とあるオタク女の受難(インフィニット・ストラトス編)。   作:SUN'S

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第10話

Н月Ц日

 

織斑の教室へシャルル・デュノアと名乗る男性IS操縦者を迎えたことを教えられた。

 

つまり、織斑との同棲生活は終わるということでいいのか?織斑先生に尋ねると「お前は一夏の護衛だ、お前が卒業するまで部屋は変わることはない」と言われた。

 

私は護衛を承諾した覚えはないんだが、織斑先生は嘘を言わない人だからな。

 

寝ぼけているときに承諾でもしたのだろう。まあ、そのデュノアという男は織斑一夏の持つ白式のデータを奪うために来たのだろう。

 

スパイという可能性はないのか?

 

なんてことを言えば「なるほど、それは有り得るな。デュノア社を調べる」等と言いながら出ていった。

 

あの教師、なにがしたいんだ?

 

そんなことを考えながら歩いていると部屋の前で鍵を開けようとしている金髪を見付けた。……あれが、デュノアという男でいいのか?

 

どう見ても女ではないか。

 

Н月м日

 

デュノアを観察していると生徒会長が物陰からカメラを構えているのが見えた。

 

はあ、相も変わらず変態行為ばかりだな。

 

そんなんだからシスコンヘタレ見せ掛けビッチ等と生徒達から言われるんだ。……知らなかったのか?

 

そうか、今の発言は忘れてくれ。そうすれば誰も傷付かずに済むはずだ。

 

おい、うそ泣きはやめろ。お前は根っからの悪女ではないんだ、そんなことよりも妹との仲違いした件を終わらせることだな。

 

そこまでショックを受けることか?

 

まあ、私には姉妹や兄弟はいないからな。お前の苦悩や苦しみは分からん。というより、お前の苦悩など分かりたくもない。

 

もう、妹へ土下座すればいいんじゃないか?

 

ついでに靴舐めたら許してくれるんじゃないか?

 

それは嫌なのか。ふむ、それでは、差し入れなど贈ってみるのはどうだ?お前の妹は頑張り屋だと聞いている。疲労回復に効きそうな料理でも作ってやればいい。

 

ほら、さっさと妹と話してこい。

 

Н月Ъ日

 

どうやらスパイ疑惑のある転入生の本当の名前はシャルル・デュノアではなくシャルロット・デュノアというらしい。

 

織斑曰く「親の命令で仕方無く、白式のデータを奪うために来た」とかなんとか聞かされた。

 

それなら白式のデータと偽り、デュノア社に日本へ亡命することを通達すれば良いんじゃないか?むっ、その「そんなこと思い付かなかった」みたいな表情はなんだ?

 

なにより、この程度のことは誰でも考え付くことだ。さっさと織斑先生へ話してこい。国籍はIS学園で設定すればいい。ここは他国からの要求を遮断することが出来るからな。

 

そんなに大騒ぎすることでもないだろう。

 

それと、織斑は亡命させた責任を取ることだ。命を差し出せと言っている訳ではない。デュノアが成人するまで守り抜けと言っているんだ。

 

姉の背中に隠れるだけの人生か?

 

そんなもの己の拳で打ち砕いてしまえ。

 

お前は空っぽではない。

 

如何なる強敵からもデュノアを守り通せ。

 

 

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