とあるオタク女の受難(インフィニット・ストラトス編)。   作:SUN'S

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第2話

△月〓日

 

織斑は冷静さに欠けている。

 

集中しろと言えば「分かってる!」と特攻を仕掛けてくるが、それでは動くだけの的(・・・・・・)と変わらない。照準を合わせず、最短距離を突き進むには斜めに動き回るんだ。

 

お前、瞬時加速ぐらい授業で習うだろ…。

 

まあ、そんなことは後から修正すれば良いだけだ。接近戦闘用ブレードを利き手だけで突き出すように構えろ。

 

違う。あと少しだけ身体を屈めるんだ。

 

そう、その体勢を意識しろーーー。

 

お前の使っている瞬時加速のスピードを活かすには突き技を使うしかない。直線だろうと、曲線だろうと、逃すことよりも突き貫くことを考えろ。

 

そうすれば牙突へ至ることは出来るはずだ。

 

△月Θ日

 

織斑を物覚えが悪いーーー。

 

幾ら教えようと「直線的な牙突」ではなく「弧を描くような牙突」になる。

 

威力を増す動きではあるが、身体を捻るように放つ癖がついてしまう。だが、まあ、それなりに動きは良くなってきている。

 

このまま冷静さを失わないように注意していれば善戦することは出来るだろう。それに織斑一夏が勝つと断言するのは早すぎるからな。

 

結局、変則的な牙突になってしまった。

 

まあ、これから他の技を教える過程で修正すれば良いだけのことだな。

 

それでは二つ目の技を伝授する。

 

二つ目の技の流派は水の呼吸だ。

 

知っていれば良いんだが、その様子では知らないんだよな。数十年前、流行っていた漫画なんだが……織斑は知らないのか。まあ、今は電子書籍ばかりだからな。

 

さっさと始めようーーー。

 

△月ρ日

 

あいつ、有り得ないーーー。

 

普通、たった一日だけで全集中の呼吸を会得するとか肺活量アップとか筋肉操作とか出来ないからな?それなのに壱から拾まで会得しちゃったよ。

 

なんか教えるのが怖くなってきた……。

 

いや、あと三日経てば修行期間だって終わるんだ。

 

それまで我慢するしかないな。はあ、なんで教えることになったんだっけ?

 

ああ、そうだ、決闘とか時代錯誤な発言するイギリス代表候補生のせいだった。クラス代表とか籤引きで良いじゃないか。まあ、後輩の実力を見るためには丁度良いかもしれないが…。織斑、今から全集中の呼吸"常中"をしてくれないか?

 

たぶん、お前なら習得できると思うんだ。

 

それと、お前という非常識な存在から今すぐにでも解放してくれないか?お姉さんは面倒臭いことが大嫌いだったりするんだ。ほら、お姉さんには嫌われたくないだろ?

 

えっ、まだ、修行の相手を頼むつもりなのか?

 

マジで勘弁してくれ……。

 

 

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