メイくんのぼうけん。   作:ばなナイン

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しょうたい!

 

 

 

 

またものどかに念を押されて旧校舎の近くまでやって参りました....ん〜、この周りってむしろ体育会系の部活の集まってる長屋みたいなとこじゃん? この中の一つの部屋が例のあそこ....かな?

もうほとんど使われていない部屋が多いみたいだけど?? ここかな....ゴクン....

 

《コンコンコン! ガチャ!》「失礼しまーす....」

 

「あ〜! 新入部員〜?? やったあ〜っ!!」

「おう! お前! 入部希望者かー? ・・・・ どうだい? 真夜中のツーリーグを終えての目覚めのブラックコーヒー....! 登る朝日と潮風を海岸で浴びながら高校生活! という儚い青春! を....わたし達と一緒に思いっきり謳歌しようじゃないか....! なあ『(リン)』!新入部員が来た以上! これでお前はお払い箱だ....! ひひひっ!」

「なによー! 『モジャ』っ!!....べっ! 別に最初から入部しているワケじゃないし!!」

「あらあら! 貴女! 部員になって下さるのね〜! これでまた『ワル!!』のお仲間がお一人ふえますわー! うふふふふ!!」

 

「・・・・・・・・ええとー・・・・ 失礼しましたー・・・・ 《バタン!》」

 

『....え〜〜〜っ!!!』

『....おいっ! ワタシらの出番ってコレでオワリか〜〜っ!?』

『....し! 仕方ないわね〜! モジャ! しょうがないからワタシが正式に部員になってあげてもいいのよ....! フン!!』

『....おい凛、よく聞け。『ス○キ乗り!』は所詮『○ズキ乗り....!』....『バイク乗り!!』じゃあ無いんだ....そしてココは『バイク部!!』! わかったな....!』

『....なによ〜〜っ! モジャっ!! アンタんトコの『ヤ○ハ!』だってモトは楽器屋じゃないの!! おとなしくピアノやラッパ! 作ってりゃいいのよー!!!』

『....じゃあわたしの『ホン○!』はバイクしか売ってないからいいんだ〜!』

『....あら、『ハネ』さん?『○ンダ』さん! てお車も御売りになっておりませんでしたっけ?

バイクのみ! というのなら『○ゥカティ!!』ですわね! でもこのバイク、故障ばかりで....ねえ?早川』

『....はっはっは! 御冗談を....! お嬢様。私の『ドゥ○ティ!』が故障なんてする訳が無いじゃないですか....!都市伝説ですよ』

『....でも! 私達の出番がコレだけだナンて! 我が『三ノ輪グループ!!』の財力と権力! をもってすればこれからも....!!』

『....[何か忘れてません? Ka◎asaki来夢先輩より]』

 

・・・・ まだ何かわめいてますけど・・・・ 同じ『○○おん!』でも

『○○!』違いだったのねー・・・・ さて、本場の『○○!』は....!

 

 

 

 

・・・・ ここだったー・・・・ この旧校舎内最上階、旧音楽室....ちょっと古風で洒落た感じの建物だけど、この中であの不良たちが....ふう、

さて、『軽音部!』!....昔は活動範囲を校外まで広げてて? ライブも大盛況? てほどの一応年季のある部活だ!....て話だけど、いまは廃部寸前....時代の流れ、てのもあるのかなー? いまじゃ

ワル! の集まりだし....

でも『軽音!』てぐらいだから軽い音楽なんだろ? 何だろう....縦笛? タンバリン? カスタネット??? カスタネットなら幼稚園で俺もユイも『ウンタンっ!『 ウンタンっ!!』!』て先生に褒められたコトあるけど....髪を染めてジャージ着たレディース! みたいのがジャンクフード摘まんでコーラ呑んでカスタネットや縦笛吹いて『ピーヒャラっ! ウンタンっ!!』なんてやってる

ワケ?? うーん想像が....

 

「《コンコンコン! ガチャ!》失礼しまーす....」

 

....誰もいないなー....んー、ここ、音楽準備室で例の方々がおタムロして居らっしゃる場所なのですねー。ん? 奥にテーブルが....よく見たら机を四つ並べて椅子も四つ。うん。その上には、んー? アルバム?

 

「《パラパラ....》・・・・ んんん....なにコレ....」

 

....なんか化粧が濃くて派手な衣装の女人たちがギターだのドラムだのと一緒に写ってるんだけど....

これってアレ!? あの『悪魔!』だの『血塗られたー!!』だの『地獄からの使者ガ〜っ!!!』だののセリフを吐きながら叫ぶ!! あのアレ!!?? うわー・・・・っ!!! レディース! どころじゃナイじゃんっ!! ダメっ! こんなトコねえちゃんには〜〜!!

 

「....ん? あらっ?」

 

《ギクッっ!!》「・・・・ は、ハイ! あのお....て先生?」

 

「あら! 平沢さんじゃない! なんでここへ?」

 

「え、えーとお....えへへへへ....おんがくしつとまちがえちゃってぇ〜!

エヘヘヘヘ〜〜!」

 

おお、俺の後ろに山中先生が! なんで?? でも旧校舎とはいえここは音楽室(旧)だから音楽の先生がここに来るのはおかしくはないかなー。そう、この『山中さわ子』先生は俺と姉ちゃんが

選択科目でとっている『音楽』の専任の先生。まだどこのクラスの担任になったことが無い清楚で温厚でピチピチの新任教師だ。男女を問わずに生徒からも人気があるし。で、ここには何か用事かなー?

 

「え? ええと....ちょっと忘れ物を取りにねー・・・・・・・・ !?っ」

 

ん? 山中先生? なんかピクっ! とした声をだしたけど? 語尾の発音が裏返ってたし。クシャミ

かな? しゃっくりかなー??

 

 

「・・・・・・・・ 平沢クン、貴方・・・・ コレ、観たの・・・・」

「へ? あ、はい。なにか? ....てエエ?」

 

ふと....山中先生に振り向くと....先生のメガネの奥に妖しい光が見えたような....んでその視線の先には....アルバム? 写真?? そういえば....アルバムから数枚写真が抜き取られたのか机のうえに散らばってたし。

 

「ハっ! い、いいえ!!・・・・ しょ! しょうがないわねー・・・・! アノ子たち! こんなに机の上を散らかしちゃってー・・・・ 片づけなくっちゃ〜!! ウフフフフ〜・・・・!! 《・・・・ガサゴソっ....! パラ....!》」

 

「ん? これ....先生これ落ちましたよー。ん? この写真....?」

 

床に落ちたこの写真、例のゴテゴテした化粧姿にヤサグレた派手めの衣装を纏っている内の一人の写真だけど....眼つきが三白眼! て言うんだっけ? それにもともと美人さんなんだろうにナンで

ここまで化粧をドギヅクしなきゃならんかったんだか! んー? でもこのヒト、どっかで見たようなー? そうここ最近! いやつい最近!! いや....ついさっき....??? えーとお・・・・

『・・・・ ひらさわさん』・・・・ヒっ! ナニ? この凄味のある低い声はっ!!・・・・

 

「・・・・ フっ・・・・ フフ! フフフフフっ!!あなた! 平沢・・・・ さん?・・・・」

 

ふ!・・・・ とその声の主の先生を見つめると....ぅわあ....!『般若!』だあ....!! あの能面のっ!!・・・・

 

「そう・・・・ 平沢さん・・・・ あなたは・・・・ 観てはならないモノ! を観てしまったようね・・・・っ!!」

 

わああ・・・・ もうメガネ越しでもわかる....この眼付きは! この写真のっ!!!・・・・

 

「・・・・ ハっ! ・・・・ 平沢さん!? チョッっ! とコッチ! へ来なさいっ!!・・・・

《カチャ!....バタンっ!!》」

 

・・・・ ンでもってなんか我にかえったのか?? 無理やり山中先生に腕を掴まれ準備室内の 

物置? に連れ込まれてしまった・・・・ ナニ? このシチュエーション?? なんか空中に

放り出されたアノ記憶が蘇るんですけど・・・・?

 

「・・・・ アアアアァ.....あなた....観たのねっ!....あのひたすら隠し通してきた! あの私の黒歴史を見てしまったのね....!! せっかく! ここに残されていた私の過去の遺物を....数年ぶりに抹消しようとしてこの高校に舞い戻って来たというのに~~~っ!!・・・・」

 

いや・・・・ 聞いてもいないのにそんなに詳しく説明されましても・・・・

 

「・・・・ ふふふっ! ・・・・ それなら平沢クン? ....私もいまあなたが抱えている秘密を....! 

ここで暴いてあげるわ....! ウフフフフフ!・・・・」

 

・・・・ へっ? 『クンっ!』?? え....とお....エヘヘヘヘ〜! ナン! のコトでしょ〜〜!

わたし! わぁ〜!・・・・

 

「・・・・隠したってムダよ! ・・・・ アナタっ! 『メイ!』 ....平沢! 『銘!!』クン!!

でしょうっ!!」

 

「《グっ! キ〜〜〜ッっ!!》な、ナンっ! のコトですぅ〜? わたし〜! わあ〜!!」

 

「誤魔化したってダメっ! あなたの胸! 唯さん! より大きいんだからっ!! パッドを仕込んだ

のねっ!!」

 

「《グハッっ!!!》・・・・へっ??!! ・・・・ハイ・・・・?」

 

うわあ・・・・! この先生お見通しだあ・・・・ そう、家を出る前にウイのヤツ面白がってオレにブラジャーまでつけさせたんだー・・・・ スポーツ用のだけど....ご丁寧に中にパッドまで仕込ませて・・・・ ウ〜〜! イーーー!!!

 

「....ウフフ! これでフィフティー! フィフティー! ねっ!! ....ところで! モノは相談だけど

....あなた! コレ、着てみてくれないかしら?....ウフフフフフフ!!」

 

そう言って山中先生、物置の中から何やら服の様なものを掻き出してきましたが...! ナンですか 

ソレ....メイド服??

 

「そう! わたし!! この服に似合う子をずぅ〜! と探してたの! そう! あれは今年の入学式の日!! 式典を前に私が何気なく渡り廊下を歩いてたら!!・・・・」

 

・・・・ なんか独り語りを始めたんですがー ・・・・ 山中先生ってこんな先生だったんだー・・・・ ああ・・・・ あの清楚な先生のイメージがあ・・・・

 

「・・・・ 一人の少年が! あてどもなく敷地内を歩いているところを見掛けてしまったのよ!! そう....まだあどけなさが残りながらも大人びて魅せようとしているかのその物腰! オトコノコだと分かってたけど! どうしても私の作っていたコスプレの衣装に合わせてみたくなったのよ〜!! そしたらアナタ! 私の選択授業に出ていてくれたじゃな〜い! そう! これはカミサマがワタシに与えてくれたご褒美なの!! そして今、私たちはこうしているのよ....!!

ヌフフフフ〜〜っ!!! ・・・・ ぅキャァ〜〜〜〜っ♡♡♡!!!《ガバッっ!!》」

 

ゥワアアーーーっ!! センセー!! コレは....! マズいでしょうっ!! 仮にも生徒と教師!!

イケナイ関係はオレが卒業してからでもっ!!オレ男としてこんな美人の先生に抱きつかれてイヤなワケが無い! ただバケの皮が剥がれたこのセンセっ....ってのがチョッとっ!!! それにコスプレ! ならウチのユイの方が適任だし〜〜〜!!!

 

「あ! それは大丈夫よ! そう思ってペアで作っておいたから! テヘっ!!」

 

織り込み済みだった・・・・ このセンセ俺と姉ちゃんとペアで双子のメイド姿をさせてみたい

ワケ?? ウイなら喜びそうだけど・・・・ ソウじゃないっ!!

 

「さあ! サアっ!! 恥ずかしいのは最初の一瞬だけよっ!! ・・・・繰り返す毎に・・・・

『カイカンっ☆!』 になってきちゃうから・・・・!!」

 

わわわわわ・・・・ 今度は脱がしにかかり始めた・・・・っ!! ダ~レっ!カあ〜〜ーっ!!

オレの貞操を〜〜〜っ!! ィヤアーーーーンっ!!!・・・・

 

 

《・・・・ ガチャ!》

・・・・へ? ドアが開いた? ・・・・ ダレ? このコたち・・・・

《・・・・ カシャっ!・・・・カシャカシャカシャっ!!!》・・・・へ?? この音?

・・・・カメラ???

 

 

「・・・・ へっへーーーん!! コレで顧問は決まったあーっ!! ヨロシクーーー!

サーワちゃんっ!! ひひーーっ!!!」

「・・・・ うわあ・・・・!! 山中せんせ〜〜い! やっぱり・・・・ キャアアアアっ!!! ////////♡♡♡♡・・・・」

「・・・・ おいムギっ! なに喜んでるっ! 先生! これはいったい・・・・!!」

「・・・・ あああああ・・・・あなたたちっ! ・・・・アアアアァ||||||||・・・・」

「・・・・ エエエエェ・・・・」

 

....俺が山中先生に襲われてる最中に現れたナゾの三人組! そのうちの一人の手の中からほとばしる謎の光!! さて! この事件の展開は! そして新たに現れた三人組の正体とは! 続きはもう一章先! 乞うご期待!!!

 

 

 

 

 

 

 

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