三年始業式後
奉仕部部室
ガラガラ
平塚「すまん、待たせたな」
雪乃「平塚先生、ノックを」
平塚「つい、うっかり……」
八幡「始業式の日から部活とか……。俺は社畜じゃないんで、帰っていいですか?」
結衣「あはは……」
平塚「まぁ、そう言うな。すぐに終る。では、雪ノ下」
雪乃「はい。今日をもって奉仕部を退部します」
結衣「ゆ、ゆきのん、どういうこと!」
雪乃「由比ヶ浜さん、ごめんなさい。どうしても、家の事情で…」
平塚「陽乃にも話を聞いたんだがな…。どうにもならないそうだ」
結衣「ゆきのん…」
平塚「で、この部をどうするかだが…」
八幡「廃部でいいんじゃないですか」
結衣「ヒッキー!」
八幡「俺と由比ヶ浜だけじゃどうにもならんでしょ」
結衣「そ、そんなことない!」
八幡「由比ヶ浜、お前に雪ノ下の穴を埋められるか?俺には無理だ」
結衣「い、一生懸命がんばれば…」
八幡「平塚先生、あの勝負の判定はどうなるんですか?」
平塚「不本意ながら、無効だな」
八幡「その勝負が無効で廃部の方向なら、意味がないので、俺も退部させてもらえませんか?」
平塚「致し方ないな」
八幡「それなら、もう用はないですね。帰ります」
結衣「ひ、ヒッキー!」
ガラガラ ピシャ
結衣「ヒッキー…」
雪乃「由比ヶ浜さん、その…、ごめんなさい…」
~~~~~~~~~~
翌日
戸部「また隼人君たちと同じクラスで良かったべ」
葉山「だな」
姫菜「大和君と大岡君は別のクラスになったけどね」
優美子「別にいいっしょ。あーしは隼人と一緒ならいいし」
結衣「あはは……」
姫菜「結衣、ヒキタニ君と同じクラスで良かったね」コソコソ
結衣「うん、て、違うし!……///」
八幡(またリア充グループと同じクラスか……)
沙希「……昨日言えなかったけど、またよろしく」
八幡「ん?あ、あぁ」
八幡(川なんとかさんも一緒か)
彩加「はちま~ん!」
八幡「毎朝、俺をおこしてください」
彩加「もう、なに言ってるの」
八幡「い、いやなんでもない」
彩加「また、よろしくね」
結衣「むぅ!」プクゥ
姫菜「結衣、どうしたの?」
結衣「な、何でもないし!」
ガラガラ
結衣「ゆきのん!」
結衣「ゆきの~ん」ダキッ
雪乃「おはよう、由比ヶ浜さん。は、離れてくれるかしら…///」
結衣「ごめん。嬉しくて、つい…」
雪乃「それで…、あの…、葉山君を呼んでくれないかしら」
結衣「隼人君?ちょっと待ってね」
………
葉山「やぁ、雪ノ下さん」
雪乃「葉山君、ちょっと廊下へ」
八幡(雪ノ下と葉山……。これも家の事情とやらなのか……。俺には関係ないか)
………
……
…
放課後
結衣「ひ、ヒッキー…」
八幡「ん?」
結衣「あ、あのね…」
優美子「結衣~、早く~」
八幡「ほら、呼ばれてるぞ」
結衣「また今度話すね」
八幡「あぁ」
………
下駄箱
八幡(久しぶりに、家に真っ直ぐ帰れるな)
いろは「いた!先輩!」
八幡(さてさて、ラノベにするか…)
いろは「なんで無視するんですか!」
八幡(スパロボやるか…)
いろは「いい加減に、こっち向いてください!」
八幡(ハードディスクの容量が一杯だから、アニメを消化しないとな)
いろは「先輩!」
八幡(ほら、どこかの先輩、呼ばれてるぞ)
いろは「比企谷八幡先輩!」
八幡「うわ!俺かよ」
いろは「なんですか、その反応。キモイです」
八幡「お前が急にフルネームで呼ぶからだろ」
いろは「先輩って、呼んでたじゃないですか」
八幡「先輩って、いっぱい居るぞ。梓川○太とか衛宮○郎とか神原○人とか」
いろは「全然わからないです…。はっ!もしかして、口説いてるんですか、「俺のことも名前で呼べ」って思ってるんですか、ちゃんと告白してからにしてください。ごめんなさい」
八幡「なんでフラれたか、よくわからんが、俺は帰る」
いろは「待ってください!」
八幡「なんだよ」
いろは「奉仕部って、廃部になったんですよね?」
八幡「情報が早いな。その通りだが」
いろは「じゃあ、暇ですよね?」
八幡「暇じゃない。今から、アレがコレだから…」
いろは「生徒会の備品を買うので、付き合ってください」
八幡「副会長か戸部に頼めばいいだろ」
いろは「副会長は書記ちゃんと別の買い物へ行きました。戸部先輩は、サッカー部へ行きました。それに、先輩の方が、使い…、頼りになるので」
八幡「なんか言い直したよね?兎に角イヤだ」
いろは「全校放送で呼び出しますよ」
八幡「くっ!ボッチを目立たせるようなことを…」
いろは「じゃあ、行ってくれるんですね?」
八幡「仕方ない…」
いろは「では、行きましょう♪」
………
ショッピングモール
八幡「備品よりお前のオサレな小物の方が多いじゃねぇか」
いろは「仕方ないじゃないですか、女の子は可愛い物が好きなんですから」
八幡「はいはい…」
葉山「比企谷」
雪乃「比企谷君」
八幡「雪ノ下と葉山…か」
いろは「葉山先輩、雪ノ下先輩こんにちは」
葉山「やあ、いろは」
いろは「先輩たちデートですか?」
葉山「まぁ、なんと言うか…あはは」
いろは「私達は、デートですよぉ」
八幡「ちげぇよ。買い出しだろ」
雪乃「ずいぶんと楽しそうね、比企谷君」
八幡「…奉仕部辞めて、男とデートしてるヤツに言われたくねぇよ」イラッ
雪乃「えっ…」
八幡「気分が悪い。一色、悪いが帰らせてもらう」
雪乃「ひ、比企谷君。違うの…」
八幡「何も違わないだろ。少なくとも、周りからは、そう見える。じゃあな」
いろは「し、失礼します!先輩~!待ってくださ~い」
葉山「雪乃ちゃん…」
雪乃「私も帰るわ…。あと、その呼び方辞めてくれるかしら」
………
いろは「先輩、どうしたんですか?」
八幡「なんでもない」
いろは「さっきの先輩、恐かったです…」
八幡「すまん、一色」
いろは「先輩の気持ちも分かりますよ」
八幡「廃部にした張本人があれだとな…」
いろは「…それだけじゃないですよね」ボソッ
八幡「なんか言ったか?」
いろは「いえ~。なんでもないです。今日は帰りましょう」
八幡「色々と、すまん」
いろは「また埋め合わせしてくださいね」
八幡「お手柔らかにお願いします」
………
帰り道
陽乃「ひゃっはろー」
八幡「なんですか?雪ノ下さん」
陽乃「お姉さんとお話ししない?」
八幡「お断りします」
陽乃「即答はヒドイなぁ。ちょっとだけだからさ」
八幡「はぁ~。拒否しても無駄なんですよね。コーヒー一杯だけ付き合います」
『珈琲』『書記ちゃんの恋』がネタ切れなので、携帯の中に残ってた作品を投稿します。
上記2つのファンの方々、しばらくお待ちください。