ファイアーエムブレム風花雪月 異伝 漆黒のオーディン   作:すすすのすー

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第20話『新・紋章の謎』

(翠雨の節 八日)

 俺は“漆黒のオーディン”、闇を愛し闇に愛された闇の呪術士だ。

 

 

 午後の講義が終わり、帰り支度をしている時に、またリンハルトが接近してきて、話しかけてきた。

 

 

「やあ、オーディン。暇かな? 君の紋「待て、リンハルト! これ以上、言葉を続けると、闇の裁きを受けて貰うことになるぞ……」

 

 

 冷淡な口調と共に放つ歴戦の戦士である俺の強烈な殺気に、教室が静まりかえり、空気が張り詰める。

 

 

「なに、怒ってるの? 僕は、君とちょっと話せないかな、と思っただけだよ」

 

 

 鈍感かっ! 

 俺の殺気を「怒ってる」で片付けるなんて……手強い奴だ。

 とにかくコイツに嗅ぎ回られるのは、うんざりだ。

 コイツのせいで、黒鷲の学級(アドラークラッセ)の他の生徒と、授業以外で交流できていない。

 そろそろ白黒ハッキリつけねば……

 

 

「ここでは話せない……場所を変えるぞ……」

 

「えっ? ということは、話してくれるんだね」

 

 

 リンハルトを無視して移動を始める。

 教室中から視線、特にエーデルガルトとヒューベルトにガン見されているが……まさか、ついてこないよな。

 

 

 人気の無い場所まで移動して、周囲を見渡す。

 とりあえず、大丈夫そうだな……二人っきりで人気の無い場所で密談……男と女ならばそういう話で喜びそうな奴(フレン)はいるが、生憎いくら美形でもコイツは男だし、そっちの気も多分無いよな……無いはずだ。

 

 

「君が話してくれる気になってくれて良かったよ」

 

「話すかどうかは貴様の態度次第だ……いくつか貴様には質問を受けてもらう」

 

「質問? ……まあ、いいけど」

 

 

 とにかく重要なことは、コイツが秘密を守れるかと世界を滅ぼそうとしていないかの2点だ。

 それさえ大丈夫なら、話してもいいはずだ。

 

 

「まず、このことは二度と他の人がいる場所では話題に出さないこと。知った秘密を誰にも……いや、ハンネマン先生以外には話さないことだ」

 

「わかったよ。ハンネマン先生にはいいの?」

 

「ああ、今日はハンネマン先生に呼ばれていてな、これから行くところだったんだ。お前も、ハンネマン先生に説明してもらったほうが分かりやすいだろうし」

 

 

 ハンネマン先生に調べられたことを、コイツにも調べられるのは二度手間になってしまうし、二人で研究した方が、きっと捗るからな。

 

 

「もう1つは……お前が何者かが知りたい……お前がこの世界にとって危険なことを考えているか……」

 

「この世界にとって危険? なんだか物騒だなぁ……」

 

「嘘をつこうなどと思うなよ……その時は、貴様の死だ……!」

 

 

 用意しておいた呪術道具【聖なる瞳(トゥルースシュトラール)】を発動する。

 この呪術道具は対象が嘘をついた時、息をできなくする呪いをかける呪術道具だ。

 危険な呪術だし、あまり使いたくなかったのだがな……

 

 

「まず、貴様はこの世界を滅ぼそうとしていないか……?」

 

「ええ? そんなことするわけないじゃないか……」

 

「じゃあ、教会やフォドラの国々を滅ぼそうとは……」

 

「……してないよ」

 

「貴様の家族や知り合いにはそのような輩はいないか?」

 

「知らないなぁ……いないんじゃないの?」

 

 

 ふぅー、大丈夫そうだな。

聖なる瞳(トゥルースシュトラール)】の発動を解除する。

 まあ、コイツはどちらかといえば呑気な奴だから可能性は低いと思っていたけど……大丈夫な奴のようだ。

 

 

「……わかった、じゃあ後のことはハンネマン先生の部屋で話そう」

 

「やっと君について知れるのか……ワクワクするね!」

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 俺はリンハルトと共に大修道院、大広間の二階にある紋章学者(ハンネマン先生)の部屋まで来ていた。

 ちなみに向かいに医務室(マヌエラ先生の部屋)があるので、いま俺たちがいる廊下では犬猿の中のハンネマン先生とマヌエラ先生がいつも言い争いをしているらしい。

 

 

「ハンネマン先生~! 居ますか~!」

 

「……むっ、オーディンくんか、入りたまえ」

 

 

 ハンネマン先生の部屋をノックして呼び掛けると、中から入るように言われたので室内に入る。

 中にはハンネマン先生と……向かい合ってリシテアが座っていた。

 勉強でも教えていたのかな? 

 

 

「ハンネマン先生、オーディンが持っている紋章について教えてくれ「おまっ!? まだリシテアがいるだろ! さっき言ったばっかりじゃねえか!」

 

 

 そういうとこだぞ! 

 やっぱりコイツに教えるのはやめたほうがいいかもしれない……

 リシテアは目を丸くして驚いている。

 

 

「……オーディン、アンタが紋章を? フォドラの外の出身のアンタが?」

 

「ききまちがいだリシテア……おれがもんしょうをもっているわけないじゃないか……」

 

「……誤魔化すの下手すぎでしょう……アンタが秘密にしておきたいのなら、わたしは何も聞かなかったことにしますけど……アンタにも事情があるでしょうから……」

 

「……助かる」

 

 

 リシテアは、ハンネマン先生に「それでは、わたしはこれで」と言って部屋を出ていった。

 リシテアが誰かさんと違って空気が読める奴で助かったな。

 

 

「う、うむ。よく来たな、オーディンくん、リンハルトくん」

 

「ハンネマン先生~! 勘弁してくださいよ! リンハルトの奴、この部屋で俺の紋章について知ったって言うんですよ!」

 

「なにっ!? ……あっ、我輩としたことが……! つい、うっかりしていたようだ!」

 

 

 し、白々しいぞ……このおっさん! 本当に隠す気があったのか!? 

 ……ハンネマン先生は、堅苦しそうな見た目をしている割に、実は茶目っ気があって生徒には人気があるのだけど……この件はさすがに、ついうっかりでは済まさないぞ! 

 

 

「だが、リンハルトくんをここに連れてきたということは、彼には話してもいいということか?」

 

「あんまりしつこくされたら、正体がバレますからね……ハンネマン先生もリンハルトもこれ以上情報が漏れるのは絶対に無しですよ!」

 

「君たちの事情を考えれば、確かにそうだ……我輩が軽率だった、謝罪しよう」

 

「君の正体が、紋章について深く関わっているんだね……」

 

 

 とりあえず隠してくれるつもりでは、あるようだな。

 

 少し前にラズワルドとルーナの三人で話合った時、大司教様ではなくセテスさんに事情を説明してみるのはどうか、とルーナが言っていたことがある。

 意外にも、セイロス教団の上層部は異教徒について寛容で、他宗教を迫害なんてしてはいなかったことが最近わかった。

 俺たちを転移させた女神様も、異教の神様として考えてくれれば、そう怒らないのではないかという話だが……ロナート卿が言っていた「大司教が民衆を欺いている」という件も気になるので、まだ慎重に動いたほうがいいだろう。

 

 

「まずは、そうだな……リンハルトくんは形は知っているようだが、君の紋章の実物を見ていなかったな。その器具でまた見せてくれ」

 

 

 再び、イーリス王家の聖痕をこの世界に顕現させる時がきたようだな……今は女神様の力で右手にある聖痕は見えなくなってしまっているので、この印をみることができるのは、実は俺にとっても嬉しいことだ。

 

 ……我が血に宿る、英雄の伝説を受け継ぐ、王家の証よ! ……封印されし力を解き放ち……再びこの地に顕現せよっ! ……はあああああ!!! 

 

 いつもの様に()()を顔の前にやり、ポーズを決めて()()を器具に翳す。

 

 器具の上にイーリス王家の聖痕が浮かび上が……なんだこれ? 聖痕じゃないぞ……

 器具の上には三対、六つの眼を模したような紋章が浮かび上がっている。

 

 

「おお~これがオーディンの紋章ですか! ……でも、前に見た紋章とだいぶ違うような……」

 

 

 この形……どこかで見たことが……あっ! これっ『父さん』の……! ヤバい!! 

 

 慌てて、翳していた左手を右手と入れ代える。

 

 浮かび上がったのは、イーリス王家の聖痕だ。

 

 アレはヤバい……なんで俺にアレがあるんだ……!? 

 父さんと妹には右手にアレは有ったが……俺には無かったはずなのに……

 

 

「……待ちたまえ、オーディンくん……今の紋章は……なんなんだ……!?」

 

「ほら、これが……おれのもつ、せいこんですよ……」

 

「君はまさか……紋章を2つ持ってるの!?」

 

「もんしょうがふたつあるひとなんて、いるわけないだろ、みまちがいだよ」

 

 

 なんとか誤魔化さないと……アレは聖痕より、よほどヤバいものなのだ。

 邪竜ギムレーの血を継ぐ者の印……息子である俺に受け継がれていてもおかしくはないのだが……体の何処にも印は無いので、俺には無いと思っていた。

 この左手に、まさか受け継がれていたとは……

 

 

「ならばもう一度、左手を翳してみてくれたまえ……あれは確かに紋章だった……」

 

「……それは、できません」

 

「君は我輩の研究に協力してくれるのではなかったのか? ……まさか、まだ隠していることがあったとは……」

 

「……これは大変なことだと思うよ」

 

 

 ハンネマン先生は少し寂しそうな表情をしている。

 少し、心が痛むぞ……

 

 

「いや……その、隠していたのではなくて……俺も持っているとは知らなかっただけです」

 

「そうか! ならば教えてくれ! 君の反応からすると、心当たりがあるのだろう!」

 

 

 もう話してしまう他ないだろう。

 また、長く説明することになりそうだ……

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 リンハルトもいるから、前回話をした部分を含めて、もう一度説明をしなおす。

 とある女神の願いでこの世界にきたこと、イーリス王家と聖痕とファルシオンについてのこと、そして俺の父さんが邪竜ギムレーの器であり、前の世界を滅ぼそうとした存在だったこと……父さんがギムレーに止めを刺し、邪竜ギムレーは消滅したこと。

 俺の父親が世界を滅ぼそうして、世界を救うために消滅した。

 自分で説明するのは、感情を抑えるのがキツいなぁ……上手く説明できただろうか? 

 

 

「ううむ、まるで神話のような壮大な話だが……君は確かに2つ紋章を持っているわけで……嘘ではないようだな」

 

「君のお父さんについても気になるから後で詳しく知りたいけど……君は生まれつき2つの紋章を持っていた、この点については間違いないね?」

 

「ああ、この邪痕のほうは今知ったが……生まれつきのものだろう……」

 

 

 そういう家系だからと説明できるしな……しかし、フォドラの紋章学では紋章を2つ持つことは()()ありえないと聞いていたので、やっぱり俺の聖痕・邪痕は紋章とは別のものなんだろうか。

 

 

「たしかに我輩も、君に貰った血液や頭髪から違和感を感じていたのだ。君には複数の紋章の因子が色濃く存在すると……」

 

「通常は2つの紋章を持つことは、有り得ないことですから……彼のそれがフォドラ大陸の紋章と似て非なるものとも考えなければなりませんね……血筋に依存する要素などは極めて近いようですけど」

 

「彼の両親に関しても面白い。オーディンくんの母親は紋章を持っていなかったがイーリス王家の血統を持っていた……父親は邪竜ギムレーの器だったということは大紋章を持っていたはずだ。だがオーディンくんはイーリスの大紋章とギムレーの小紋章を持って生まれてきた……これは、非常に興味深い……」

 

「君の妹は、お父さんと同じ印を手に持っていたと言っていたね。もしかして妹さんにも、イーリスの紋章があるかもしれない……君、何か持ってないかな? 妹さんの頭髪とか肉片とか」

 

「に、肉片!? なに怖いこと言ってるんだ! 妹の肉片なんて持ってるわけないだろ!」

 

「まあ、僕もそういうのは苦手なんだけど……うええ……想像したらちょっと吐き気が」

 

 

 吐き気を催すくらいなら言うなよっ! 

 二人はその後も、聖痕と邪痕、フォドラの紋章についての考察を話している……全くついて行けない! 

 

 

「とにかく、君についてさらに詳しく調べる必要があるようだ……さあ、脱いでくれ!」

 

「ぬ、脱ぐって……?」

 

「一人で脱ぐのが不安なら、僕も脱ぐから、さあ……」

 

 

 いや、なんでお前も脱ぐんだよ!? 

 ハンネマン先生とリンハルトは俺を取り囲んで服に手をかけた。

 うわ、なにをするやめ……

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 大修道院の大広間、建物から出ると辺りはすっかり日が沈んでいた……

 あの後、危うく下まで脱がされそうになるのをなんとか逃げてきた。

 

 しかし、俺の中に邪竜ギムレーの印……邪痕が有ったとは……驚いている反面、嬉しい気持ちもある。

 父さんの力がこの左手に……印は無いが、器具で調べると、どうやら左手に紋章の力が宿っているらしい。

 全然、気にしたこと無かったけど、今度から魔法は左手で使うように意識してみよう……父さんは魔法が得意だったしな。

 

 かつて邪竜ギムレーを倒した時、父さんは一緒に消滅してしまった。

 世界を救うためにずっと一緒に戦ってきた仲間の中で、父さんは唯一の犠牲者だ。

 

 父さんの遺志は俺の左手に受け継がれていたんだな……そう思うと……血が騒いできたっ……! 

 

 

「……くっ……静まれ、父さん……闇の力が……封印が解ける……ここは右手の聖痕……母さんの力で……!」

 

 

 左手を右手で抑える。

 ……だが、血の疼きが止められそうにないっ! 

 

 

「くっ……俺の闇の力が……暴走するっ……!」

 

「えっ? お、オーディンさん?」

 

 

 うわっ!? ……ビックリした……マリアンヌか……

 人気の無い通路から、いきなり出てきたので驚いてしまった……あと、マリアンヌは夜に出会うと、その……雰囲気が結構怖いな。

 

 

「マリアンヌ……今日は遅いな、それにこんな時間にいるのも珍しい」

 

「厩舎の片付けに手間取ってしまって……オーディンさんこそ何を……?」

 

「ハンネマン先生の部屋で少し、現実を叩きつけられてしまってな……」

 

「現実を……?」

 

「やはり俺の中には『闇の力』が宿っている。そのことがフォドラの技術でも明らかになったのだ……」

 

 

 まさか、俺が考えていた設定が現実のものとなるとは……いや正確には現実だったと言うべきか……

 考えるだけで血が騒ぐ……何か新たな力に目覚めてしまいそうだ。

 マリアンヌには前も話したことがあるし、口も固そうだし、ちょっとくらい良いよな……

 

 

「世界を滅ぼすほどの強烈な『闇の力』……こんなものを背負ってしまうとは……これも血の定めか……」

 

「……オーディンさんは……そんな大きな運命を背負わされて……なぜ平気そうにしているのですか……?」

 

 

 そうか……普通の人ならば、背負わされた運命の大きさに絶望してしまうほどのことだろう。

 しかし、俺は絶望の未来を生き抜いた、選ばれし闇の戦士……この程度では絶望したりはしないのだっ! 

 

 

「それは……俺は選ばれし闇の戦士……この力を、使う運命を背負って生きてきたからだ。それに……この『闇の力』は父さんから受け継いだ血の力……絆の力だ……辛いだなんて思ったことはない……」

 

「……オーディンさんのお父様も同じ力を……」

 

「父さんの力は俺より更に強い力だった……それこそ世界を滅ぼして終いかねない……父さんは最後まで仲間を……世界を守るために戦った……そして全てを救ったんだ……自分の命と引き換えに……俺はそんな父さんを誇りに思っている」

 

「…………」

 

 

 マリアンヌは俺の話にショックを受けたのか、俯いて黙りこんでしまった。

 普段、人とは関わりを持とうとしないマリアンヌが、俺の話をここまで聞こうとしているのは何か理由があるかもしれないな。

 

 

「マリアンヌ、何か悩んでいるのか? ……お前も、何か大きな運命を背負わされているとか……」

 

「……オーディンさんのような方に比べれば……小さな悩みかもしれないですが……聞いてくれますか……?」

 

「……聞こう」

 

 

 マリアンヌは意を決したように話し始めた。

 

 

「……私に近づく人は、不幸な目に会うんです……私の両親も、私が原因で思い悩み失踪してしまいました」

 

「両親が失踪か……俺の呪術で探してほしいのか?」

 

「えっ……? いえ……違います……両親のことは、もう……仮に生きていたとしても……私には会いたくないでしょうし……」

 

「うーん、そうか? 両親も会いづらいとは思うだろうけど……」

 

「いえ、もういいんです。……生まれも境遇も……不幸の連なりで、できているような人生でした……もう自分が生きる意味も見出だせなくなって……女神様、主が私という存在を赦し、いつか心安らかに天に召されるように……それを願っていました……」

 

 

 ……つまり、死にたいと、願っていたと……俺より全然大きな悩みじゃねえか! 

 さすがにこんなに思い悩んでいる人に会うのは……絶望の未来の時は結構いたけど……久しぶりだ! 

 何か元気づける方法を考えるか……そうだ! 不幸が原因なら、ちょうどアレがあったな。

 

 

「だけど……今は死ぬことが、少しだけ怖くなってしまいました」

 

「怖くなった?」

 

「はい……先生やヒルダさんのように私のことを気にかけてくれる人たちがいて……周りを不幸にしてしまうような私でも……ここに居たい……そう思うようになってしまったんです……」

 

 

 とりあえず、死にたいよりは前向きに考えるようになった、と……先生、ヒルダ、ナイスだ! 

 

 

「こんな私でもここに居ていいのでしょうか……?」

 

「……ここに居てはいけない、生きていてはいけない人間などいない」

 

「そうでしょうか……?」

 

「……それに、お前が周りを不幸にするというのを気にするなら……良いものをあげよう」

 

 

 懐から呪術道具を取り出す。

 白くて綺麗な石を丸く削って、穴を開けたものだ。

 

 

「あの……これは……?」

 

「これは、俺が作ったお守りだ。不幸をはね返し、幸運を招き寄せる効果がある」

 

「そんなものが……いえ……受け取れません」

 

「いつか、金鹿の学級(ヒルシュクラッセ)のみんなに配ろうと思っていたものだ。呪術自体は簡単にできるし、俺の呪術の師匠から教わったものだから、効果は保証する」

 

「で、でも……」

 

「先生やヒルダに不幸な目に遭ってほしくないんだろ……この“漆黒のオーディン”の呪術が全ての不幸から守ってくれるはずだ!」

 

「わかりました……受け取ります……ありがとうございます」

 

「先生やヒルダ以外の金鹿の学級(ヒルシュクラッセ)のみんなもお前のことをかけがえのない仲間だと思っているはずだ……何かあったら、誰にでも相談すればいい……ラズワルドでもルーナでも、当然この“漆黒のオーディン”にでもな!」

 

「……はい、今日はありがとうございました、オーディンさん」

 

 

 こう言ってる俺は今、金鹿の学級(ヒルシュクラッセ)じゃないんだけどな! 

 

 




今回はオーディンの父親についての回となりました、この作品でのオーディンはマイユニ父ウードです!
その他の覚醒組の親子設定は活動報告に記載しています

迷いましたが邪痕は持っていることにします、そのほうがいろいろと美味しい設定なので…


補足

呪術道具は対象が嘘をついた時、息をできなくする呪いをかける呪術道具
本音を隠すと息ができなくする呪い
ソール・サーリャ支援
嘘をつけなくする呪い
ヘンリー・サーリャ支援
聖なる瞳(トゥルースシュトラール)
オーディン・シャーロッテ支援

オーディン(ウード)の妹
マーク(女)のこと、マイユニ(男)の子どもとして現れる
記憶喪失の軍師キャラ

不幸をはね返し、幸運を招き寄せるお守り
カラム・サーリャ支援
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