戦姫絶唱シンフォギア ~ゲイツリバイブ無双 なお、デメリットは改善されないものとする〜   作:暇人XX

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これはWOZ兄貴の話ではありません。これはキャラクター5のお話です。
これには多少のネタバレと残酷な描写、女の子達が酷い目に合いますので苦手な方はご視聴を控えてください。


■■■■■■■20■8

 

「ふぅ、今日も変わらず良い天気だな。」

 

そこは小さな町の片隅にある時計屋。看板の文字はかすれ、「タイ…■ャ■■ー」となり店自体とそこそこにボロボロになっている。やって無い様にも見えるが一応営業はしているそうだ。まあ、この世界で時計は必要ないものだが。

 

「今日は、7月26日か。いつも通り何もないといいんだけどなぁ。」

 

男はカレンダーを見ながらぼやく。この店は趣味でやっている様なものでいつも通りならほとんど人が来ない。この日を除いて、

 

「……そろそろか。」

 

男は店を出る。扉を開けた先に居たのは、大量の戦車や戦闘ヘリなどの兵器や兵士達。その先頭にいるのは若い少女達だった。

 

「やれやれ、これはまた大勢で店に来られて。いらっしゃい。何が壊れたんだい?」

 

朗らかに笑う男と対象的に少女達は決意に満ちた顔であった。

 

「壊れた世界を直しにきました。貴方を倒しに。」

 

真ん中の少女が口を開く。

 

「流石にそんな物は直せないなぁ〜。それに壊れたって言うけど何処が壊れてるんだ?こんなにも平和な世界が。争いも無く、穏やかな日常が続く世界。こんなにも平和なまるで……「時が止まった様な平和な世界。」そう、それそれ。」

 

「だからですよ。誰も違和感を感じず当たり前の様に平和を謳歌してる。2068年から一切進まない事対して。そしてそれの原因は■■■■■■■。「偽善の救世主」である貴方のせいだって。このデータが無ければ私達も気づかなかった。そして今私達は揃えられる戦力を持って貴方を倒しに来ました。時間を進める為に。」

 

少女達はそれぞれの歌を奏でる。少女達を光が包みスーツを纏い武器を構える。

 

「……やれやれ、アメノハバキリにイチイバル。奥の子は魂を狩るイガリマにシュルシャガナ。アガートラム、シンショウジンに完全聖遺物のネフシュタン。おいおい錬金術師のファウストローブまであるのか。何個かは壊れて無くなった筈じゃなかったけ?」

 

「データに入っていた復元技術とこの世界に残存する錬金術師の力を総てを使い復元しました。そしてこれが……!」

 

最後に真ん中の少女が歌う。スーツを纏い右拳に槍の様なウェポンが装備される。

 

「ガングニールか……。」

 

「ええ、この神を殺す槍で貴方を偽りの救世主……貴方を倒します。」

 

少女達が臨戦態勢にはいる。しかし男は何もせずただ立っている。

 

「やれ!」

 

少女の号令に戦車やヘリから一切に攻撃が始まる。さらにミサイルまで飛び交い男と店を吹き飛ばした。しかし、

 

ーーーー変身ーーーー

 

爆風が急に晴れる。その中心には鎧を纏った戦士が現れる。錆びてしまった様な赤褐色の鎧に薄汚れた金色『らいだー』の文字が光る。

 

「無駄だ。お前達ではこの世界は救えない。」

 

「……っ、全員戦闘準備!あいつを倒します!」

 

少女達の号令と共に全部隊が突撃するが、

 

「ふん。」

 

戦士が手を振り抜く。その瞬間振り抜いた先の戦車や戦闘ヘリが総て爆発を起こした。その近くにいたシュルシャガナの少女の腕が消し飛ぶ。

 

「このぉ!」

 

やられたのを見てイガリマとアメノハバキリの少女とが責めてくるが。

 

「無駄だと言っている。」

 

総ての攻撃を避ける事もなく受け止めて拳を突き出す。聖遺物ごと少女達の身体を貫き投げ飛ばす。そこに腕を振り抜き追い打ちをかける。

 

「危ない!」

 

アガートラムとネフシュタンの鎧を纏う少女達が助ける為に盾となる。凄まじい衝撃波を防こうと力を発動した。一瞬だけ拮抗するが、すぐに衝撃波に飲まれる。その場には塵すら残らなかった。再生能力を持つネフシュタンの鎧を纏った少女も一瞬で消し飛ばされこの世から消える。

 

「だったら!」

 

シンショウジンとイチイバルの少女とファウストローブを纏った少女が遠距離からミサイルやレーザー、錬金術で遠くから攻めるが、

 

「遠くからなら大丈夫とでも?」

 

戦士の身体がブレる。そしてイチイバルの少女達の前に現れる。その姿は変わっており黒く淀んだ青い翼を広げていた。そしてそのまま少女達を横切る。すぐに戦士を狙おうその方向を向くが、

 

ーーーーゴトン。

 

そんな音と共に少女達の首が落ちた。そしてそのまま地に倒れ伏す。そんな少女達に目もくれず青き翼が飛ぶ。ヘリも戦士も縦や横に真っ二つに分かれていく。兵士達はそれでも決死に戦おうとするが、身体を切られたり消し飛ばされたり数を減らしていき最後には、

 

「嘘でしょ……。」

 

ガングニールを纏った少女だけになった。万を超えるであろう数の味方は数分もしない内に彼女1人だけになってしまった。

 

「分かったか?お前達ではこの世界を救うどころか、俺すら倒せない。」

 

「うるさい!私達は世界を救う!」

 

少女の手から金色のオーラが噴出する。

 

「世界を救うね……。もうどうしようも無いものなのに救えるわけないだろ。」

 

戦士から赤と青のオーラが吹き上がる。

 

「ハアァァァァ!」

 

少女の突貫に戦士は拳を突き出す。巨大な衝撃が吹き上がり立っていたのは戦士1人。そこに少女の姿は無かった。

 

「やれやれ、これでまた始まるのか……。」

 

そう呟くと店を開ける準備をしに男は店に入っていく。先程までの争いはまるで無かったかの様に総てが消えていく。そして1日が始まる。何も無い平和な1日が。

 

今の日付は3月1日……。

 

 

 

 

 

 




どうも作者です。
これについてはまだ言及も何も出来ませんが1つだけ言うならこの世界に救いはありません。我■■世■の辿ってしまう可能性の一つと思ってもらえば。

次回はちゃんとWOZ兄貴の話を投稿しますので引き続きこの小説をお願いします。

仮面ライダー ゲイツ、マジェ〜スティー!

  • リバイブ無双に決まってるだろぉん!
  • まぁ、一回くらいならええんちゃうん。
  • マジェ、マジェ、マジェ〜スティー!
  • デメリット付きならええよ( ◠‿◠ )

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