屋根の下で(中断中)   作:神無月 フラット

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前回言い忘れていたので
あけましておめでとうございます(2週間の大遅刻)
実家に帰ったりなどリアルで忙しい期間を過ごしていました


仲直りは直すものではなく広げるもの
顔と目線は口の答え合わせ


朝だあ〜さ〜だ〜

と、頭の中では陽気にリズムを刻む

しかし内心落ち着いていられる状況ではない

俺は「やってしまった」のだ

いくら寝ぼけていたとはいえ(恐らく)女の子の布団に潜り込んで(恐らく)抱きついてしまって挙句の果てに膝枕させるとか事案か?いや逮捕もんだろこれ

星さんが警察に駆け込んで訴えれば社会的にも人間的にも抹殺される。主に事務所やファンの手によって

 

ということもあって今すごく学校に行きづらい。数学が2時間もあることもそうだが学校に行くと星さんと目を合わせる機会が多い上、出合い頭にどう反応すればいいのか分からない

てか最近避けられてる?気がする

こっちも星さんを見かけたらUターンすることは多いけどこっちから見ても星さんもUターンしてる

そりゃまあ....嫌われるよなぁ....

 

 

月が変わったということで(ようやく5月)クラスでは席替えが行われていた。隣の席が誰になろうとも俺はこのアニメ主人公御用達の窓際一番後ろの席のため敵なしだ。この席は最高だぜ

 

「おっ、よろしくな。えっと....大野だっけか?」

 

茶髪のもじゃ毛が話しかけてくる。てかもじゃ毛ってなんだよ、ボキャ貧か?

 

「ええ、よろしくお願いします。確か....神谷さんでしたか?」

 

「えっと....もしかしてあたしの事見たことない....とか?」

 

「ええ、すみません....あまりクラスの人の名前を覚えてなかったので....」

 

「あちゃーこれ本格的な知らない感じだ....」(ボソッ)

 

何か言っているような気がするが特ににもないだろう。とりあえず雑談をしてどんな人なのかを探ろう

 

結論から言うと神谷さんは何かを隠している。クラスで「ある話題」が出る度に耳がピクッと動いている

 

「えっと....神谷さんってもしかしてオタク?」

 

「そ、そそそんなんじゃないし....」

 

目線が少し斜め下に動く。嘘をついている証拠だ

というかこの時代に「そ、そそそんなんじゃないし....」なんて言う人いたんだ....アニメの世界か?ここは

 

「そっかぁ....まあ俺はアニメとかあまり詳しくないしそう言う話題振られてもいい返事できないからな....」

 

「大野は趣味とか無いのか?」

 

「趣味....というか好きなことは料理だな。あと家事系とか。工作とか裁縫も好きだぞ」

 

「女子力の塊みたいだな」

 

「今や男女の役割についてうんたらいう時代じゃないんだぞ?男の趣味が家事とかでもいいじゃないか」

 

「お、おう....そうだな」

 

若干引いてるか?まあこれだけ言えばしょうがないか

 

「そういやさ、気になったんだけど....最近何かあったのか?」

 

どういうことだ?なんの確信があってそんなこと....

 

「いや、顔見れば誰にでもわかるって。それと声に出てるぞ」

 

マジか....口に出てたか

 

「その根拠は?」

 

「バレてないと思ってるならそれでいいけど学校終わる度に早歩きでうきうきした顔で帰ったりするからな。普段は無表情な大野が、それで今は寂しげな顔をしてるってところかな」

 

この女....なかなかやるな

なんて考えているがまるで人の領域に土足で踏み込むみたいな感覚だ。だがなんでだろうか、不思議と嫌な気分ではない

てかまってこれ普通に恥ずかしい

うん、顔が熱を帯びているのがわかるくらいじわ〜っと熱くなる。自分自身が体験するとは思わなかったわ

 

「まあ....喧嘩というかなんというか」

 

「えっ?」

 

唐突に後ろから声がする

 

「ん?」

 

状況を整理しよう

俺の席は窓際一番後ろだ

そして今は隣の席の神谷さんと話をしている

んで、後ろを見ると何故かロッカーを綺麗にしているボスがこっちを見ている

普段は目つきが悪いと言われているボスの目が次第に丸くなる

 

「お、大野に友達がああああああ!?!?」

 

「んだとコラ!」

 

まるで昭和のギャグ漫画みたいな顔をしたボスがいた

 

「でも俺は嬉しいぞ?ようやく友達ができたみたいだからな」

 

男泣き?みたいな顔をしながらこちらの肩に手をポンと置くボス。これは青春映画じゃないんだぞ

 

「っ....」

 

「まーまーそんなことはともかく、大野はあたしに相談事があるんだろ?ここじゃ話しにくいなら場所を変えてもいいけど」

 

「じゃあ放課後、うちの店で。場所は-」

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

「と、いうわけなんだ」

 

「ふ〜ん....歳下の女の子とねぇ....」

 

流石にうちに泊まらせたなんてことは口が裂けても言えないし言ってしまった場合明日から俺の名前が「性欲大明神」みたいになるのはごめんだからな

 

「まさか大野が歳下の女の子を侍らせているなんて思わなかったよ」

 

「おい待てクラスでの俺の印象どうなってんだ」

 

「えっそりゃあ....ほかの女子の話だと目つきは悪いけどシュッとしていてイケメンとか喫茶店のイケメンお兄さんとか言われてるな」

 

「んだよそれ全員面食いじゃねえか。確かにうちはパスタとかも出してるけどさ」

 

「その麺じゃないって....」

 

くだらない雑談をいれつつ本題へ

とその前に紅茶を1杯いれる

 

「それで....その人と仲直りしたいんだけどどうすればいいかな....」

 

ちなみにこんな話をしているがお客さんがいる訳では無い。今日はじいちゃんの気まぐれで店は休みになっているからな

 

「ふ〜ん....その人と話はできてる?」

 

「いや、ちょっと気まずくてお互いに避けあってる感じかな....」

 

「うわぁ...その人はどういう人?」

 

どういう人、か

そう言えば星さんのことをよく知らなかったな....流石に「アイドルの星輝子さんです!」

なんてこと言ってしまったらオタク(だと思われる)神谷さんになんと言われるだろうか分からないからな....濁すか

 

「え〜っと....さらさらとした長い髪の毛でいつも1人で過ごしているみたいだけどきのk....気に入ったものを『トモダチ』って呼んだり、とても恥ずかしがり屋なんだけど俺にも話しかけてくれる人で好きなことに夢中になったり情熱を持っている女の子だよ。たまに恥ずかしさがオーバーフローして暴走するけど」

 

「へ〜....んん!?ちょっと待て大野、今なんて言った?」

 

「....普通の女の子だよ」

 

気がついたら自白していた。やっべぇ....これ神谷さんが星さんと知り合いだったら通報されて詰みなんだけど....

 

「え〜っと....年齢と学年は?」

 

「1年生で15歳です....」

 

「....その人の好きなものは?」

 

「黙秘します」

 

「あのさ、その人にあたしとても心当たりがあるんだけど」

 

あっ....詰んだ

これ関係者説あるぞ

....あっ、なるほどな

関係者でそこそこ有名だからあの時知っているか聞いてきたのか

ん?でも一般スタッフとか普通顔出るか?てか神谷さんも高校生だからマネージャーとかありえんだろ....

まさか神谷さんもアイドル....?

ないないない

そんなアイドル大量発生してたまるかってんだ」

 

「あの、聞こえてるぞ」

 

また声に出てたのか....

 

「まあ、大野の言う通りあたしもあ、アイドルやってんだ」

 

「そ、ソウナンデスネー」

 

「んで、さっきの女の子に凄く心当たりがあるんだ。星輝子って言うんだけど」

 

「アーアーアーキコエナーイ」

 

「こいつ....」

 

 

色々と話をしたあと神谷さんには紅茶とお菓子のセットを出して帰ってもらった

やはり星さんとは知り合いだったらしく話をつけて俺が謝る場を整える手伝いをしてくれるとは言ってくれた。神様仏様神谷様だ....ほんとに

というかあれから既に1週間以上も過ぎてる。それなのに星さんがお店に来るどころか話すらできていない

寂しい?なんて感じるのは久しぶりかもしれない。それと共に怖いとも思う

ここでふとボスの言葉が浮かんでくる

 

「大野に友達が」

 

普通ならここで「失礼な!」とか怒る場面だろう。だが生憎と俺には友達がいない。正確にはいないのではなく作らなかったのだ

友達といる時よりも

その幸せを失う方が怖いから

 




読んでいただきありがとうございます
という訳で随分前に設定が噛み合わないキャラが出ますとお伝えしましたがそのキャラは神谷奈緒です。高2で17歳、誕生日が9月だけど今は5月、うん噛み合わない
ホント出したかっただけなんです許してください
ここで私事なのですが恐らく次の投稿以降しばらく投稿できなくなるかもしれません
理由としては
・リアルが忙しい
・大阪公演の準備
などですがリアルが忙しくなるのが大体の理由です
まあ今までも投稿は不定期でゆっくりでしたがそれ以上にゆっくりになるかもしれません。某隊長ではないので新作投下速度が上がったりもしません
こんな私ですが応援していただけると幸いです
それでは次回またお会いしましょう!ありがとうございました!
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