Fate/Grand Order 創造支配世界トータス   作:クロウド、

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さあ!ついにスタートだこの野郎!
ユエに出会うぞっ! サーヴァントが来るぞっ! ハジメ強化だぞっ!


1−1 絶望の始まり

 現在、ハジメ達は【オルクス大迷宮】という大きな迷宮に遠征に来ていた。

 

 かなり深い階層まである迷宮らしいが、浅い上層なら冒険者達にとっては丁度いい稼ぎ場であり、経験値稼ぎには絶好の場所と言える。

 

 メルドを先頭にお上りさん丸出しで進んでいくクラスメイト達。しかし、ミノタウロスの迷宮を知っているハジメとマシュからしたらただの薄暗い洞窟にしか見えなかった。

 

 今は光輝達、勇者パーティがラットマンというネズミのような魔物と闘っていた。

 

 光輝、雫、龍太郎が前線で戦う中、香織と鈴、そして、その親友であるメガネっ子、中村恵里が魔法でサポートするというフォーメーションをとっている。

 

 光輝がハイリヒ王国に保管されていたバスターソード、例に漏れず"聖剣"の名を与えられたアーティファクト。さらにあの剣には光属性の魔法が付与されているらしく、自身の身体能力と剣から発せられる光に触れた敵を弱体化する能力があるという。

 

 聖剣と聞いて、冬木で戦った騎士王の星の剣や、ニーベルンゲンの歌に登場する竜殺しの剣や、トロイア戦争の英雄が持つ折れない槍などを思い出した。

 

(まさかと思うが神造兵器……にしてはショボいな……。)

 

 神造兵器、それはその名の通り神々によって作られた武具。先程上げた3つの他に、女神テティスが子であるアキレウスに与えるため鍛冶神ヘファイストスに作らせた盾と鎧、騎士王のロンの槍などがある。

 

 ハジメはグランドオーダーの中で何度か見たことがある。あるときは味方の切り札として、あるときは敵の切り札として。それらに共通点があるとすれば全てが凄まじい力を持っていたということ。

 

 だが、あの剣からはそれらから発せられた気配を感じなかった。間違いなく、人工物だろう。

 

「次っ、南雲ハジメ!」

 

 などと剣を観察しているうちにハジメの実戦の番が来たらしい。

 

 ハジメの武器は短刀が一本と直剣が一本だがハジメはそれを抜かず、右手を壁に当てる。

 

「"錬成"」

 

 ハジメが唯一使えるこの世界の魔法を発動するためのワードを口にすると壁から数本の野太刀のようなナイフを生成した。

 

 それをラットマンに向けて投げる。だが、素早い動きでそれを回避する。

 

 しかし、それを計算した上で避けた先に更に錬成で作っておいた長槍を重心を低くして構えて、

 

「ハッ!」

 

 魔物の心臓を貫いた。

 

 ハジメが訓練で編み出した戦い方は、"錬成魔法"で鉱石などから武器を形成し、"武芸百般"の技能によってそれを使いこなす戦い方。

 

 "武芸百般"とはその名の通り、武に通ずるあらゆるものへの適正を示している。剣術、槍術、弓術は勿論、無手による戦闘、パンクラチオン、八極拳、ヤコブ神拳などなど。

 

 さらにはカルデアで学んだ魔術、特にハジメは北欧のルーン魔術に高い適性を持っていた。

 

 勿論、足や腕にはしっかりと身体強化のルーンを刻んである。勿論、バレないように隠蔽のルーンでかくしてある。

 

「しかし、非戦闘職である”錬成師"の技能でそんな戦い方をするとはな」

 

 メルドもハジメの戦い方に感嘆の声をあげた。

 

「先輩、お疲れ様です」

 

「ああ、次はマシュだよ」

 

「はいっ、行ってきます!」

 

 マシュがハジメに労いの言葉をかけるとすれ違いで前に出る。彼女が今持ってるのは少し、大きいだけの盾だ。やはり、マシュが見慣れたあの盾以外を使っているのを見ると違和感のあるハジメ。

 

「よっ、流石だな南雲」

 

「ハジメでいいって言ったろ、浩介」

 

 他のクラスメイトなら絶対に気づかないような影の薄い浩介が背後に現れ、息をつくように言葉を返す。

 

「しかし、キリエライトさん……すげぇな……。」

 

 浩介の視線の先には飛びついてくるラットマンを盾で殴り飛ばしている姿だ。

 

「当たり前だ、彼女はシールダー……盾のサーヴァントだった。当然、盾の扱いには長けている。サーヴァントとしての力を取り戻したらあんなものじゃない」

 

「そんなに凄いの?」

 

 小声で話しながら歩いていたハジメ達の会話に後ろから追いついてきた優香が声をかけた。

 

「ああ、強いよ」

 

 端的に伝えるハジメ。それは、彼のマシュへの絶対的な信頼を示していた。

 

「しかし、あまり僕に話しかけないほうがいいと思うぞ?」

 

 ハジメは昨日の一件で、クラスメイトや騎士達から距離を取られているのを感じていた。寧ろ、それが目的なのだから当然と言えるだろうが。

 

 ハジメがパーティを組まずに闘っているのはそういうことだ。マシュとの連携をするという手もあるが、この階層の魔獣なら手間が増えるだけだ。

 

 これからもクラスメイトと闘っていく二人には彼らと溝を作りかねない行動はして欲しくなかった。

 

「俺は、ホラ……影が薄いから……」

 

「……スマン」

 

「あやまんなよ、悲しくなるだろ……?」

 

「私の方も大丈夫よ、私達のパーティは南雲の考えに賛同してるもの」

 

「先生の護衛、だっけ?」

 

 優香を含む何人かの生徒は愛子の護衛という役目をすることになっている。

 

 愛子の天職は"作農師"。戦士としての力はないに等しいが、その力の有用性はこの世界の食料事情をひっくり返すほどの影響力を持つレア天職だ。そのため、護衛が必ず必要になってくるのだ。

 

「……なぁ、それにしても檜山の奴、さっきから目がやばくないか?」

 

 浩介がハジメと並んで歩いている故に背後からの檜山による不快感を感じるようなジトッとした目を向けられていることに気付いた。

 

「……大方、香織と仲のいい僕を事故に見せかけて殺す算段でもしてるんじゃないか」

 

「殺すって、アンタっ……!」

 

「冗談、だよな……?」

 

 ハジメは浩介からの問には答えない。あの目にはもはや殺気とも言えるものが込められていたから。

 

「まっ、あの程度の視線には臆さないよ。

 ……もっと、嫌な目をむけられたことがあるからな」

 

「…………。」

 

 ハジメの言葉に昨日マシュが話してくれたカドックという男のことを思い出した。きっと彼の心にはマシュの言うとおりあの言葉が深く根付いているのだろう。

 

「そうね、別に悪いことしてるわけじゃないんだもの、シャンとしてなさい」

 

「? 端からそのつもりだけど……。」

 

 ハジメが旅に出るまでそこまで時間はないだろう。だから、せめてそれまでは有る程度支えられるようにしたいと優香は思った。




だいたいあと2節か3節くらいかな?ユエさんは

マンドリカルドのクラスはどちらにしようか?スキルは特に変わりません、ステータスは上がります。

  • デュランダルを持った状態のセイバー
  • cmがカッコよかったライダー
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