ファイアーエムブレム風花雪月 異伝 漆黒のオーディン   作:すすすのすー

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第24話『破裂の槍』

 俺は“漆黒のオーディン”、かつて竜に姿を変えることができる者たちと共に世界を救った、選ばれし闇の戦士だ。

 

 

金鹿の学級(ヒルシュクラッセ)の皆さん、今までありがとうございました。ベルは黒鷲の学級(アドラークラッセ)に戻ります……!」

 

「ベルナデッタちゃん、本当に戻っちゃうのー?」

 

「はいっ! あたしにはこんなにも気にかけてくれる人たちがいたんだなって思いまして、黒鷲の学級(アドラークラッセ)に戻って、もう一度自分を見つめなおしてみようかと……」

 

「まあ、フェルディナント君たちも帰ってきてほしそうにしていたからな……」

 

「こっちにも、いつでも戻って来ていいんだからな!」

 

「また、一緒に絵を描きましょう」

 

「おめぇの料理当番の時は旨かったからなぁ……また食べてぇなぁ!」

 

「貴女の作ったお菓子……その、美味しかったですよ……」

 

「……あまり、お話できませんでしたが……その、温室当番のときに手伝っていただきありがとうございました」

 

「また戻ってくるなら、またオーディンを追い出さなくちゃね!」

 

「あんな奴のことなんか気にしなくていいのよ! また何かされたら、いつでも言いなさい!」

 

「まあ、こんな感じで金鹿の学級(ヒルシュクラッセ)は、いつでもお前のことを歓迎しているよ」

 

「ベルナデッタ、頑張って」

 

「はいっ! 皆さん、本当にありがとうございました!」

 

 

 俺のいないところで、こんな感動的な感じでベルナデッタは金鹿の学級(ヒルシュクラッセ)を後にしたらしい。

 俺が黒鷲の学級(アドラークラッセ)を出るときは「おう、じゃあな!」(カスパル)みたいなノリだったのに……

 

 

 

 ◇◇◇

(翠雨の節 三十一日)

 

 

 

 ゴーティエ辺境伯領を荒らし回っていた盗賊の根城(コナン塔と言うらしい)の眼前まで来ていた。

 そこまで来るまでに寄った村落は、全て荒らされており「冬は越せまい」とディミトリが嘆いていた。

 

 

「よう、オーディン。黒鷲の学級(あっち)にも随分馴染んでいたそうだな……てっきり戻って来ないかも、と思ったぜ」

 

「何を言っている、クロード。金鹿の学級(ヒルシュクラッセ)は俺の魂の居場所だ……あるべきところに戻るのは普通のことだ」

 

「魂の居場所ねえ……そりゃあ、良かった……俺にはそんな場所があるのかねえ……」

 

 

 眼前のコナン塔の様子を眺めていると、クロードが話しかけてきた。

 現在、討伐隊は森の中で待機中で盗賊たちには気付かれてはいないだろう。

 

 

「今から指揮官たちで作戦会議だとさ……先生は俺とお前をご所望だ」

 

「ほう、この“漆黒のオーディン”の策が必要と言うわけか……」

 

 

 コナン塔を視認できる森の中で指揮官数名を集めて作戦会議を行っていた。

 途中から小雨が降り始めたせいで、皆すでにびしょ濡れだ。

 

 作戦会議には先生とセイロス騎士団のギルベルトさん、青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)級長のディミトリ、ゴーティエ家嫡男のシルヴァン、そしてハンネマン先生がいた。

 ハンネマン先生は青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)の生徒たちが多く参加すると知ると「我輩も担当教師として一緒に行こう」と言ってついて来たそうだ。

 

 

「数百年前、この近辺は大規模な戦場でした。北方の民の侵攻が最も盛んだった時代です。あの塔は監視と防衛の拠点として建てられた。攻略には骨が折れるでしょう」

 

「……ええ、仰るとおりです。よくご存じですね、ギルベルト殿」

 

「いえ、その……ご冗談を」

 

 

 ギルベルトさんは失踪前はディミトリの指南役として仕えていたらしい。

 ディミトリがこういう皮肉っぽいことを言うのは珍しい。

 

 

「最近はスレンの連中は大人しいですね、賊どもとも繋がりはないでしょうし……とは言っても不測の事態が起きる前に片付けちまいたいところですね」

 

 

 シルヴァンが地元人として補足説明する。

 スレンとは、さっきギルベルトさんが言っていた北方の異民族のことだ。

 

 その後、陣形や作戦について細かく決めていく。

 前衛部隊は先導役のギルベルトさんと教団兵たち、先生が指揮するディミトリ、シルヴァン、金鹿の学級(ヒルシュクラッセ)青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)有志の中から精鋭を選抜して進軍する。

 ハンネマン先生が指揮する援護部隊は、弓や魔法を使える生徒たちを主力に、俺とクロードが指揮の補佐を行う。

 

 

「ある程度、決まったね……他に何か気になるところはない?」

 

「うむ、我輩から一つ話がある……これはあくまで仮説なのだが、紋章を持たないものが英雄の遺産を使ったときの副作用についての話だ」

 

 

 先生がそう言うと、ハンネマン先生が気になることを語り出す。

 副作用……? そういえば英雄の遺産は紋章を持たない者には扱えないとされるが、副作用というのは聞いたことがないな。

 

 

「英雄の遺産は紋章を持たない者は扱えないとされるが、正確には『真の力を発揮できない』ということだ。紋章を持たない者でも武器として振り回せば一般の武器よりはるかに危険だ」

 

「まあ、そこは英雄の遺産の知識があれば知ってますね」

 

 

 俺が答えると、皆頷いている。

 先生は首を傾げているので知らなかったようだが。

 

 

「うむ、しかし紋章を持たない者が使用し続けると、とあることが起こる可能性があるのだ……それは、使用者の魔獣化だ」

 

「……魔獣化!?」

 

 

 ハンネマン先生の言葉に全員が驚いている。

 ハンネマン先生はいくつかの例を出しつつ魔獣化の可能性について説いていく。

 

 

「……これらは全て、教団の資料には無いことだ。しかし、我輩がこの仮説について教団に作成した資料を提出したあと、このことについて調べることは教団の上層部から禁止され、箝口令を出されたことからこの仮説は恐らく事実であると思われる」

 

「何てこった……英雄の遺産ってやつには、そんな物騒な力も秘められているのか……」

 

 

 ハンネマン先生が言うことは多分事実なのだろう……クロードの言葉に思わず、先生の腰にある天帝の剣に目が行く……一致する紋章を持つ者も使い過ぎれば魔獣化する可能性があるらしい。

 

 

「しかし、教団はなんでそんな重要なことを秘密に……」

 

 

 シルヴァンが疑問を口にする。

 

 

「おそらく、遺産を使った人間が化け物となった、など噂が広まれば、貴族の権威が地に墜ち……フォドラ全土が混乱に陥ると考えたのだろう。我輩も本来なら言うべきではなかったのだが生徒の命に関わるとこなのでな……君たちには頭に入れておいて欲しかった」

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

「今日は、父さんと初めて同じ戦場に立つことになるんだよね……頑張らなきゃ!」

 

「あらあら~アン、張り切り過ぎて失敗しちゃわないようにね~」

 

 

 アネットとメルセデスが話をしている。

 二人とも戦場にいるのに、普段と様子はそんなに変わらないな。

 

 

「“天帝の剣”や“破裂の槍”も気になるが、戦場での君の力も気になる……我輩の前で存分に発揮してくれたまえ」

 

「ハンネマン先生、任せて下さい……この“漆黒のオーディン”闇の力を解き放ち、賊どもを一掃して見せますよ……」

 

 

 ハンネマン先生の期待にしっかり答えなければ……

 もう塔の中に入ってだいぶ登ったところだが、そろそろ戦いの気配がしそうだな。

 そう思っていると前衛部隊が敵を発見したらしい……これより戦闘開始する! 

 

 まずはディミトリ、シルヴァン、ローレンツ、レオニーたち〈ソシアルナイト〉が突撃する。

 塔内はかなり広く、騎兵でも不自由なく戦えている。

 ちなみに、生徒たちは既に何人かが中級職になっている。

 俺も結構前に〈メイジ〉になっていた。

 

 騎兵でかき回し混乱させたら、歩兵で敵を討ち取っていく。

 ラズワルドとルーナは相変わらず強いが、フェリクスもここ最近かなり腕を上げたようだ、魔法職のままでは次の武闘大会で勝つのはなかなか難しいかもな。

 

 

「食らえ、我が闇の(いかずち)を……はぁーっ!」

 

 

 敵のまとまっている場所に〈トロン〉を撃ち込む……見たか、ハンネマン先生! 俺の力をっ! 

 

 

「おおっ! 見事な闇魔法だっ……! リシテアくん、今のは紋章の力か……!?」

 

 

 ……って、見てないじゃねぇか……! 

 リシテアの闇魔法は確かに俺も気になるけど、アンタが力を見せてくれって言ったんだろっ! 

 

 

「お頭が危ねえ! 野郎ども、急げ!」

 

「は、背後から敵です……多いっ!」

 

 

 敵とイグナーツの声に振り向く……本当に多いな……援護部隊は魔法職が多いし、彼らに接近されたらまずいな。

 

 

「仕方ない……接近戦で魔法職を守るぞ! ……おっと、オーディン! ヒルダ! お前らは勿論前に出ろよ!」

 

「……フッ、わかってるさクロード。この“漆黒のオーディン”の剣技とくと見よっ!」

 

「えー! せっかく後ろのほうだったのにー!」

 

 

 クロードの指示で援護部隊の接近戦が出来る者たちが武器を代える。

 俺とクロード、イグナーツは剣、アッシュは槍、ヒルダは斧を使う。

 ヒルダは前衛部隊を嫌がって援護部隊に来たのに、いきなり最前線に放り込まれたのが不満なようだ。

 

 ミステルトィンで接近してくる賊を斬り捨てる。

 そこそこ腕が立つ奴もいるようだが、前回の交易路の傭兵連中ほど練度もまとまりもない。

 

 

「はい! ヒルダちゃんの勝ちー!」

 

「なんとかうまくいきました」

 

「次の敵に備えないと……」

 

 

 数は多かったが、近接武器と魔法を上手く使い殲滅できた。

 出会った頃は頼りなさそうに見えた、イグナーツやアッシュもこの程度の賊では太刀打ちできないくらい強くなっている。

 

 

「……いかん、前方の部隊が挟み撃ちにあっている! 急ぎ向かうぞ!」

 

 

 今度はハンネマン先生から前衛部隊の救援に向かうように指示が出た。

 どうやら隠し部屋に兵を伏せていたらしい。

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

「何しに来やがった……紋章持ちの“お嬢さん”がよう……!」

 

「……“破裂の槍”、取り戻しに来たんだよ。尻を拭かされる俺の気持ちにもなってくれ」

 

「フン、さっさと死ね! 貴様さえ……貴様さえいなけりゃあ……!」

 

 

 シルヴァンとマイクランが喋っている。

 賊たちをまとめている〈アーマーナイト〉がマイクランの様だ。

 取り巻きの賊たちは、装備も整っているし私兵団かな。

 

 

「奴らが陣取っているのは回復床だな……英雄の遺産の副作用も押さえられるし、理にかなっている」

 

「聖水……それに〈マジックシールド〉も使っているかと……魔法で倒すのは難しいかもしれません」

 

 

 ハンネマン先生とリシテアが話をしている。

 魔法に対する備えは万全というわけか。

 盗賊の頭マイクランは指揮官としてはなかなか手強いな、ここに来るまでにも挟撃や伏兵に何度かあっている。

 

 

「俺たちが切り込むぞ……! シルヴァン、お前は猪……ディミトリと共に開いた道を駆けろ」

 

「……ここまで来たんだ、君の手で決着を着けよう」

 

「すまねぇ……フェリクス、ラズワルド」

 

 

 先生の合図で前衛部隊とマイクランの取り巻きたちの戦闘が始まった。

 聖水や〈マジックシールド〉で効果は薄いが、俺も援護部隊とともに敵兵へ目掛け魔法を放つ。

 フェリクス、ラズワルド、ルーナ、他の生徒や兵士たちが一気に攻め立て、マイクランへの道を切り開く。

 出来た道を、シルヴァンを先頭に騎兵たちが駆け抜けた。

 

 騎乗のシルヴァンの鋼の槍とマイクランの“破裂の槍”が打ち合う。

 シルヴァンは馬の機動力を利用し、攻撃しては離れを繰り返し、重装備のマイクランとまともにやり合わないように戦っている。

 

 

「“お嬢さん”の分際で、この俺を……! う……うわっ……」

 

 

 シルヴァンと戦っているマイクランに異変が起きた。

 マイクランの体を“破裂の槍”から出た闇のようなものが取り込みはじめた……! まさか……!? 

 

 

「な、何だよ……何だよこれ……!」

 

「ひ、やめ……」

 

 

 取り込まれた闇から姿を表したのは巨大な魔獣……! 

 魔獣は取り巻きの賊を無差別に襲い始めた。

 

 

「お、おい……嘘だろ……!? あの化け物が、兄上だってのか……!」

 

 

 事前に聞かされていた、シルヴァンですら動揺を隠しきれない。

 他の生徒たちも混乱と動揺が広がりはじめてきた。

 

 

「一度、階段下まで下がろう! 援護部隊は遠距離攻撃しつつ後退……イングリット、魔獣の気を引ける!?」

 

「は、はいっ! ……やってみます!」

 

 

 先生が一時後退の指揮を出したことで、部隊の混乱は少なくなり統率が戻った。

 唯一の飛行兵〈ペガサスナイト〉のイングリットが魔獣の気を引き時間を稼いでいる。

 

 全員が階段下まで下がり陣形を整える。

 重装備の〈フォートレス〉ギルベルトさんと〈アーマーナイト〉のドゥドゥーを最前列に配置し、陣形を構築し終えた。

 先生の指示で、イングリットが魔獣から追われてこちらに向かってきた。

 巨大な魔獣が大きな足音を立てて向かって来るのに、恐怖を圧し殺して耐えている生徒は多そうだ。

 

 馬を降りたディミトリが振りかぶって手槍を投げつけた。

 矢の様な速度で真っ直ぐ飛んでいく槍が、魔獣に当たる瞬間に障壁の様な物に阻まれた。

 

 

「そのまま遠距離攻撃を続けて! ……ラズワルド、〈魔物斬り〉は使えるよね……」

 

 

 先生の指示に従い、魔法と弓を撃ち込み続ける。

 先生とラズワルドが数名と共に魔獣の両側に回り込み、足に向かって攻撃をし始めた。

 

 

「これで決める! はぁーっ!」

 

 

 先生とラズワルドの〈魔物斬り〉で魔獣を守っていた障壁が破壊された。

 それを皮切りに、前衛部隊が一斉に攻める。

 

 

「終わりにしようぜ……兄上……!」

 

 

 シルヴァンが〈魔物貫き〉を魔獣に放つ。

 その渾身の一撃に魔獣の巨体がついに倒れる。

 魔獣の体が崩れて、中からマイクランと槍が現れた。

 

 

「……兄上……化けて出てくんなよ」

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 撤収の準備を終え後は帰還するのみだったが、外の嵐のせいでしばらく塔内に留まることになった。

 なんとなく、シルヴァンの方を見ると、その周囲にディミトリ、フェリクス、イングリット、そしてラズワルド、ルーナが集まっていた。

 

 

「みんな……今日は悪かった……馬鹿な兄上の尻拭い、こんなことに付き合わせて……」

 

「気にするなシルヴァン、お前は普段は頼りないが、大事な時にはいつも体を張って俺たちを助けてくれた。俺は今日お前が困っているときに助けられて嬉しいよ」

 

「貴方の兄上のことは、貴方があまり話したがらないから、詳しくは知らないけど……その……色々あったんでしょう」

 

「……殿下……イングリット……」

 

「フン……最後の槍の一撃は、まぐれだとしても悪くなかった……普段から真面目に訓練をしていたなら認めてやっても良かったがな」

 

「あはは、今後はナンパにかまけず真面目に訓練しろってさ」

 

「ラズワルド、それはアンタだけには言われたくないことでしょ」

 

 

 なんか、青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)の幼馴染み四人組と俺の幼馴染み二人が、仲良さげに話しているな……いつの間に仲良くなったんだ、アイツら。

 本当は今シルヴァンの持っている“破裂の槍”を、詳しくじっくり見せてもらおうかと思っていたんだが……英雄の遺産を借りて、「ぐっ……! 俺の闇の力が暴走するっ……伝説の武器の封印が……解かれる……!」とか一度はやってみたかったんだけど、今やったらさすがに洒落にならんよな。

 

 ドゥドゥーがぽつんと一人で立って彼らの様子を見ている。

 他の青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)の生徒たちも気にはなる様で、シルヴァンたちのことを遠巻きから見ている感じだな。

 

 

「よっドゥドゥー! 俺らもアイツらのところへ行こうぜ」

 

「……俺はいい……俺は、彼らの中には入れん」

 

「お前もディミトリたちと四年くらいの付き合いになるんだろ? 幼馴染みみたいなもんだ……ほら、一緒に来いって……」

 

 

 ドゥドゥーの腕を引っ張って、連れてくる……本気で嫌がっているのなら、俺の腕力じゃドゥドゥーを動かせないだろうし行きたくなくはないのだろう。

 

 

「……シルヴァン。貴様の持つ“破裂の槍”、この俺に少し見せてくれないか……?」

 

「おいおい、あんなことになったのを見てなかったのか……? よくもまあ、そんな……」

 

 

 シルヴァンが呆れた様に返事を返そうとしたら、他の青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)金鹿の学級(ヒルシュクラッセ)の生徒たちも集まってきた。

 

 

「シルヴァン、みんな、お疲れ様~今日は疲れたでしょう。帰ったら、みんなにお菓子を焼いてあげるわね~」

 

「紋章の無い人が英雄の遺産を使うと……あんなことになるなんて……誰もやられないでよかったです」

 

「……なんか前に伯父さんの家で見た、“打ち砕くもの”に似てるね……」

 

「触りはしないから、俺にもじっくり見せてくれよ……魔獣化前と変わったところは特になしか……“天帝の剣”には無い、紋章の入った丸い石が……」

 

 

 シルヴァンを中心に生徒たちが集まってきた。

 

 

「みんなも、今日は本当にありがとな……」

 

 

 シルヴァンのお礼の言葉は騒がしさの中に消されていった。

 

 

 

 

 




ベルちゃんは黒鷲の学級(アドラークラッセ)に戻ることになりました
この作品ではおそらく生徒のスカウトは無いです
それぞれの学級に居たほうが後々の展開上都合が良いので…


煤闇の章アンケート、真っ二つで迷いますねぇ…みなさん見たくないわけではないのか…
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