メイくんのぼうけん。   作:ばなナイン

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のりもの‼︎‼︎‼︎‼︎

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・ ひらさわどの ・・・・ ひらさわどのっ!! ・・・・

 

 

 

・・・・・・・・・・・・ んー・・・・ んんん? なんかよびごえがきこえるなー・・・・ あきやまどの・・・・ ? そおか・・・・ ゆめのなかにはってきたんだなー・・・・ あれからどおなったかきになってたし・・・・ ゆめのなかならこわくもナンもないしなー・・・・

 

 

 

・・・・・・・・ ひらさわ殿....! ....失礼! ....カーテンを開けまーす....どおですかー・・・・ ? ・・・・ フワっ!!?? ....平沢殿がフタリ〜〜っ!? ナニゴトですかっ! コレはっ!!??」

 

「・・・・ ふえ? ・・・・! わ〜〜〜っ! あきやま殿??!! ・・・・」

「・・・・ ふわっ・・・・ えへへへへ〜〜〜〜・・・・ おかわり・・・・ むにゅ・・・・」

 

 

 

「....いやあ〜〜! そおでした! 確か平沢殿は姉上の後名代として我が部に見学に来ていらしたのでしたねー! でも双子! とは思いもつきませんでした! テヘっ!」

 

「....じゃあ、あれは夢ではないんですね....あの場所も飛行機も....」

 

「ええ! あの方々も健在です! 本当は皆さんここに来て平沢殿を介抱したいところなのですが....自分と桐絵殿と景都殿で平沢殿をここまでお運びした次第です! はい!」

 

さっきまでのどかが座っていたベッドの横の椅子にはいま秋山さんが腰を掛けている....夢では無いみたいだけど....まだ頭がはっきりしない....とにかくアノ場所は実在する! のね....でもなんか釈然としないなー....

 

「まあこの事はあまり部外者には明かしたくないんでしょうけどねー。自分もアノ部活に潜入するのも手こずりましたから」

 

潜入? どおゆうコト? 秋山さんあの部活の部員じゃないの??

 

「まあ自....私の事でしたら。私、『秋山優花里!』 はこの高校の生徒では無く交換転入生としてこの四月に東北の某学園艦からやって来た者であります! 表向きは友好校同士の交流、でも私個人の目的は....この高校に存在すると伝えられているある部活! についての調査の為なのです....! はい!」

 

「それがあの部活、ですか....?」

 

「いや〜! 私の求めていたのはアレ! では無く『アノ!』部活なのですよ! もうお解りでしょう!」

 

ああ『アレ』....でもこの高校に入学する前も今も『アノ』部活について何の噂も話も聞いたことないんだけど....ん〜。

 

 

「兎に角! 私は独自の情報網を駆使し、この高校のとある部活、『フライング・パンサー部!』と名乗る部活に目星をつけたのです! 表向きはこの部活、高校の北側の雑木林とその裏の丘を使ったサバイバル・ゲーム! の活動として生徒会に登録しているのですが、活動実態が不明、実態把握も不可能、しかし部費の配分も不要ということで生徒会からも半ば放置、黙認とされてきたナゾの部活だったのです。そこで私の直勘! が働き、この部への接触を幾度と試みたのですが....中々シッポを出そうと致しません。ところがある日、授業の合間の休み時間、屋上のベンチでボ〜と空を眺めていた処、とある二人の雑談、いや軽い口喧嘩をを耳にしたのであります....!」

 

ああ....あの二人ね。その二人が秋山さんの居るのも気付かず例によって『部活活動内容』について言い争っていたとか。

 

「ご明察! その時の口喧嘩の内容が『模擬戦!』だの『弾丸!』だの、サバゲーではよく聞く話なのでもしや! と思いさらに聴き耳をそばだてていた処『砲撃!』や『電撃戦!!』更には『ガソリン!!!』などという言葉まで....! コレは当り! と隠れながら小踊りして居りました!! そこで私は授業開始のベルが鳴ってそれでも口喧嘩しながら教室へと戻る二人に気付かれないように跡を付け、二人のクラスを確認したのであります。 そして放課後も....! どうです? 私の諜報活動も中々なものでしょう!!」

 

いや、ひとはそれを『....ストーカー行為』というんじゃないかと....でも『独自の情報網』てなんです?? 秋山さんこの高校に来てまだ二週間でしょ? 『諜報部!』とか『隠密倶楽部!!』なんて部活立ち上げたほうがいいんじゃない??

 

「はっはっはっ! それもいいですねー! ではいつか私が『アノ』部活に潜り込めた暁には別動隊! として創設致しましょう!」

「・・・・ ううう〜ん・・・・ ウヒヒ〜・・・・! スゥ・・・・」

 

「....おっと! 声が大きかったですねー....しかしよく寝てますねー....」

「....まあ、このぐらいの声ならまだまだ....」

「....しかし仲の御宜しい....! このお姉様とは毎晩このような格好で....!」

「....いやマサカ! 今日はとくべつ....」

 

今、俺はベッドの上でユイに首に手を回され胸の上に顔を埋められながら熟睡されきっている状態で秋山さんと話をしている....それにホントは毎日スキ! あらば抱きついてくるんだけどなー....(もちろんベッドはNG!)まああらぬ誤解も受けそうなんでこう言ったけど....ホンとよく寝ているなー....

 

「では話を続けますよ....! そして放課後、例のクラスからレイの二人組が出てきたところを見計らって跡を付け、この高校の敷地の北側、雑木林のほとりに至り、あの二人がその中を突き進んで行く処を見届けたのです! そこで私も二人の跡を追い、森の中に入って行ったのでありますが....」

 

「....森の中はほぼジャングル....でしたね」

 

「そう! その通りなのです....!! 途中から方向感覚が狂い、何度も引き返そうかと迷いましたが前の二人の踏みつけていた小道を頼り、なんとかアノ飛行場へと辿り着いたのであります!!」

 

アノ場所ね....だだっ広い所だったねー....この高校、いやこの街全体にもそぐわない妙な場所だったけど。

 

「そうです! その余りもの広さに只々ボーゼンとしている処にあの! 部長殿が座羅殿の運転するキューベル! で私の所までやって来て私を車に押込み、格納庫に着いてすぐ私をロープでグルグル巻きして倉庫内のクレーンに吊して尋問を始めたのであります....!」

 

それって拉致、監禁、拷問....じゃないの....? 当の秋山さん自身、事も無げに喋ってるけどなんともなかったのかな....

 

「そこで私は自らの身分証明、ここに至る動機、方法、そして『アレ!』についての熱意を得々と! ....私もこの部活への参加を認められたし!!との熱弁! を払ったのですが....」

 

「『アレ』ではなくああだったと....」

「ははは....部長殿を始め皆さんにも呆れられて笑われて仕舞いましたが....私が尋問されたのも他校からのスパイ! のと嫌疑を受けての事ですし、独自の調査でアノ場所にたどり着いた! という諜報能力も認められて特別にあの部活への参加を認められたのであります! 『アレ!』もですがこれもイイですねー! すっかり虜になってしまいました! はい!」

 

そういうことねー....でもそこまでして部活内容を隠そうとしていたのに何で俺の見学が認められたんだろ??

 

「ああ、それはですねー、以前部長会議があった際、ウチの部長殿と他の部長達との間でいざこざがあったのをあの奉仕部の雪ノ下部長殿が仲介を買って出てくれて、それを恩義に思って、との事だそうですが....」

 

「それだけではないと?」

 

「....どうも、あの部員の中に平沢殿の知合いが居るのではないか、との見解を私自身、持っているのですよ....! 心当たりは?」

「....へっ? オレの???」

 

イヤっ? 知らない! てか全然憶えてない!! こちらが忘れててもあちらさんが....てこともあるかも知れないけど、だったら本人が俺に何か言ったらいーじゃん!!

 

「そうですか....いや失礼しました。忘れて下さい。私の憶測です! どうかお気になさらず....! すいません....」

 

「いえ、べつに....そういや、時間! なんか時間の感覚がおかしいんだけど....!」

 

「それもなんです! あの場所がどうもヘンなのは....! あの空間では時間の流れがここよりもユックリ進むみたいなんです....!」

 

「....ゆっくり?」

 

「そうです。しかも景都殿の話では流れ方も一定では無く、こことの時間の流れとのズレを正確に割り出せないのだそうです。おおまかには把握できるそうですけれど....それ以上の事はまだ私自身よく解っておりませんし、部長殿をはじめ他の方々も多くを語りません。そもそもなぜあの部活が存続出来てるのか? なぜ延々と『空戦』を続けているのか? もよく分からない処なのです。それに私もあと二週間でこの高校を去る事になってますし」

 

「そうですか....秋山さんもあと二週間で....」

 

そう....あの『場所』は異世界? 異空間?? はたまたヘーコウ世界???

とにかく俺の頭ではあの部活のこともふくめて理解が追いつきそうにないなー....それでもまたあの『場所』へは行けるのかな? エマさんとかも....

 

「それは『あちらさん』次第だと思いますがねー。誰もが入れる『場所』ではないみたいですし。平沢殿は『選ばれた!』のではないでしょうか? いきなり飛行機に乗せて頂けたのだし! あ! そうそう! コレは当人から固く口止めされていたのですが....クフフっ!!」

 

「....なんです?」

 

「....平沢殿はどこまで憶えておられるか分かりませんが、恵摩殿! あの鳥平殿との勝負に勝って無事滑走路に降り立つや否や! 気を失われていたメイ殿に抱き付いてしかも号泣して仕舞われたのでありますよ!!」

 

....えええ....あのエマさんが....! オレに....!!

 

「なんとか部員総出で平沢殿を機体から運び出したのですが....その間もその後も『私シの所為です! 私シの責任です! メ〜イーっ!!』と取り乱して介抱中にも抱きつこうとしたりして大変だったんですよ? クフフ〜!! あの恵摩殿が! ....でもみんなそんな恵摩殿を責めるなどなく優しく接していたのはやはり大切な仲間だからなのでしょうね。あの例の二人も恵摩殿を励ましておいででしたから!」

 

そうか....なんとなく朧げに憶えているような....あの『あたたかい』感触も....それでここの保健室へ?

 

「はい、私と桐絵殿と景都殿三人で。恵摩殿も介抱する! と息巻いておりましたが、その時分ではまだ落ち着きもみられませんでしたので部長殿に止められ私たち三人で平沢殿を抱き抱えてここまで連れて参りました次第です。はい」

 

「じゃああの三人の名前は....」

 

「おお、聞き及んでおられたのですか。あれは咄嗟に浮かんだ偽名です。保健の先生に名を訊ねられたので、すかさず出した名前ですよ。もし本当の事がバレたら大変ですからねー! ....でも何であの三つの名前が直ぐに浮かんだのでしょう? 偶然にしても何か....ですが、う〜む....」

 

自問自答が始まったようだけど....もうすぐ五時か....そろそろのどかが迎えに来るころかなー? 姉ちゃんも起こさなきゃならないし。

 

「もうそんな時間ですか! いやー長居をしてしまいました。私、この顔を生徒会関係者に憶えられてもマズいですからねー! では私はこれで....!」

 

「あっ! もうひとつ!! あの部活の名前!! なんで飛行機を飛ばす部活なのにあの名前なんですか? 『パンツァー!』て『戦車!』の事ですよね?」

 

「ああ! あれですか! あの名前には私も引っ掛かりました! 正確には『Flying・Panthers!』元々は『Flying・Female・Panthers!!』と名乗っておられたようです。つまり、『空飛ぶ女豹!!』大戦中、座羅殿の御執心のあの『カーティス P-40!』を飛び回していたアノ国の飛行機乗りの義勇兵のチームの名称『Flying・Tigers!』からモジったもののようです! でも名前をカタカナにした過程で生徒会の誰かが間違って『パンツァー!』と表記してしまったのでしょう! 実際『豹!』よりも『戦車!!』のほうが知名度が高いですからね....!『Panther!』と『Panzer!!』ん〜似ているようなそうでないようなー? はっはっは! では! またいつか! どこかの校舎で....!」《ガラガラ....パタン》

 

はっはっはあ・・・・ そんなオチかい!! でも....そうか....秋山さんはあと半月でここから居なくなっちゃうのか....面白い先輩だったのに....あの部の部員たち、エマさんにもまたちゃんと会えるのかなー・・・・ て秋山殿! アンな話聞かされたらエマ! とドウイウ顔をして会えばいいのさー!! たく....《ガラガラ、》

 

「....メイー、ユイー! 起きてるー? そろそろ時間よー? あなた達の荷物持って来たから、早くおきなさいねー!!」

 

「ん? ああ、のどか! ありがとー。ホレ、ユイ!!」

 

「・・・・・・・・・・・・ ん〜? もう朝〜?? おはよ〜〜! ・・・・・・・・ってメイ!

アンタ何でわたしのベッドで横になってるのさ〜〜っ!! ・・・・ アラ? ウっフっフ〜〜っ!

メイ〜! そんなにわ・た・し! と一緒にオネムリしたかったわけえ〜〜! ん〜モウ! 素直じゃ

ないんだからあ〜〜〜っ! じゃ! メイっ! めざめのチュ〜〜〜〜っ(´ε` )!!!・・・・」

 

「....オイっ! ねーちゃん寝ぼけるなっ! ここは保健室だってーの! のどかも見ているしー!!」

 

「あらあら! 私は構わないわ。どうぞ仲良く御接吻のほどを! ウフフフっ!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

以上『荒野のコトブキ飛行隊』の面々から七人と、『ガールズ&パンツァー』から『秋山優花里』を特別ゲストとしてお送り致しました....秋山殿に出演して頂いたのは『ガルパン』の中で筆者のお気に入り、というのもありますが、物語のナビゲーターとして申し分ない人材、と思いいたった次第でもあります。ただ、秋山殿の飛行機についての薀蓄は筆者のシナリオに従って台詞を述べて下さったもので、当人に戦車以外のマニアックな知識を持ち合わせている、というのは筆者のオリジナル設定です。御容赦下さい。

 

補足として。

作中における飛行機についての情報は総てネットから、特に『Wikipedia』からの情報からの引用、要約です。省略の過程で各航空機についての記述に誤りがある可能性もあります。もしその様な記述がございましたら申し訳ありません。さらに、筆者はミリタリーについては『にわか』でありまして、当小説の内容は筆者よりミリタリー関係に詳しい方々には食い足りなく物足りない処もあるかと思われますが、今の筆者の力量ではこれが精一杯でした。空戦の描写も不足(擬音、効果音の過剰演出で誤魔化しております....)である事は承知しておりますが、実力よりも情熱を優先してしまいました。とにかく描きたいという衝動が優ってしまったのです。どうぞお汲み取り下さい。

 

あと、『九九艦爆』の急降下の描写についての補足です。

5000mの高度から急降下してジェットコースターのように....の下りの元ネタは、筆者が且つてどこかで観たか聞いたか曖昧な記憶からの引用で、現実ににその様な事が可能なのか、まるで検討も付きません。間違っている可能性の方が高いかも知れませんが、マンガ的な展開を優先してあの様に描きました。

さらに、『荒野のコトブキ飛行隊』の第七話でキリエがトリヘイの機体『彗星』を借受けて急降下をするシーンがありましたが、あの描写の中で、『彗星』が高度2000mから急降下して高度200mで爆弾を落し、機体を持ち上げるシーンがありました。その際、キリエはプロペラを回して加速しながら降下していた様ですが、いろいろ調べて観た処、実際の急降下爆撃の際にはプロペラを止めて(エンジンは掛けた侭)自然落下状態で降下し(その際はダイブ・ブレーキというものを掛けて速度を上げ過ぎ無いように、との記述も)400m付近で爆弾を落しそれからプロペラを回して加速、離脱するという手順をふんでいるとの事でしたので、当小説ではその説を採って描写しております。専門家の監修を受けているアニメの描写の方が正確なのでしょうが、どちらもあり得たことかもしれません。いずれにせよ、当筆者が間違った描写をしているかどうかが悩ましい処ですが、ここは二次小説として多目に観て頂きたいと思います。

 

さらに、『ガルパン』の世界観について少々批判的なコメントを出演者に述べさせてしまいました。これは決してアニメ『ガルパン』全体を否定している訳では無く、飽くまで『ガルパン』世界の中にある『戦車道』という組織に対する批判的見解ですので、『戦車道』の枠内で試合をしている主人公たち学生に対してではありません。その辺りをお汲み取り頂けたら幸いです。

 

まだお付き合い下さい....秋山殿の交換転入について、ですが、アニメ『ガルパン』の中で大洗女子学園が『戦車道』を復活させる時期が今時点で不明なので、それ以前に当『けいおん!』高校へ短期転入、という設定に致しました。この時点で秋山殿は高校二年生、まだ西住、武部、五十鈴、冷泉とは面識がないうえ、まだ大洗校での『戦車道』復活の計画も一学生の立場では知り得ない、という事にしております。

ここからは筆者の勝手な想像ですが、秋山殿はこの様な方法で各校の『戦車道』の状況を確認していた、だけではなく、『戦車道』のある弱小校(強豪校は入学もハードルが高そう....)への転入を真剣に考えていたのではないか....と。またあるいは、大洗校での『戦車道』復活! をその独自の情報網(筆者独自の設定....)で聞き付けて、その復活を後押しする為に自主的に活動し、様々な高校へと潜り込み情報を収集していた、とか.....あの愉快なキャラクターなら、そういう妄想も掻き立てられてしまいます....

 

....追記、『ガルパン』第一話・二話の画像を改めて見返す機会がありましたので、よく目を凝らして観ていた処、第一話の学園風景では桜並木が満開でしたので、おそらく新一学期初頭の頃。二話目の、秋山殿が立木に隠れて西住殿一行を盗み見していた時のシーンでは桜は一切咲いておらず、

おそらくながら勝手に五月頃と推測しました。ここでは、その頃に秋山殿が『けいおん』高校から大洗校に帰ってきたという事にしておきます....

 

とにかく平沢銘による部活行脚の話の中では思わぬ長編? となってしまいました....(三章ぐらいで終らせるつもりでした....)飛ばしてしまっても一向に構わないお話ですが、それでも楽しんで頂けたとしたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

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