演劇部に協力することになったが、ある問題に悩まされていた。それは…………
「先輩……好きです」
しずくは僕にキスをする。ただ今やってるのは練習だよな。
「あの、麻野さん」
「何かしら?」
「練習ですよね。これ」
「えぇ、そうよ。それが何か?」
「何でいちいちキスしないといけないんですか!?」
「あら、嫌なの?桜坂さんとのキスは…………」
嫌なわけじゃない。と言うかしずく。頼むから泣きそうにならないでくれ。
「キスされるのはいいですけど、その、恥ずかしすぎて色々と…………」
何でみんなが見てる前でキスしないといけないんだよ。こっちの精神がすり減るんだけど…………
「まぁ、本番で気にして集中できなかったらいけないからね。練習で慣れないと」
麻野さん…………それはどうかと思うけど、しずくは気にならないのか?
しずくの方を見ると特に気にしてない様子だった。
練習を終え、同好会に顔を出すと誰も居なかった。今日は無い日だったのかな?それともまだ来ていないのか?
「なぁ、しずく」
しずくに声をかけると何故かしずくはボーとしていた。
「どうした?調子でも悪いのか?ボーとして」
「い、いえ、大丈夫です。みなさんとまだみたいですね」
「そうだな。少し待つか」
しずくとみんなが待つことになったけど、しずくはまだボーとしている。僕はそっと額に手をやった
「ひ、響くん!?」
「熱は無いみたいだな、どうしたんだ?ボーとして、調子でも悪いのか?」
そう聞くとしずくは首を横に振った。
「私、練習上手くいってますか?」
「うん、何度もキスしたけど、しずくは動揺とかしてないから…………」
「…………それは演じているから、自分の気持ちを出さないようにしています。でも………… 」
しずくはそっと僕の手を自分の胸に手を当ててきた。しずくの胸はやわ………………ドキドキしていた。
「まだドキドキしています。それに気を抜くとボーとしちゃいます」
「しずく…………」
僕はしずくにキスをした。一度唇を離した。
「もう一度してください」
「うん」
何度もキスをしていく。そしてキスを絡ませながらのキスをする。すると…………
「こんにちわ~遅くなって…………」
かすみが勢いよく扉を開けて入ってきた。
かすみ→僕らを見て固まっている
僕ら→舌を絡ませながらのキス。お互い唇を離して、銀色の糸が垂れている。
「えっとかすみさん?」
「お、遅かったな」
「…………」
かすみはスマホをとり出し、どこかに電話をかけ、泣きながら
「せんぱ~い、弟さんとしず子が部室でエッチなことを~」
「「誤解です‼」」
それから何とかかすみを宥めるが、話を聞いた姉さんから学校内でそう言うことはしないようにと注意され、更には『二人共、避妊位してね。流石に今の歳で…………』
などと言い出す始末。勘弁して欲しい。
「怒られちゃいましたね」
「本当に…………何かそう言う雰囲気になったって言うのもあるけど」
しずくの柔軟を手伝いながら、そんな話をする。
「いつかは…………そう言うことをするんですよね」
「い、いつかは…………な」
「きっと二人の愛は深まるのでしょうか?」
そうなれたら…………いや、絶対にそうしたい。
「幸せになれるから、僕らなら……」
「はい」
お互い笑い合う中、
「先輩、どうにかしてください。あの二人のイチャイチャを」
「青春ね~」
「二人ともいいな……」
「あぁいうのをバカップルって言うのかな『莉奈ちゃんボード呆れ』」
「仲が悪いよりかはいいかもね」
「まぁ、確かにそうだけど、周りを気にしないとね」
「せつ菜ちゃん、顔赤いけど大丈夫?」
「は、はい、あの恋人同士ってあんな風になるんですね。見てるこっちが恥ずかしくなります」
「彼方ちゃんも~詩音くんとあんな風にした方がいいかな~」
周りから声が聞こえるけど気にしない。
次回は男たちのある問題に触れます