屋根の下で(中断中)   作:神無月 フラット

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明日からイベントですね
締切が月曜日だったのに明日までに終わらさなければならなくなりました(白目)


お友達は突然に

喫茶フジの内装はアンティーク調である

それに木工の装飾品とかを飾っている。まあ全部じいちゃんの趣味だ

まあそんな感じなのでナウなギャル(死語)には「ふるーい!」「イケてないよね〜」って言われそうではあるが(実際お客さんはあまり来ない)今日はお客さんの入りがとても多い。いくら土曜日とはいえど多い

 

「マスター!1番テーブルのオーダー上がったよ!」

 

「はいよ、あと3番カウンターのお客さんからティーセットお願いね」

 

「セット前に置いといたでしょたまにはやってくれ!」

 

春の陽気に包まれた土曜日、店の前には買い物客やら学生やらで賑わっていた。そのせいか休憩がてらこの店に入る人も増えた....という訳だ

 

「翔ちゃーん、コーヒーのお菓子出しといて〜こっち淹れちゃうから」

 

「お湯沸かす時に準備しろや!」

 

珍しく忙しいせいかちょっと焦り気味ではある。こんな時にレシピ覚えておいてよかったって思うわけ

まあ普段通りのマスターにも見えるが見る限り少し忙しそうだ

 

「ウチもなんかで有名になったんかね」

 

「うーん....特に変わったことは....星さんが時たま遊びに来てくれるくらいか?」

 

あときのこのクリームパスタの注文が多い気がする。そんなに変わらない?いやいや、いつもなら週に1回あるかないかなのが今日だけで15皿の注文だ。変わりすぎだろきのこブームか?

 

「ま、忙しいことはありがたいことだけどね。あとクリームパスタ美味しかったよ」

 

「勝手につまみ食いすんなって!」

 

わちゃわちゃやっている間にピークは過ぎたのか、食事よりかは休憩目的で入る人がちらほらと。まあ少しお客さんもはけたからお店にいる人も2、3人程しかいないけどね。マスターがカウンターでコーヒーを作っている間にお菓子のセットをテーブルに運ぶ。おーっとそこのリア充イチャコラすんな禿げろ

 

「あ、翔ちゃん、表掃いてもらっていい?落ち葉そこそこあるからさ」

 

「はいよ」

 

新型改造箒「エクスカリバーMk-2」を持って入口前の掃除をする。というか人、人、人だ。なんで今日こんなに人多いの?みんな暇なの?あ、休日だからか。でも人混みって怖いよな、ほらあそこの小さい子とかふらふらして危ない....ん?なんか見覚えのある銀髪のアホ毛なんだけど....てかなんかあと2人いるな

 

「あれ、星さん。いらしてくれたんですね」

 

「あ、大野さん....こ、こんにちは」

 

「後ろのお2人はお友達で?」

 

「佐久間まゆです。よろしくお願いします」

 

「森久保は....さんくちゅありに帰りたいんですけど」

 

「乃々ちゃん、せっかくだからお茶していきましょう?ね?」

 

ドリルカール(森久保さん?)の女の子を佐久間さんがなだめている。なんか....ペットと飼い主みたい

てか佐久間さんの俺への視線がきつい。え、なんか俺やっちゃいました?

 

「まあまあ入ってよ、お客さんも今ならあまりいないから席空いてるよ」

 

3人を店に入れて席へ案内する。時間も既におやつタイムを少し過ぎた辺りなので注文されても恐らくお茶のセットくらいだろう

 

「じゃあ....きのこのクリームパスタで....」

 

「よ、よく食べますねぇ....まゆは今日の紅茶とお菓子のセットで」

 

「森久保も....それで」

 

「はい、かしこまりました」

 

厨房へと向かうと中からマスターが出てくる

 

「おっ星さんまた来てくれたんだね。しかもこの前とは別のお友達を連れてきてくれたんだ。ありがとうね」

 

「マスター....こんにちは」

 

「佐久間まゆです。こんにちは、マスターさん」

 

「森久保....乃々です」

 

クリームパスタを作っていると店内の方からは楽しそうに談笑している声が聞こえる。常連さんになってくれるとありがたいんだけどね

パスタを皿に盛り付けてトレーに、お菓子のセットも一緒に載せる

 

「はい、きのこのクリームパスタとお菓子のセットです。アドバイス通りきのこはこの前と少し変えてシメジとマッシュルームにしたんだ」

 

「おお....美味しそうだ」

 

「輝子ちゃんがアドバイスを?」

 

「昨日来てくれた時にきのこの話で少し盛り上がってね、その時色々と聞いたんだ」

 

 

────────────────

 

昨日

 

「エリンギよりもマッシュルームの方が合う!きのこにも相性があるんだ!」

 

「ふむふむなるほど....エリンギよりマッシュルームを....と」

 

「まあ....好みなんだけどな」

 

「星さんのきのこ愛は確かだしその気持ちを信じるよ」

 

「そ、そうか....?まあトモダチだしな」

 

 

───────────────

 

 

「そういやマスター、紅茶は?」

 

「はいはい、今日の紅茶はアールグレイだね」

 

コトっとカップを置く

元々は軽食無かったお店らしいしこっちの方がマスターも得意なんだろうな

 

「星さんそんなにアクティブな人に見えないけど来てくれてありがとうね」

 

「「え?」」

 

森久保さんと佐久間さんから声が上がる。なんていうかその声は驚きの声というか....びっくりした感じ?のやつだ

 

「し、知らないんですか....?まゆ達のこと」

 

「え?俺ストーカーとかそういうんじゃないから知らないんだけど....」

 

「そ、そうなんですか....森久保的には少し安心です」

 

「輝子ちゃんがお気に入りになるのもわかる気がします」

 

なんか会話に付いていけないなんだけど....ナニコレ

 

俺は料理を運んだ後カウンターで休憩していた。いやだってお客さん3人しかいなくね暇だし....マスターも休憩入ったから店番してる。聞き耳立てて3人の会話を聞いていると

「まゆ達もまだまだなんですねぇ....」「あうぅ....泣かないでまゆさん....」「まゆさん....頑張ろう」

なんかすごく申し訳なくなってきたな....

 

3人共お会計して店を後にした

なんか合間合間で佐久間さんにジロジロと見られていたような気がするけど....気のせいだよな?

 

 

───────────────

 

 

前日

 

最近輝子ちゃんの様子がおかしいんです

いつもレッスンが終わったらシャワーを浴びて着替えて机の下でオトモダチと話しているのに最近はよくお外に行ってしまうんです。あの輝子ちゃんがです

 

「というわけで何かあったんですか!?輝子ちゃん」

 

「い、いや特に何も無い....けど」

 

「嘘です。輝子ちゃんの目が泳いでいる時は嘘をついた証拠です」

 

「輝子ちゃんが嘘ついた証拠なんてね」

 

「楓さん」

 

うっすらと違うオッドアイにショートボブが特徴のHHEMの村出身との噂もある25歳児こと高垣楓その人だった

 

「私も気になります。あの輝子ちゃんが楽しそうにお出かけしていますから」

 

どうやら楓さんもこちら側の陣営らしい

 

「え、えっとだな....実は綺麗なきのこを」

 

「まゆ、この間見ちゃったんです。とあるお店に行くところ」

 

「み、見てたのか!?」

 

「嘘です♡」

 

にっこりと笑顔でそう答えると輝子はがっくりとうなだれてしまいました。心做しかぴょこんとハネている毛もしおれています

 

「じゃあ聞かせてもらいましょう?輝子ちゃんがどんなお店に入ったのか」

 

「うぅ....」

 

楓さんはすごく楽しそう

でもどんなお店に入ったんでしょうか

 

「じ、実は喫茶店なんだ....」

 

「「喫茶店!?」」

 

友達と映画館とかゲームセンターに行くだけで「あうぅ....」となってしまう輝子ちゃんが喫茶店!?これは何かありそうです

 

「く、詳しくお願いします!」

 

お友達として気になっちゃいますよね

 

「い、いや....普通?の喫茶店なんだ....学校の先輩が働いているだけで特になにもk」

 

「輝子ちゃんが見ず知らずの人のお店に通っているんですか!?」

 

まゆが机から乗り出すくらい勢いよく出ると楓さんはもうそこにはいなかった。なんででしょう?

 

「男の人ですか?それとも女のひt」

 

「お、男の人だ....」

 

「輝子ちゃんにも遂に....まゆは嬉しいです....」

 

「ま、まゆさん....?なんで泣いてるんだ?」

 

「今度一緒にそのお店に行きましょう!まゆもその人のことチェックします!」

 

「わ、わかった....?」

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