ラブオーズ!「Anything goes!『旅はまだ途中』」 作:ゆっくりシップ
理由としては新生活が始まって中々書く時間が取れなかったのとネタが浮かばなかったのとサボってたせいです、はい。
待って!石を投げないで!!
「どうなってんだよこれ!」
空に繋音の声が響き渡る。
「なんで......なんで昨日の『アレ』を誰も覚えてないんだよ!」
「......ふん」
頭を掻き毟っている繋音とそれを鼻で一蹴するアンク。
話は1日——もとい前話まで遡る。
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繋音がカマキリヤミーを撃破した直後、突如現れたタカのような機械達は地面に散らばった銀色のメダルに群がりそれを咥え飛び去っていく。
「触るなそいつは俺のだ!」
彼方——の右腕に取り憑いているアンクがタカ擬きの掴もうとしたメダルを強引に奪い獲ろうとするがメダルの殆どを持ち去られあんなに山積みだったメダルが一瞬で綺麗さっぱり無くなってしまった。
「おい繋音!今のヤツはなんだ」
繋音の胸ぐらを掴みアンクが問い詰める。
「俺も知らないよ!それより説明しろよ色々と!」
繋音自身も一応機械系統の事は璃奈ちゃんボードを作成した時、手伝いの為に一通り学習し様々な機械に触れたのだが先ほどのような物は見た事がなかった。ましてやあのメダルを持ち去るマシーンなど目が点になるのも是非もないだろう。
「チッ......どうも妙だな......800年封印されてた間に、なにか起こってる」
タカ擬きが飛び去っていった方を睨みながらアンクは呟く。
『おーい、取り敢えずそこら辺の話は1回置いておいて皆のとこ戻った方がよくなーい?』
「そうだ!穂乃果先輩達!」
はっと顔を上げ走り出す繋音、その後ろでアンクは身体の本来の持ち主に語りかけていた。
「おい女」
『女じゃなくて彼方って名前があるんだけどな〜。で、どーしたの?』
「お前、馬鹿だろ。いや......大馬鹿野郎だな」
『......なんのことかなー?』
少し彼方の声質が低くなったのをアンクは見逃さず更に続ける。
「今は俺の身体だ、どんなもんかはよくわかる。いくら完全体じゃないとはいえグリードは並大抵のダメージじゃ傷つきすらしないが......こんな傷、あまり食らいたくはないからな」
「ましてやただの人間なら生きてるのが不思議なくらいだ」
『あちゃー......バレちゃった......』
腹部が服に隠れて繋音達には見えなかったが彼方の身体は見るもおぞましい程ボロボロだった。
それでも繋音の前で平静を装ったのは姉としての意地か。
『......ねぇアンクちゃん』
「あ゛!?」
『ちょっとだけでいいから繋音の事見てあげてくれないかな?』
アンクは少し考えた後、彼方に向かってこう告げた。
「アイス。アイス3年分寄越せ」
今回はリハビリも兼ねてかなり短めの前後編形式です。
いつも通りだろって?オッシャルトオリデゴザイマス。