とあるオタク女の受難(インフィニット・ストラトス編)。   作:SUN'S

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第25話

Ψ月β日

 

織斑先生を倒してしまったせいで、新しい世界最強の戦乙女として名を馳せることになった。もはや世界各国、私を勧誘しようと躍起になっている。

 

生憎、私は愛国者だからな。そういう勧誘は断っているのだが、アルバートは「はじめてだな、君の叫ぶ姿を見たのは」等と言ってきた。クソ、彼が観客席に居ることを忘れていた。恥ずかしくて穴に入りたい。

 

まあ、しかし、あれだな。帰国すれば英雄として持て囃されるな。正直に言えばアルバート以外から求婚されるのは気持ち悪くて不快だな。

 

ん?おお、織斑じゃないか。ずいぶんとボロボロのようだが、ボーデヴィッヒ達には勝てたのか?

 

そうか、紙一重の攻防だったのか。デュノアに頼ったことを悔いているのか?

 

お前は彼女をパートナーとして選んだ、それは見てくれで選んだ訳ではない。彼女を信頼し、背中を任せることが出来ると思ったからだろう?

 

それを悔いるなど御門違いというやつだ。ほら、明日の試合に向けて白式を調整してこい。

 

Ψ月←日

 

昨晩、父様と飲み交わすアルバートの写真を送られた。ちょっと赤くなっているアルバート、普段と違って可愛いな。しかし、父様のファッションセンスが分からない。

 

素肌を露出している部分が多すぎるんだ。

 

もっと歳を考えてほしいんだが、父様のモチベーションを下げるのは良くないな。とりあえず、アルバートだけ切り取るように加工するとしよう。

 

そう言えば生徒会長の言っていたシュクショーカイとは誰のことだろうか?きっと生徒会長と同じで風変わりなヤツなのだろうな。

 

篠ノ之、そんなに走り回っていると注意されるぞ?反省を兼ねた自己鍛練なのか、それは良い心掛けだな。しかし、悔しい時は泣いても良いんだ。分かっている、お前の努力は無駄ではない。

 

そうだ、織斑を見返してやれ。お前ならば出来るはずだ。その時こそ正直に「好き」だと言ってやるんだな。おい、怪我人相手に木刀を振り下ろすのは危ないだろう。

 

Ψ月β日

 

パスタを食べていると新聞部一同から『二代目世界最強の戦乙女インタビュー』という記事を書くため、取材させてほしいと頼まれた。私より織斑先生に聞いた方が良いんじゃないか?

 

そんなことを考えていると「あなたが秘匿している本名を教えてほしい」と言われた。べつに秘匿している訳ではないんだが、名前など識別名称でしかないだろ。

 

まあ、聞きたいのならば聴かせよう。

 

私の名前はナハティガル・クラウザー・フォン・シュトロハイムだ。父様ことヴォルフガング・クラウザー・フォン・シュトロハイムの一子であり、世界最強の戦乙女を襲名したばかりのドイツ人だな。

 

ん?どうした、貴族など珍しくないだろ。そこに座っているオルコットだって貴族ではないか。

 

おい、逃げようとするな。

 

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