響き渡る雫   作:水甲

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16 生徒会長再選挙 前編

ある日、僕は学校の掲示板を見て驚きを隠せないでいた。

 

『生徒会長再選挙』

 

何でこんなタイミングでこんなことが起きてるんだ?

すると姉さんから、メッセージが入り、事の張本人に会いに行くのであった。

 

 

「三船‼どういうつもりだ‼」

 

「いきなり入ってきて、大声を出さないでくれませんか。夢咲くん」

 

小柄の少女、三船栞子。今回の事の張本人だ

 

「お前が生徒会長になったら、同好会を廃部にするって、どういうつもりだと聞いてるんだ‼」

 

「必要ないからです」

 

きっぱりそう告げる三船。必要がないだと…………

 

「同好会はイベントでの入選をしている。つもり成果を上げているのに潰すのはおかしいだろ」

 

「それでもです」

 

普段は真面目なやつなのに、何で今回に限ってこんなことを…………

 

「用はそれだけですか?では私は選挙の準備があるので」

 

三船はそう言って、生徒会室から出ていった。僕はやるべきことは…………

 

そう考えていると放送で僕は呼び出された。

 

 

 

 

 

 

 

「と言うわけで、なるべくせつ菜ちゃんをサポートしていくつもりだけど、響は」

 

「僕は…………」

 

家で姉さんと話をしていた。せつ菜のサポートは…………

 

「悪いけど、今回は協力できない」

 

「どうしてよ‼」

 

「どうしても協力はできない」

 

「同好会が廃部になってもいいの?」

 

「良くは…………ない。しずくの大好きな場所を奪わせるつもりはないし、それにせつ菜の大好きは否定させない」

 

「でも選挙には協力できないと…………」

 

「うん」

 

姉さんを見つめた。姉さんは僕の目を見て下さいため息をついた。

 

「本気みたいね。その目は…………わかった。あんたはあんたで頑張りなさい」

 

「うん、それと…………これはもしもの時のことだけど…………」

 

「何?」

 

もしもの時の事を告げ、その際に起こるであろう事を告げた。姉さんはあきれた顔をした。

 

「私はあんたの姉。そんなことはしないわよ、それにみんなもね」

 

「そうかな?」

 

「明日、しずくちゃんに聞いてみなさい。多分同じことを言うし、味方になるわよ」

 

 

 

 

 

 

 

次の日の演劇部の練習。その休憩にしずくに昨日の話をした。

 

「あの、そんなこと気にしないでください。私はどんなあなたでも好きでいますから」

 

笑顔でそう告げるしずく。本当にいい彼女だよ

 

「それじゃそっちは任せたよ。しずく」

 

「はい」

 

さて僕は僕なりに頑張るか。

 

 

 

 

 

 

 

生徒会室で調べ事を始める僕。まずは生徒会長の権限を調べた。

 

「部員数とそれなりの成果があるなら、大丈夫だな。後は三船がどれくらいかだな。まぁ、それでも…………」

 

「それでも何ですか?」

 

急に声をかけられ、振り向くとそこには三船がいた。

 

「選挙で忙しくないのか?」

 

「忙しいですよ。貴方は中川生徒会長の手伝いをしないのですか?」

 

「僕は別のことで忙しいからな。それに…………」

 

せつ菜の事を考えれば、あいつは生徒会長という役職に縛られてはいけない。

 

「まぁ、頑張れ」

 

「…………そう言えば選挙管理委員会は貴方と神北くんのはずですが、今回の代表は誰ですか?挨拶をしておきたいのですが」

 

「代表は忙しいみたいだから、僕から伝えておくよ」

 

「そうですか」

 

三船はそう言って出ていった。さて、まずは先生陣を説得して、後は…………これも配布しないとな

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