ハイスクールD×D~降臨せしは黒き無限の王~ 作:エアーMk-2
とっても難産でした……。
でもなんか色々足らない気が……。
「……どうなっているのだこれは?」
次の日秋葉は唖然としていた。
遡る事数分前。
秋葉は早速修行を始めようとした。
しかし一つ問題が起きた。
それは体が一歳児であるということ。
幼い体では疲れなどが溜まりやすく行動時間が短くなる。
それではいくら秋葉本人が無限の存在であろうと体が幼子では出来ることが限られてしまうのだ。
そこで秋葉は肉体に縛られず修行が出来る場所、己が自由に出来る空間、精神世界へとやってきた。
……のだが。
「何もない……だと」
精神世界は秋葉がよく修行に使用する世界でありそれに応じた内装となっている。
しかし今の状態はどうだろう。
辺りは一切何もない。
もはや別の空間と言っても過言ではない。
「あの気配が強い……いるのか……」
秋葉の言うあの気配とはこの体となって初めて感じた気配のことである。
秋葉の近くにありながら確認することの出来ない気配。
己が知る中で例えるなら龍、ぞくにドラゴンと呼ばれる者たちから感じ取れる特有の気配。
今まで体と力が馴染みきらず探すことが出来なかった。
だが今は違う。この空間の奥、はっきりと感じ取れる。
「ったく、誰かは知らんが覚悟するが良い。今の私は少し機嫌が悪い」
そう言って空間の奥、暗き闇の中へと歩みを進めた。
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しばらく進むと空間が一変した。
燃え盛る炎、見渡す限りの赤。
一面炎の海だ。
「……っま、何もないよりはマシか」
ポツリと呟く。
本物の炎ではないので別に熱いわけではない。気にせず歩みを進める。
数歩歩いたところでピタリと歩みを止める。
「初めまして、と言うべきかな赤き龍よ」
振り向きざまに言う。
己が後ろに佇む赤き龍に対して。
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赤き龍の帝王こと私、ドライグは焦っていました。
(そんないくらなんでも早すぎる?!)
目の前にいる少年、兵藤秋葉は今代の私の相棒となる子。
この子には素質があると思ってはいたけどまさかこんな早くに神器の中にやってくるなんて!
「……おい」
『っひ!?』
めちゃくちゃ怒ってらっしゃる?!
私が今まで感じた事が無いほどの殺気が。
『い、今説明しますんでどうか命だけわっ!』
とりあえず刺激しないようにしよう。
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目の前の赤い龍が突然
『い、今説明しますんでどうか命だけわっ!』
と言った。
「いや、命を取ろうというわけではないから落ち着け」
とりあえず目の前の龍を落ち着かせる。
どうも機嫌が悪かったためか無意識に殺気を出しすぎたようだ。
龍は落ち着くと少女の姿になった。
赤い髪と緑色の瞳を持つ美少女と言える容姿だ。
(人の姿になれるという事はかなり高位の龍か)
「で、お前は誰だ。何故私の中にいる」
『ええっと、私はドライグって言います。何故あなたの中にいるかというと神器があなたに宿っているからです』
「神器?」
『ああ、まずそこから説明します』
神器とは簡単に言うとこの世界の聖書の神が作り出した道具のようなものらしい。
その中でも《
ドライグもその中の一つ
「ん?ドライグは元々二天龍の片割れなのだろう?なぜ神器に封じられている」
『あはは、昔は少しやんちゃしてまして』
少し遠い目で言う。
どうやらその昔理由は忘れたが二天龍のもう片割れである白龍皇アルビオンと壮大な喧嘩をしたらしく、それがたまたま三つ巴の戦争をしていた悪魔、堕天使、神達を巻き込み反感を買ってしまったようだ。
「そして逆ギレした挙句、相打ちとは言え神器の中に封じられたと?あほか」
『いやぁ、面目ない』
神器に封じられて以来同じく封じられたアルビオンとの殺し合いの関係は続いているようで歴代の赤龍帝、白龍皇は代々殺しあってきたらしい。
面倒だな。
「まぁ色々言いたい事はあるがとりあえずこれから長い付き合いになる。よろしく頼む」
そういいながらドライグの頭を撫でる。さらさらとした手触りのいい髪だ。
『こちらこそよろしくね相棒!』
満面の笑顔でそう返してくるドライグ。
色々と長い付き合いになりそうだな。
その後私の身の上を説明したらひどくビックリされたと言っておく。
ドライグがちょっと残念系になってしまったような気がしないでもない。
この作品のドライグちゃんは控えめ&内気な性格です。