「「「1・2・3・4・1・2・3・4」」」
「一旦ストップ!」
千歌達は朝早くから砂浜でダンスの練習をしている。
ダンスの確認をするのは曜。3人の中で1番動けるからだ。
「ふぁ~しかし朝早くからよく動けるよねお兄さん感心しちゃうな」
「夢彩くんは早く寝ないからでしょ。」
「いぶきくん一通り踊ってみたけどどうだった?」
「ん、日に日に上手くなってると思うぞ。もう大丈夫なんじゃないか?」
「えへへそうかなぁ〜」
「いぶきくんそれ毎回言ってるよね。」
曜がジト目で俺を見てくる。もちろん適当に言っているわけではない。本当に上達してるから自然に言葉なんだが曜は他の事を言って欲しかったらしい。言葉のレパートリー増やすか。
「ここの蹴りあげが弱いのとここの動きもまだ合ってないから練習はまだ必要だね」
曜たちスマホで自分達の動きを確認する。
「あ〜ほんとだ〜」
「流石ね。すぐ気づくなんて。」
「よく分かるな曜。」
「高飛び込みやってたからフォームの確認は得意なんだ!」
初耳だ。
「なら俺に聞く必要ないんじゃないか?」
「第三者からの意見も欲しかったんだよ」
「納得あ、ここのリズム千歌がちょっと遅れてないか?」
「わたしかぁ〜!」
初めて俺活躍したかも
「ね?必要でしょ?」
必要とされてるのが嬉しく夢彩は顔を赤くし俯いてしまう。
ファンファンファンファン
「ん?ヘリ?」
「小原家のヘリだね」
「、、なんか近づいてないか?」
「「まっさか〜」」
梨子と千歌が笑う。
ブゥーン!!
「気のせいじゃなかった〜!」
ヘリが夢彩達の近くにくる。
「な、なに?」
「チャオー♪おはよ!夢彩!」
「マ、マリーさん!?」
学校
「し、新理事長」
「イエース!気軽にマリーって呼んでね♪」
「あ、あの新理事、、その制服は、」
「?どこか変かな?3年生のリボンちゃんと用意したつもりだけど?」
「3年生がなんで理事長になってるのかに驚いてるんですよ鞠莉さん」
「まぁまぁ細かいことはいいじゃない♪」
「細かくないわい!」
鞠莉さんといるとなんか調子が狂う。上手いこと丸め込まれてる感じだ。
「そうそう、デビューLIVEはアキバドームを用意しました♪」
「そ、そんな、いきなり、」
「き、奇跡だよ!」
梨子は戸惑っているが千歌は乗り気らしい。
でも鞠莉さんの事だしジョークだろう。
「It’sジョーク♪」
「やっぱりな、」
「本当は、ここ!」
床を指差す
「この学校って事ですか?」
「YES!この学校の体育館が舞台よ!」
「ここで?」
「ここを満員に出来たら人数関わらず部として承認してあげます!」
「ほんと!?」
「もし、満員に出来なかったらどうするんですか?」
「その時は解散してもらうほかありません」
淡々と鞠莉さんは言う。承認されるのは嬉しいがリスクがでかい。鞠莉さんはスクールアイドルが好きなようだし俺たちを試しているんだろう。
「どうする?千歌」
「やるしかないよ!他に手がある訳じゃないし!」
「OK!行うってことでいいのね」
そう言うと鞠莉さんは戻って行った
さて、これからどうやって人を集めるかだが、
「あ、待って!この学校て全部で何人?」
「えっと〜 っ!!」
梨子と曜は気づいたらしい。
「どうしたの?」
「全校生徒が来ても満員にならないってことだよ」
「まさか、鞠莉さんそれわかってて、」
「だろうね、なんとなくだけど鞠莉さんは俺たちを試しているんだと思う。この学校ぐらい満員に出来ない用じゃダメだって。」
「でも、やっと曲出来たばっかでダンスもまだまだなのに、、」
「じゃあ、やめる?」
「やめない!」
弱音を吐いているが千歌の心は折れていない。
「そうだ!!」
十千万
「うう、おかしい。上手くいくと思ったのに、、」
「そりゃ難しいに決まってんだろ。」
ついさっき千歌が美渡さんの職場の社員を連れてきてと頼み見事に断られた所である
「お姉さんの言うことも分かるけどね」
「2人してお姉ちゃん派!?て、あれ梨子ちゃんは?」
「お手洗い行くってから帰ってきてないけどどうしたんだろう」
「私見てくるね」ガラガラ
戸を開けるとしいたけがポ〇ケモンソウルシルバーのカビゴンみたいに通路で寝ていた。その奥にはしいたけを見て冷や汗を垂らしている梨子がいた。
「しいたけちゃんどうにかして〜!!!」
沼津駅
「東京より人は少ないけど都会だな」
「そうね、でも東京より落ち着いていいかも」
「そろそろ部活終わった人達が来る頃だよ」
「よし!最後までチラシ残ってた人はアイス奢りね!それじゃあ気合い入れて配ろう!」
「いきなりかよ!そんなの聞いてないぞ!?」
まずい、このチラシ配りはさっきの一言でただのチラシ配りではなくなった、誰がビリになるかというレース!今月お金が厳しい俺は絶対に負けられない戦い。
「賛成であります!」
やはり曜は話に乗ってきたか、梨子はどうなんだろうか。
「もう、勝負してどうするの?」
「まぁまぁ!細かいことは気にしない!」
「もう、こういうの苦手なのに、」
梨子もしょうがなくだが参加するようだ
「よし!じゃあ張り切って配ろう!」
「「「「お〜」」」」
「あの!お願いします!」
「昨日のドラマみた?」スルー
「みた!みた!」スルー
「あれ?」
千歌が先陣をきったはいいが呆気なくスルーされてしまった。ドンマイ!
「意外と難しいのね、」
「こういうのは気持ちとタイミングだよ!見てて!」
「ライブのお知らせです!」バッ
「「わっ!!」」
「よろしくお願いしま〜す!」
話しながら2人にチラシを渡す。
「是非来てくださいね!」
「す、凄い、、」
「俺達も頑張らないとな、さ、やろうか梨子」
「うん、でも私こういうのは苦手で、」チラッ
梨子は夢彩に助けを求める。
「ライブお願いしま〜す!」
「って聞いてないし!」
1人で喋っている梨子の前にサングラスとマスクを付けた高校生?が現れる。
「お、お願いします!」
「!」パシッ タッタッタッ
女性はチラシを貰い走っていってしまった。
「や、やった。」
「あの子、どこがで見たような、、」
その頃夢彩は、、、
「わ、私達にもチラシ下さい!」
「はい、どーぞ」
「あ、ありがとうございます!」キャーキャー
夢彩の周りには人だかりが出来ていた。
「よし!もう少しで終わるぞ!でも曜も早そうだな、もうひと頑張りするか!」
「ようやく半分終わったわ、夢彩くんはどうだろう、」
無意識に彼を探してしまう。どうして彼を探してしまうしまうんだろう。
「!!」
目が合ってしまい、ふいに目を逸らしてしまう。
そして見つけたはいいが彼の近くには女子校生で人だかりが出来ていた。
彼はカッコイイし、優しい。だから彼女たちも夢彩くんに惹かれてるんだろう。
胸の当たりがチクッとくる。なんだろうこの気持ちは。
「梨子〜?」
「わっ!」
彼が隣に来ていた。
「梨子はどれくらい配ったんだ?」
「ま、まだ半分くらいだよ。夢彩くんはもう終わったの?」
「おう!意外と早くできたから、手伝うよ、、」
「「2人とも〜終わったー?」」
「梨子チラシ貰うぞ」ガシッ
「あっ、」
夢彩はそう言うと梨子の残りのチラシを全て取った
「あちゃ〜俺が最下位か〜」
「じゃあいぶくんがアイス奢りだね〜!」
「しゃあない。じゃあ買いに行こうか」
「い、夢彩くん?どうして?」
「ん?俺が奢りたかっただけだから気にしないで。一緒に食おうぜ」
そう言うと夢彩は笑顔を見せる。
その笑顔を見て私は自分の気持ちに気がついた。私夢彩くんが好きなんだ。
今回はオリジナルストーリーも入れてみました。まだまだ試行錯誤しているのでアドバイスや、改善点等ありましたらコメントよろしくお願いします!