ちなみに作者はMではないですが、批判や指摘はドシドシまっています。
最初は神様転生に使用と思ったんですが、正直、私個人としては転生するまでの過程なんていうのはいらないだろと思ったのでこういった形をとらせていただきました。
まあ最終的に何がいいたいのかっていうと....読んでいただいて、楽しそうだなと思っていただければそれだけで.....長い前書きとなってしまいましたが、本編をどうぞ
転生、それは死後別の存在としてこの世に生れ落ちること。フィクションの世界においては、過去にいきていた人物が、ある程度の記憶や能力を引き継ぎ再び生を授かることをである。つまり、何がいいたいのかというとこの物語の主人公彼も、現世において一度の死を得て再び生を得る、つまりは転生をしたのである。
だがここである問題が発生してしまう。それは、前世でおよそ平和を享受して生きていたであろう彼が、いわゆるファンタジーなどにいる超常的な存在がいて、さらに下手をすれば一発で人生が終わるかもしれないそんな危険が一人歩きするような世界に転生してしまったことである。しかも前世からもっていたのか、はたまた転生のときに授かったのかはわからないが、およそ人が持つにはあまりにも大きすぎる、そんな力を宿しその世界に生まれ落ちてしまう。
当然、そんなこととは露知らず二度目の人生を謳歌することになる彼、知らぬが仏なのか、はたまた知っていた方が得であったのか、それはまさしく神のみぞ知るといったところなのだろう………。
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まぶしい朝日がカーテンの隙間から差し込んでくるいつもと変わらない朝。
いつもこの時間を迎えると欝になりそうになる……。理由は簡単で平凡で退屈な日々に飽き飽きしているからだ。
何時も通りに朝を迎え、何時も通りに学校へと向う。今日で何回目になるであろうか変わらない日々、この世界は自分にとって刺激がなくつまらない世界―――そう、自分にとってこの世界は色の無い世界にしか見えないのだ。いっその事アルマゲドンでも起きてくれれば、そんな事を考えながら学校への通学路を歩いていく。 そんな学校への道すがら、ふいに後ろから自分を呼ぶ声がした。
あぁ、今日もまたこの日が始まるのか――――――
「おい和人、まてよ~」
(....。)
(よし、無視しよう。)
もはや脊髄反射レベルと言っても過言ではない思考速度で決断を下し、後ろから追いかけてきているであろう“馬鹿”を意識から弾き出す。
今日もいい天気だなだとか、今日は一日中何をしようかなどとこれからの予定やくだらない思考に耽りながら学園へと歩を進めていく。
「―――」
そういえば今日は漫画の新刊がでるはずだ………、ならば放課後になり次第すぐに最寄の本屋へと向わなければ。
「―し――な」
あ、しかも今日はスーパーで大根が特売日だったはずである。買いに行かなければ....これも予定に追加だ。
「無し――な」
それにしても今日はよく晴れている、毎日こんな天気だったらさぞ昼寝がはかどるのだろう。あぁ、柄にも無く神にいのってみ――――――
「無視すんじゃねえよ!!」
突然思考が中断される。耳元で叫ばれたためか、耳鳴りがひどく思わず両手で耳を押さえてしまう。
誰がやったのか―――いや、やったやつは分かっている。
ようやく反応させられたのが嬉しいのか、隣でニヤニヤしながらこちらを見ている少年―――兵藤一誠だ。
「ようやく反応したな。それよりもこれ見てみろよ、昨日家に届いたんだぜ。元浜と松田にも見せようと思ってんだけど、先にお前にみせてやるよ」
ドヤ顔でそんな事を言いながらおもむろにかばんの中から取り出したのは、年頃の少年から青年、さらには紳士な大人たちも持っているであろう裸な女性と男が乳繰り合う映像作品、AVである。
(こいつッ!そんなことを言うために俺に声をかけてきたのかよッ!!しかも俺の鼓膜はこんな下らないことの為だけにダメージをおったのか………)
もはや怒りを通り越してもはやあきれがきている。
そんなこちらの気も知らずに一誠は話を続け――――――
「なあなあ和人、このAVあとで松田と元浜と一緒に見ようと思ってんだけど―――お前も一緒にどうだ?」
(こいつ、殺してやろうか………。)
一旦也を潜めていた怒り(もっとも、今はさらに昇華され殺意となっている)が再び頭も出し始めているが、それもしょうがない事だろう。なにしろいま二人が歩いているのは通学路であり、当然他にも人がいる訳で、さらには同じ学校の学生も当然、この通学路を使用しているのである。そんな中、声も潜めずにそんな事を言えば当然のように視線を集める。それも少なからず侮蔑や好ましくないものを見るかのような視線だ。
隣でAVについて力説中である一誠は視線に気づいていないのか、声高々にいまだ話を続けている。
何故こいつは周りの目と言うものにこうも鈍感なのだろうか....。
ここまで来ると一種の特技と言っても過言ではないだろう。もちろん、そんな特技誇れるとは思えないが。ともかくだ、隣でいまだに話を続けている馬鹿をどうにかしない限り、この視線を学校に着くまでの間、いやもしなくとも学校に着いてからも視線を受ける羽目になるかもしれないのだ。それだけは勘弁願いたい。
最早学校でも変態認識である一誠だけならいいが、自分まで巻き込まれるとなるならば話は別だ。そうなれば自分の尊厳だけでなく、学校生活にも支障をきたす恐れがある。ならばやることはひとつしかないだろう、隣の馬鹿を可及的速やかに黙らせる、しかも物理的に………。
「でだ、やっぱり女って言うのは胸が小さいのもいいと思うが、やっぱり巨乳こそ最高だと思うんだよ。和人もそうおも―――ドゴッ!!」
およそ人を殴った音とは思えない音を出し、一誠はそれ以上言葉を発することは無かった……、いやこの場合は出来なかったと言うべきだろう。
さすがにこれには和人達を見ていた周りの人たちも一誠に同情気味であったが、そんなことは知るかといわんばかりに、和人は喋らぬ人となった一誠を引き吊りながら――――――
「一誠……お前が………悪いんだ。今まで何回も注意をしているのにも関わらず、直そうとしないお前がな………。」
今日もこの町は平和である――――――
「今日は朝からひどい目にあったぜ………」
朝の喧騒から数刻ほどたち今一誠がいるところは、二年生である和人と一誠のクラスの教室である。
「和人の奴マジで手加減ねえんだぞ、ありゃあ本気と書いてマジだ」
「いや、一誠それは無いと思うぞ。あいつが本気で殴っていたらお前は今、俺とこうして喋れていないだろう」
一誠の発言に対して異を唱えたのは丸刈りで爽やかなスポーツ少年といった見た目の、しかし一誠の変態仲間である松田である。
「松田君に激しく同意をする!!」
力強く頷きながら先ほどの松田の発言に同意しているのは、眼鏡をかけたそしてこちらも同じく一誠の変態仲間である元浜である。
「奴の一撃は最早人の放つそれではない………」
「確かあいつ、ゲームセンターのパンチングマシン壊したらしいからな」
「そんなパンチをあいつはクラスメートに放ってたのかよ………」
などとクラスメートに対してあいつは人外だと暗に言っている三人であるが、この学園においてこの三人も人のことは言えないような“大変不名な異名”を持っているのである。
今朝のエロトークや女子更衣室を覗くなど、思春期の少年にしては少々アグレッシブ過ぎる行動を常日頃からとることから、『変態三人衆』と不名誉かつ名高い称号を与えられているのである。
そんな三人が今何をしているのかと言うと――――――
「木場く―ん!」
「キャア―木場せんぱーい!!」
廊下を歩いてくる、サラサラとした金髪に優しげな微笑を浮かべたイケメンに対して忌々しげに視線を向けている最中なのだ。
「2年C組、木場祐斗。女子生徒の憧れ――――すなわち我ら男子の敵!!」
「ちくしょう! 顔も成績も性格も良いくらいでッ………爆発しろ!!」
妬みや僻み全開で悪態をつく三人。
「しかも! 駒王学園の誇る二大お姉様に一年のマスコット、生徒会長や副会長、そして三年の毒舌女王にいたるまでの綺麗所の全てと面識を持つという始末! これを男子の敵 と言わずしてなんと言うのか!」
血の涙さえ流しそうな剣幕で語る三人だが、おいそれとそれを本人に言うことはない。
だがそのことをおいそれと本人や取り巻きの前で言うことはない。
かつて一度だけ木場に対して悪態をついた事がある三人だが、そのときの惨状たるや悪役レスラーも顔を真っ青になるレベルであった。その様な事から僻みの目で見ることはあっても、本人やその取り巻きの近くで悪態をつくことはない。
「それよりも、やつはどこにいったんだ?」
「そういえば朝登校してきてからぱったりと姿をみなくなったな。一誠どこにいったかしらないのか?」
「たぶんまた屋上でサボっているんだろうな。そういえばあいつも半ば不良の癖してんもてるからな………」
「確かに顔だけはいいもんな、顔だけは」
「態度や性格はど底辺だがな」
非の打ち所の無い木場よりも矛先が向けやすい故に、何時も最後には敵意を浴びせられるが、当然それを本人に言えばおそらく日の目を見ることが出来なくなるのは明らかなので、本人のいない所でしか言えないのはご愛嬌である。
何時も通りの帰り道、相馬和人は“異常”な気配がこの土地に入ってに来たことを感じていた………。
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(ん?今、人間以外の何かがこの土地に入ってきたな……“学園にいる悪魔達”とは違う気配………ってことは悪魔じゃない何か―――いや、まてよ悪魔じゃない気配って事は順当にいきゃ次は堕天使か天使ってところじゃないか?……ま、まさかね………。)
この考えが合っていること、そしてその侵入者の目的が彼のごく近くにある事はまだ知る由もない。
そしてこれが彼と日常を決別させる序章であったと知ることになるのは、もう少し先のことになる。
はい、と言うわけでプロローグでした。どうでしたでしょうか?いろいろとだめなところも多いと思いますが.....そこはね、ほら.....。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。