とあるオタク女の受難(インフィニット・ストラトス編)。 作:SUN'S
ヵ月└日
友人達とIS学園の近くに在る喫茶店へ来ているのだが、見たことある銀髪と機械的な眼帯をつけた少女が早足で近付いてくるのが見えた。
待て、待つんだ。おい、私は「待て」と言っているだろ。言うことを聞かないと稽古してやらんぞ。よし、良い子だな。それで?なぜ、ラウラ・ボーデヴィッヒ少佐がいるんだ?
なんと、上層部の意向なのか。
まあ、ボーデヴィッヒでは唐変木を射止めることは無理なのではないか?なにより、織斑先生との訓練を受けたくて学園に留学生として来たんだろ。
なに、違うのか?
そうか、そうか、織斑先生ではなく私の流派東方不敗を習うために……。いや、お前にはブロッケン式格闘術とゲルマン忍法を教えたではないか?それだけでは満足は出来ないのか?
それでは私の弟子として流派東方不敗を極めるか?
それは嫌なのか…。
ヵ月Ψ日
友人からボーデヴィッヒのことを聞かれたが、小松…お前だけには素性を教えるつもりはない。あと、草加は冷蔵庫にある織斑の昼食を食べようとするな。
おい、私はママではない。
貴様等、ダークネスフィンガーを叩き込まれたいのか?それとも単一仕様を叩き込んでやろうか?
ただの冗談ではないか。そこまで離れることは無いだろ?おい、ヒソヒソと話し合うな。第一、私の部屋へ集まろうとするのは何故なんだ?
善からぬことを考えているのであれば、私の左手が光って唸るからな?
いきなり、真顔で「手は光らない」等と言うのはやめてくれないか?それとダークネスフィンガーは機械無くとも放つことは出来る。だが、エンデは機械を使わねば放つことすら出来ない。
そろそろ、織斑達が帰ってくる頃だな。
お前達も帰る準備を…。小松は金や携帯を構えるな。草加は照れ隠しに織斑の昼食を食べようとするな。
ヵ月Ш日
昨日、織斑の貞操を死守することで手一杯だった。おのれ、友人と言えど限度というモノがあるだろう。なにより私のパスタを食べ尽くしたことは許さない。
今後は小松と草加でも警戒しなければならんのか。はあ、まともな学園生活を送ることは出来なくなりそうだが、弟子の成長を見るのは癒しの一つだな。
しかし、盗撮は良くないぞ?
……でかいな、どこに売ってるんだ?
なんと自作なのか、それでは壊しても問題ないな。いい加減、反省という言葉を覚えたらどうだ?
それと、お前の妹が「その、どうやったら追い付けますか?」と聞いてきたぞ。……そこまで号泣することなのか?なるほど、これが痴情の縺れというヤツなのか。だが、良かったではないか。
妹は、お前の背中を追い掛けている。
あとは、お前が勇気を出す番だ。
ビビるな、姉妹の関係は途切れることはない。
お前は妹を大切にしているのだろう?そうだ、その勢いで話し合ってくるんだ。だが、しかし、生徒会長の「簪ちゃんは『好き』じゃなくて『愛してる』のよおぉぉ!!」という叫びには驚いたというより引いてしまった。