ヒロインはしずくですが、まだスクスタでしずくのSSRが手に入らない…………きっと虹ヶ咲の話を書けばきっと出るはずと考えながら、頑張って書いていきます
虹ヶ咲学園生徒会室
その一角には僕、夢咲響がいた。本来、女子高に僕みたいな男がいるのは、おかしいことだけど、理由としては、試験的なもので、僕はここにいるのである。
「眠い…………」
生徒会に所属はしているけど、やることがないとただただ暇なだけだ。
そんなことを呟いていると…………
「夢咲君、だらけてはいけませんよ」
眼鏡をかけ、みつあみの少女、中川菜々が怒った顔をして注意してきた。
だらけるなって言われても、暇でしょうがないんだけど…………
「どうせ誰も来ないから帰っていいかな?」
「夢咲君…………」
帰宅の準備をしようとした時、生徒会室に一人の生徒が入ってきた。
「あ、あの、夢咲さんはいますか?」
「えっ?今日は帰ろうと…………」
「はい、何でしょうか?」
菜々の奴…………勝手に…………
僕はため息をつき、椅子に座った。
「それで?何?」
「は、はい、私、一年の桜坂しずくと言います。あの協力してほしいことが…………」
「協力?」
一体何の協力だ?たまに部活の買い出しを手伝ってくれって頼まれることがある。まぁ、貴重な男手だから仕方ないけど…………
多分今回もその類いだと思う。
「わ、私を抱いて下さい‼」
しずくからの放たれた言葉により、生徒会室の空気がおかしくなった。菜々は顔を真っ赤にさせているし、しずくも物凄く恥ずかしそうにしていた。
「えっと…………抱いてって…………」
「だ、駄目です‼不純な行為は禁止しています‼それも生徒会室でそんなことを…………」
「えっと……不純って…………」
しずくは何故か首をかしげた。意味がわかっていないのか?この子は…………
すると直ぐに自分が言った言葉の意味を理解したみたいだ。
「抱いてってそういうことではなく、その、あの、実は…………」
しずくは改めて事情を説明し始めた。
演劇の練習で、抱きしめられるというシーンがあり、しずくは完璧に演じたいということで、僕に協力してもらえないか頼みに来たみたいだ。
「こんなこと頼むのは凄く恥ずかしいですけど、夢咲さんなら、きっと引き受けてくれるって、先輩が…………」
誰だよ。その先輩って…………と言うか一人しかいないな
「その先輩って…………まさか…………」
「はい、夢咲友里先輩です」
姉かよ…………と言うか知り合いなのか?
「スクールアイドル同好会に戻る前に、これだけは何とか学びたいと思っていたので、お願いします」
スクールアイドル同好会関係だったか、少し前に協力を頼まれたことがあった。一応出来る限りはと言ったけど、まさかこんなことになるとは…………
と言うか菜々も何か言えよ…………
「…………」
菜々は暗い表情を浮かべていた。例の件が原因なんだろうな…………
とりあえず今はしずくの件だ。
普通に断るべきなのだけど、断れば後々姉に何て言われるか…………
うん、後が怖いな。
「分かった。普通に抱き締めれば良いのか?」
「は、はい、お願いします」
僕はそっとしずくを抱きしめた。しずくはというと、緊張しているのか、体を震わせていた。と言うかこれが普通の反応だ。
僕は直ぐに止めると、しずくはボーとしていた。
「大丈夫?」
「は、はい。あの、変なこと頼んで申し訳ありませんでした」
「いいよ。別に…………演劇、頑張って、後同好会も…………」
「はい」
笑顔で返事をして、生徒会室から出ていった。何とか力になったなら良いけど…………
僕は菜々のほうを見た。菜々は顔を赤らめてながら…………
「よくとまぁ、平気そうにあんなこと出来ますね」
「かなり恥ずかしかったけど…………それはそうと、どうするんだ?」
「何がですか?」
「同好会の方…………面倒な事をしてるみたいだけど、素直に戻れば?優木せつ菜さん」
「まだ……です。夢咲君のお姉さんの結果次第です」
「そう…………まぁ、頑張れ」
どんなことにも始まりがある。僕と彼女にとってはこの日が始まりだった。
主人公はスクスタのあなたちゃんの弟となっています。