、私のせいで」
「大丈夫だよ、戦いはあっちの世界では当たり前だったからもう慣れているよ」
ハルトは朱乃にそう言いながら微笑むと朱乃は顔を赤くして顔を両手で隠す。
「それじゃあ、今日はどうする?あの女と一緒にいた男子がさっきシスターと知り合っていたんだけど」
「シスターと?何で」
「さぁ、でもそのシスターが入っていった教会から複数の堕天使の気配を感じたわ」
「まさか、何かを企んでいるのかな?」
「そのシスター、確かハルトと同じ神器を所有しているわ」
堕天使、シスター、神器。ハルトはエルエルフと同じようにそのキーワードを頼りに答えを導き出していくそしてある推論が出た。
「もしかしたらそのシスターの神器を狙っているんじゃないかな」
「堕天使が神器をね~考えられない話じゃないわね。それじゃあ」
「うん、そのシスターを助けよう何もしていない女の子の命を狙うなんて、神憑きとして許せない」
ハルトは窓の外を見つめる。
「譲れないなら・・・戦うしかない。そうだったよね・・・エルエルフ」
ハルトはかつて元に世界で世界を暴くを暴く為に契約を交わしたドルシアの亡命者、エルエルフの事を思い出しながら青い空を見つめていた。
はい!第四話でした!
かなり適当になってしまったので変なところがあるかもしれません!
感想お願いします!
次回! 第五話 雷再び
革命機ヴァルヴレイヴ、それは世界を暴く力