とあるオタク女の受難(インフィニット・ストラトス編)。   作:SUN'S

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第4話(織斑一夏)

「ズエェアァァッ!!」

 

俺は一つだけ与えられた武器であるブレードを振り落としながら咆哮をあげ、英国貴族様(オルコット)の放つビーム砲をぶった斬る。

 

あいつは俺を格下と思い込んで、自分が強いと驕っていたことを認めようとしていないんだろうけど。

 

今回は、俺に戦う技術を与えてくれた先輩と夜遅くまで修行に付き合ってくれた大切な幼馴染みへ勝利を捧げさせてもらうぜ。

 

「くぅっ、当たりなさい!」

 

ビット砲を操作している間は動けなくなっているオルコットを叩き斬るため、アリーナをドーム状に囲っているバリアを踏み台にして、真っ正面を突き進んでいくーーー。

 

ーーー水の呼吸"弐ノ型"水車ーーー

 

オルコットの周りに浮遊していたビット砲が重なる瞬間を狙って突進力を加えた縦回転の斬撃を放ち、六基の内の二基を切り裂いてアリーナの壁際に着地する。

 

ちょっと威力を落とし過ぎたか?等と考えているとオルコットが見下ろしながら叫んでいるのが見てた。

 

いや、回線は切ってるから聴こえないぞ?

 

「俺はビーム砲から逃げねえし、ビビって隠れねえから好きなだけ撃てば良いんじゃないか?」

 

右手だけで握り締めていたブレードを構え直し、機体の損傷や残量を確認する。

 

まだ、白式は飛べるみたいだな。

 

「野蛮な猿のくせに、ティアーズを斬っただけでいい気にならないでくださいまし…ッ」

 

「ハッ、野蛮な猿とは酷い言われようだなぁ!!」

 

「これで墜ちなさい!!」

 

オルコットの速射砲の豪雨を潜り抜けていき、懐へ潜り込もうとした。次の瞬間、オルコットの右手のひらにナイフのようなモノが見えた。

 

そりゃあ、銃火器だけとは言ってなかったからな。喉元へと伸びてくるナイフは腕を交差させて防ぎ、左腕装甲でナイフを弾き上げる。

 

ーーー水の呼吸"壱ノ型"水面斬りーーー

 

横一文字はオルコットの首筋で止まっており、すんどめしたということがハッキリと分かるような光景が出来上がっていた。

 

まあ、すんどめしたのは事実だけど…。そんなことを考えているとブザーがアリーナに鳴り響いた。

 

はあ、左手を盾代わりに使ったせいでエネルギー残量無くなるとか残念な敗北だとしか言えないよな。

 

先輩や箒、千冬姉への謝罪と反省の言葉を考えとかないとな。おれは集中砲火のようにネチネチ言われたくないからな。

 

「オルコット、次は俺が勝つからな?」

 

「えっ、あ、はぃ…」

 

なんで真っ赤になってんだ?もしかして、体調不良なのに戦うために来てくれたのか?

 

あとでお見舞品とか贈りに行かねえとダメか?

 

いや、でも、女の子の部屋に押し掛けるのは男として恥ずべき行為なのでは?

 

箒といっしょに行けば問題ない…よな?

 

 

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