マイナーだが金髪ゴスのロリっ娘をヒロイン枠に推し上げることでおっきいおともだちの票を集めつつUA数やお気に入り登録者数を確保しようとする姑息な作者が通りますよ、っと
しかし久しぶり過ぎてもはや何を書こうとしていたのか書き方すらも忘れry
草木も眠る丑三つ時、俺を召喚したのは金髪のロリっ娘であった。幼女の名前はミッテルト。廃工場へと呼び出した彼女の求めた要件とは? そして支払われる対価とは? 次回、竜星のイッセー少年! 丑三つ時サスペンス! キミのハートにプラグイン!そんな感じで撤収しようとしたのだが、
「お願い待ってお兄ちゃん! ミッテルトのお願い聞いて!」
あざとい。あざと過ぎる。お前自分の属性把握しすぎだろう。何処か由美子さんにも似たような胡散臭さを感じつつ、しかしこんな時間帯に廃工場で待つとかいう事件の匂いをぷんぷんさせた幼女を置き去りにするのも人道的に忍びなく、清く正しく心優しき清廉潔白な真人間イッセー君は幼女が怖がらないように傍に居てあげるのであったまる。え? お前今帰ろうとしただろって? 何の話かな?
「悪魔さんにお願いがあるの。わたしたちの教会に居る魔女を“こらしめて”ほしいの」
と、幼女が言うには、彼女の住んでいる丘の上の教会に『魔女』と呼ばれる女が居座っているのだとか。件の魔女は夜な夜なサバトを開いては神を呪い、この街に不幸が訪れるように、と呪詛を吐くのに余念がない喪女であるという。アレか、もこっちみたいなもんか。
幼女は教会のかつての檀家さんみたいな立ち位置の者であったらしく、いくら廃教会で使われ無くなったからと言って屯されても世間体が悪いとのこと。廃病院に肝試しに来るヤンキーに迷惑する近隣住民みたいな相談を受けて、アレ俺の所属する部活って奉仕部だっけ? と一瞬世界観が変わったような錯覚を身に歪ませる。…ガイル、劣等生、カンpうっ頭が…!?
「お兄ちゃん…?」
と、怪訝な顔つきで俺を下から覗う金髪幼女に前世界でアーシアたん&小猫からも滅多になかったお兄ちゃん呼びをされてしまえば応えてあげるのが兄貴の務め。俺を、誰だと思ってやがるッ! いや、シスコンとかそういう話じゃなくてですね、こうお兄ちゃん心を擽られたとか、そんな感じのフィッティング。
そうと決まれば話は早い。出番だぜ、相棒! と心の奥底のフィリップsideを呼び起こす。例えるなら俺がJokerで相棒がHeat。
…返事が無い。判りづらかったと申すか。仕方が無い。
「ッ、オオオオオオオッ! ―――卍ッ解!!」
世界が変わっても変わることの無い、第3の卍解。
「えっ、えええええええええええええええええええ!?」「――どっちだ?」
幼女が不安げに貌を上げる。
「教会は、どっちの方角だ?」
驚いた顔を見せながら、驚いた声を上げながら、恐る恐ると言った風に山の上の方向を指さした。
「あっちか、なるほど。――逝くぜ」
すごいぱんちが空を穿つ!
☆ ★ ☆ ★ ☆
最初は自分の身上を守る為、転ばぬ先の杖がなんとやらといった理屈で、私は『彼』を籠絡しようとしていた。
そもそもは昨日のこと、爆発的に街中を、ひょっとしたら世界中を震撼させた、計測するのも馬鹿らしくなるほどの膨大過ぎる魔力の奔流。
その正体はレイナーレ様が失敗した、ドラゴン系の神器保持者だった。その彼が悪魔として転生し、自らの神器に目覚めて、その余波で地上中の人ならざるモノを震え上がらせた。それが事の顛末だった。
作戦上、この地へと秘密裏に集合していた私たちは、その実態が不明のままに事を実行するのは絶対に駄目だと思った。
そもそもが、『魔王の妹』が縄張りにしているという処へ殴り込みをかけているのがレイナーレ様の今回のやり方だ。無謀にも程がある強硬策なのに更に不安要素を抱えたままでは、計画の成功率も見通しなんてつくはずが無いのだ。
立場上は私も『心酔』という風体で彼女の下に就いているが、泥舟と分かっている舟に乗り続けているほどの忠誠心も無い。適度なところで状況を見極めて、とっととおさらばするのが上手いやり方なのだろう。
しかし、自信過剰で穴だらけな作戦しか用意しない上司を補佐するのも部下の役目なら、上司が取り溢した失点を保守するのも部下の役目だ。
なので、こうして悪魔の懐に飛び込んでみたわけだけど…。
「すごいぱーんち」
――それがこの有様だよ!
筋肉――筋肉か? なんか凄い鎧みたいな身体になったかと思ったら、機敏な動きで屋根を突き破って見晴らしのいいところまで飛び乗って、尋ねられたことに訳も分からないままに応えたら次の瞬間にはビームみたいなパンチをぶっ放していた! 何なのコイツ!? 今の一瞬で教会に集まっていた仲間の魔力反応が消失したんだけどッ!?
それっぽいこと言いながら教会まで誘き出して騙し討ちしようかと思っていたのに、仲間と念話で検討する間もなく霊圧が消えたよッ!
…ごめん、ドーナシーク、カワラーナ、そしてレイナーレ様…。私は、無力だ…!
☆ ★ ☆ ★ ☆
「……それで? どういうことなのか説明して貰えるかしら?」
「ボクは悪くない」
「説明しなさい……っ!」
人を殺せそうな目でグレモリー先輩が睨みを利かす。球磨川さんの常套句も役に立たないご様子である。おお、怖ぇ。
意味があったとしたら幼女のお願いだからとしか。べっ別に面倒臭くなったからいっそのこと教会を更地にして建て直した方が判りやすかったんじゃないの?とか思ったわけじゃないんだからねっ!勘違いしないでよねっ!困ったご様子の女の子を放っておけなかった正義感から突き動かされた只のテンプレ主人公なんだからっ!
「言い訳が酷過ぎる……!」
頭痛が痛い、みたいな顔でデコを抑えて瞑目する先輩。ちなみに幼女は傍らに佇んでいる。所在なさげというか、何処か怯えているように見えるのは俺が突然現れた赤髪の滅殺姫によって正座を強要されているからなのだろう。脂汗を浮かべながら必死で目を合わせないようにしている様子が、なんとも痛々しい。
「すいません先輩、とりあえず彼女をご自宅へ送り届けた方がいんじゃないかと思うんですけど…」
でも俺が送るわけにもいかない。こんな深夜に高校生とデートしていたなんてことがバレたら、親御さんに何て言われるのかわかったモノでは無い。それに俺、未だにサイミン=ジツの使い方を教わってないし。悪魔なら当然の技術みたいに木場君だって使ってたのに、俺だけスルーって酷くね?
「ああ、そうね。それじゃあ、送り届けてあげないとね…?」
何処か恐怖を感じるような殺気が滲むような笑顔で幼女へと微笑む赤髪の先輩。燃え盛る輝きのそれはまるで焔のよう。
「でも、俺、この子の家知らないんですよ。どうすればいいですかね?」
このままでは送り届けることも不可能。こんな深夜に辿り着けるのは水の無いオアシスくらいしかないであろう。
「あら、それは大丈夫よ。私が責任を以て送り届けてあげるから、イッセーは帰ってもいいわよ?」
そして翌朝には正座と説教の続きが待っているのですね、判りかねます。
理解と猛省を抱いた顔、つまりは実に神妙な顔で沙汰を粛々と請け負う俺の裾を、幼女がガッシと掴んだことで全ての視線が其処へと集まった。
「い、いかないでお兄ちゃん! ミッテルトをひとりにしないでっ!」
う、うーん、涙交じりで懇願されちまっちゃぁ仕方あるめぇ。
「あー…、すんません先輩、俺も付き合います」
渋々ながらそう声をかけると、おおぅ…、ガチで殺す気満々な貌で幼女を睨み付けるグレモリー先輩と目が合った。怖いわぁ…。
今後ともゆっくり書きます
え?アーシアさんの出番?
別口で色々出張っていらっしゃるご様子なんで、このスレじゃ出なくても問題なくないっすか?(白目