《ガチャっ!》「「こんばんわー!」」
「・・・・ いえーーーい・・・・ おまいらがくるのをマ!っていた~~~・・・・っ!!!
コンやはかえさないからかくごしておけ~~~・・・・っ!!!!
プハァ~~~・・・・!!!・・・・」
「わあ~っ! これあのリっあんとこの~・・・・?」
「え・・・・? ....リツっ! おまえ! このひとにナニをしたっ!!」
「・・・・ イヤイヤイヤっ! ワタシはナニもしてないっ! このヒトが勝手に~~~っ!!!・・・・」
「「あらあらあら!!!」・・・・ シャロちゃんたらっ! うふふ! 照れ臭いのね~!」
「千夜さん、やりましたね」
ここはムギちゃんのバイト先『甘兎庵』のとなりの一軒家、リっあんのバイト先の先輩
『
すごいっ! ワタシにもユイにもできないことだっ!!
「・・・・ ぷふ~い! サササっ!!! ソコのアナタも! コレ飲んでもりあがろうじゃな~い!!・・・・」
「うわ....ナニ? 高校生が飲んでもいいものなの~??」
「でもほんとにこの酔っぱらいぶりは....マズくないか? おいリツ! お前お酒でも....!」
「チャウチャウちゃう!! わたしが一緒にここに来たときはまだこんなんじゃなかったんだっ! お酒なんて呑んでるとこなんか見てないし!!」
そう、わたし達三人が部屋に案内された時にはすでにこうだった....でも部屋のテーブルには食材や食器が並べられてるし、桐間さんはちゃんと用意はしてくれてたんだ。
「おい、わたしだってチャンと手伝っんだぜー! その時はまだ桐間さんはこんなんじゃなかったんだよー!!」
「うふふ~!! 今晩このシャロちゃんちで『軽音部!』のみんなと打ち上げしましょう?
と言ったら『ななナンでワタシのウチでっ! チアのとこかチノちゃんのトコですればイーぢゃナイのっ!! ....でもどうしても! て言うなら....部屋を貸してあげないコトもナイのよ....? フン!!』
....て! ほんとは嬉しかったのよね~! でも素直じゃなくてテレ症だからわたしがさっき一服!
盛ったのよー!! フフフ!」
「わあ~! そんなに良く効くおくすり! てあるんですか~? わたしもほしいですー!
ミオちゃんもどお〜〜??」
「おいムギ....! それって何かヤバい薬のように聞こえるぞ....!」
「んー? そんなにコレおいしいの??」
「大丈夫よ~! ヤバく効くのはシャロちゃんだけだからー! 安心して下さい~! どうですう?」
そうやって千夜さんにとある液体の入ったマグカップをわたされた。
黒々としてるけどこれってアレじゃん....
「んー? じゃ! ・・・・ほわ?? ・・・・ぷっふあーっ! やっぱりブラックコーヒー・・・・ チノちゃんとこのよりにがあ....」
「そーなの~! シャロちゃんコーヒーを飲むとこうなっちゃうのー! インスタントを濃目に淹れたんだけど! うふふふふ~!!」
「....ブラックは効きすぎです。せめてミルクと砂糖を加えるべきでした」
「んー?これがブラックー??・・・・」
・・・・ そんなこんなで今夜の打ち上げが始まった!わたし達『軽音部』四人は明日の午後には
ここを離れなくてはならないので、千夜さんがチノちゃんとシャロさんを巻き込んで歓迎&お別れ
パーティーを開いてくれることになった。食事はそれぞれ持ち込みで、定番のフライドチキン、
サラダ、オムレツ、巻き寿司にお稲荷さん、ケーキにクッキー....などなどのジャンクフードを
テーブルに並べながらも、ワタシ達七人はもうすでにクライマックスな盛り上がりを繰り広げ....
「....うふふふふっ!・・・・・・・・あははははあ〜〜〜・・・・っ!!!・・・・」....へ?
ナニ??
「?・・・・ おいムギ、どうした? ・・・・おいユイ、リツ....!」
「え~ナニ?? ぅわっ....ムギちゃんっ!?」
「ん? へ?? おいムギ? どしたんだー?」
となりに座っていたムギちゃんの様子もヘンである....なんかムギちゃんの頭もふらふらフワフワしてきたし....ん?ムギちゃん!そのマグカップ!!飲んじゃったのっ??
「・・・・・・・・ な〜〜んか〜〜!・・・・ あたまがフワフワしてきたの〜〜!!《・・・・ フワリフワリ・・・・》ウフフフフウ〜〜〜!!!・・・・」
ムギちゃんにとっては初めてのコーヒー、だったのかな?部室じゃいつも紅茶か緑茶しか淹れてなかったし。しかもブラック!! というのはチと効きすぎたかも?? 『あら!』....ん? ムギちゃん、シャロさんと目をジーと見つめあってるなー....
「・・・・ シャロさん? ・・・・」
「・・・・ ムギ? ....さん?・・・・」
えー・・・・と・・・・??
「・・・・ シャロさんっ!!!」
「・・・・ ムギさんっ!!!《・・・・ カタっ!ムギュギュ~~っ!!!》
「「・・・・ あははははははは~~~~・・・・っ・・・・!!♡♡♡」・・・・♡」
「おいっ!ムギまで!!」
「・・・・ ムギーお前もかー・・・・ ナンかガラにもなくはちきれてんなーー・・・・」
「あらあら~! 紬さんも~! けっこうイケるクチなのねー!!」
「え~~! いいなあ~!!」
「....おいユイっ!」
「今晩はなおさらうるさいですね....」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「....それにタイナカさんっ! アナタ! あの対応! ナン度いったら分るのっ! ....もし明日になっても改善できない時は....ザンギョーよっ! 残業!!」
「えぇえ~! ....明日わたしら帰るんですけどお....へへへ!」
「そうよ~シャロちゃん! 明日午前の仕事が終わったらこの『軽音部!』のみんな、帰っちゃうのー! わかるー??」
「....ええーー・・・・ じゃ! イマが残業よ! ザンギョ~!! だいたいタイナカさん! アナタってヒトはーーーー! ・・・・!! ~~~~っ!!!・・・・」
「・・・・ おーい・・・・ミオー・・・・」
「わ~! 紗路さんって可愛いのになんか会社の上司みたーい!!」
「うわ・・・・ これが社会に出たら受ける『洗礼....』なのか・・・・」
「んー? チノちゃんのお説教とはずいぶんちがうねー」
「これはもはや絡み酒です。ウチの店も夜の部は『バー』ですから、この様な光景も見慣れたものです。私はコレで、大人になってもお酒を飲むまいと決めました」
「....チノ、大人だ....」
・・・・ まあリっあんと桐間さんとの会話はさておき、パーティーの中盤に差しかかってみんなそれぞれめいめい雑談に花を咲かせている....んだけど、やはり『出来上がってる』ひとの声には勝てないみたいで....
「....リツ~!! あなたはワタシの最初の後輩なのよーー!! これで最後なんて言わないデ~~!!!....」
「....そんな~....これで最後のお別れってわけじゃないし~!....」
「....なんか凄い事になってるな....リツ大丈夫か....?」
「....うわ~泣き落としだー....シャロさんこれでイイのっ?」
「....ねえ千夜さん? なんか....紗路さんってコーヒーを飲むたびに酷くなってませ~ん?」
「ムギは酔いが醒めたのか....」
「んー??」
「ん~? どうせならお酒と同じで酔い潰そうとしたんだけどー、んー??」
「千夜さん....逆効果です。すぐ麦茶に切り替えることをオススメします....」
なんだかんだでリっあんはシャロさんに気に入られてたんだなー。手間のかかる後輩ほど....てことかな?
「....ヨシ! わたし! 歌う! チヤっ! チノっ!! 合いの手はイイわねっ!!!....」
「あら~! アレを歌うのねー!!」
「アレですか....まあ歌い慣れてますが」
「アレってナーニ??」
「まあっ! せつめいはワタシタチのうたを聴いてからにしてカラっ!....いくわよ~~~っ!! ....チアっ!?」
「は~い!!《ポチっ! ・・・・ ♪♪♪♪!・・・・♯♯♯♯!!・・・・ ♭♭♭♭!!! ・・・・》この曲ね! じゃ! 最初から~!!」
「いっくわよ〜〜〜っ!ミュージックっ!スタ〜〜トおっ!!!...」
千夜さんが自分のスマホの画面をクリックしたら音楽が流れてきた....これがバックミュージックかなー? 聴いたことない曲だけど。『せ~のおっ!』
「「「♪ こころピョンピョンまちっ! カンガえるフリしてもうチョっとっ! ち~かづいちゃえっ!!」」
「「「「・・・・ おおお~~~っ!! 」」」わあ~~~!!!」
「....カンタンにはおしえな~いっ! こんなにスキ! なコトわ~! ナイショなのお~~~!!!「「ふわふわドキドキナイショですよ! はじめがカンジンつ~んだつんだっ! ふわふわドキドキないしょだって! い~たずらエガオでピョンっ! ピョン!!....!」」」♪♪♪♪!!!!
ちょっと間があいて三人でコーラス!! ソロパートもふくめてみんなの歌声がキレイに絡み合ってる!! そのあともメロディーと合いの手? とコーラスが絶妙に組み合わさっててこれはスゴいっ!!
「・・・・ わあーーーー・・・・!!!!・・・・」
「なんだーっ! 一糸乱れぬこの歌声はっ!!」
「・・・・ これは・・・・ 凄いな・・・・ !!」
「うわあああ・・・・!! スゴいっ! すごいよみんなーっ!!」
「・・・・ 『ふわふわ・・・・ ドキドキ・・・・』 か・・・・」
「んー? どおしたミオー?」
「・・・・ ごせいちょうありがとうゴザイマシター!! じゃあつぎわあ・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・ふわあぁ・・・・・・・・・・・・《・・・・コテン》・・・・」
「おいっ!!」
「チョっ! キリマさんっ!!」
「え~~・・・・ だいじょおぶ??」
「・・・・・・・・・・・・ スピ~〜~、、、スピ~~〜~、、、、・・・・・・・・・・・・」
「「あらあら~!」やっと酔いつぶれたのねー! 何杯かかったのかしら~!」
「コーヒーを飲み過ぎて眠りこけるなんて本来ありえません。良い子はまねをしませんように」「「ないない!」」
こうして....桐間家の夜は深けていった....酔いつぶれ? た紗路さんを千夜さん、
ムギちゃん、リっあんにまかせてわたしとミオとチノちゃんは『ラビットハウス』にむかう....
今日は昼の一件もふくめて濃い一日だった....ミオもチノちゃんもそう思ってるだろうな....