とあるオタク女の受難(インフィニット・ストラトス編)。 作:SUN'S
〇月㎝日
織斑、武器を捨てるということは敗北を認める行為だと教えたはずだ。なにより姉より受け継いだ剣を捨てるなど許されることではない。流石の私でも他者の考えていることを読み取ることは出来ない。
お前の考えていることを話してくれないか?
なにかしら助言する程度の手助けは出来るはずだが、私のダークネス・フィンガーを会得するために剣術を封印するというのか?
その心意気には敬意を表するが、お前のISでは格闘戦闘を行うのは難しい。しかし、ダークネス・フィンガーと同系統である技を伝授してやる。
ただし、お前の白式を改造する必要がある。学園の設備だけでは足りない機材もあるが、それでも白式を改造するか?
それでは整備室へ向かうぞ。
〇月₩日
トーナメントには間に合いそうだな。零落白夜を発動させる部分を刀身ではなく、左右の手へ変更するのは難しい作業だった。布仏姉妹や更識妹には感謝している。
今度、美味いパスタ専門店を紹介しよう。
私はぶっつけ本番など許さん。織斑、アリーナにて最終調整を兼ねたトレーニングをするぞ。なに、心配することはない。普段より強さを増している白式を操縦する感覚を掴むには寝る暇など元から与えるつもりはない。
さあ、その手で掴んでみせろ。
己の限界など他人に決めさせるな。お前はお前だけの覇道を妨げるモノは打ち砕いてしまえばいい。
さあ、打ってみせろ。
シャイニング・フィンガーすら放てなくては優勝など不可能だと思うことだ。今現在、お前を除いた代表候補生達は最強の座を奪い合うために切羽琢磨している。立ち止まっている暇はないぞ。
さあ、お前の全身全霊の気合と覚悟を込めたシャイニング・フィンガーを放ってみせろ。
〇月%日
しかし、弟子の成長を喜ぶ半面、鍛えすぎたという後悔が大きくなってしまうな。
今の織斑であれば舐めプ状態の生徒会長と良い勝負を行うことは出来るだろうが、勝つことは難しいな。
第一、織斑に苦戦するような代表候補生など存在しない。オルコットや凰は惚れた弱みというヤツだな。
あれは真っ正面から向き合うと恥ずかしくなるタイプであり、デュノアや篠ノ之は気付いてくれることを待とうとするタイプだな。
両極端といえば両極端だな、二つとも気付いてくれることを優先している。
まあ、彼女達は男性と関わることが少なかったことも原因の一つだろうな。
私の好きなタイプは私より強い異性だな。
それは織斑には言ったような気がするが、篠ノ之達は安心するといい。織斑は私より弱いからな、私が結婚するまで弱いままだ。
何故ならば私の成長速度は光より速い。