ハイスクールD×D~降臨せしは黒き無限の王~ 作:エアーMk-2
ハイスクールD×D~降臨せし黒き王~を基本にチート成分とオリジナル展開増し増しにしてみました。
と言うか変えすぎてほぼ別物になりそう……
何回同じの書き直すんだよって思う方もいらっしゃるとは思いますがお付き合いお願いします。
胎動
次元の奥底、その深遠にして最下層部。
光を拒み、神すらも立ち入る事ができない何者をも寄せ付けぬその場所で彼の者は生まれた。
その身に無限を宿し有象無象その全てを破壊するものが。
彼は次元の壁を越え世界を渡り歩く力を有していた。
彼は数多の世界を渡り歩き、世界からありとあらゆる知識を吸収、成長を遂げた。
そして数多の世界で数々の経験をした。
ある時は絶対的力を持つ魔王として。
ある時は全てを破壊する破壊の神として。
またあるときは妖の頂点に立つ黒き九尾の狐として。
数多くの出会いを、そして経験を糧とし成長した彼は新たな世界へと向かう。
新たな世界は彼に何を与えるのか……。
「おぎゃぁぁぁぁ」《む?》
「生まれたわ!」
「おおっ!我が息子よ!!」
新しき人生は「人間として」だったようだ。
―――――――――――――――
「ふぅ……」
私の名はアキハ。
この世界に生を受け一年たった。
時間の流れとは案外早いものだ。
今まではほぼ無限に時を過ごせたから気にしてはいなかったが。
兵藤家に生を受けた私は「兵藤秋葉」と言う名を貰った。
両親は何処にでもいるような唯の人間であり、そんな両親から生まれた私も今は唯の人間だ。
いや、正確には『身体は』唯の人間と言った方が良いかも知れない。
しかし例え身体が人間であっても私は無限と言う存在であり、私は私だ。
それ以上でも以下でもない。
しかし私を唯の人間と言ってもいいのだろうか?
先に言った通り人間になったとは言え無限の存在である事に変わりはない。
無論無限力だって使用できる。
そんな力を内包することははっきり言って普通、人間では無理だ。
神か魔王クラスの耐久力がなければ身体が無限力の負荷に耐えられず木っ端微塵になってしまう。
つまりこの身体はそれらと同等の耐久力があると言うことか?
「まっ、そんな事はどうでもいい。どうであれ私は私、それが変わることはない」
昔から、そしてこれからも。
「それにしてもこの世界は中々平和だ」
前の世界と比べれば平和だろう。ただし今は、だが。
この街だけでも悪魔や堕天使の気配がちらほらする。
「……力もまだこの身体に馴染みきっていない。能力の確認をしながら修行しておくべきか」
身体の幼さ故にまだ力が完全に馴染みきっていない。
それを馴らすためにも修行を行った方がいいだろう。前々からの日課でもあったから丁度いい。
それにいざという時力が使えないなど目も当てられん。
「さてこれから忙しくなるな」
「私が望むのは平穏。それを邪魔するのなら全てを破壊するだけだ」
私はそう言ってにやりと笑う。
ああ…楽しみだ……
次回「赤き龍の帝王」