生徒会再選挙から次の日
生徒会室に三船を呼び出していた。
「つまり私に入れと言うのですか?」
「まぁ、元のメンバーで行こうと思ってるし、お前がよければだけど」
三船は考え始め、直ぐに答えを出した。
「分かりました。引き受けますが、もし貴方ではダメだと判断した場合は…………」
「分かってる。また再選挙だろ。でもそれだけにしておけよ。廃部云々はさせないからな」
「貴方に勝てそうにないのでそれはしません。あのまま私が会長になった場合の策もあったのでしょう」
バレていたか。まぁ、こっちは正論で論破するつもりだったからな。
「それじゃ活動を開始するか」
「待ってください」
さっそく仕事を始めようとするが、三船が止めてきた。
「何?」
「今日は私たちだけですか?」
「僕と三船だけ、みんな、用事だって」
「中川さんと神北さんは?」
「菜々は家の用事。詩音はデート」
「…………仕方ないですと言いたいですが、不純ですね」
ため息をつきつつ、作業を始める三船だった。
一時間が経ち、その間全く会話がなかった。まぁお互い集中していたのだろうけど…………
「ん……」
流石に疲れたな。まぁここ最近は生徒会長再選挙で忙しかったし、同好会や演劇部の手伝いとかあってゆっくり休めてなかったな。
「お疲れですね」
「ちょっとな」
三船との会話がそれだけだった。とりあえず集中するか…………
気がつくとまた一時間が過ぎていた。もしかして寝ていた?
部屋には三船の姿はないけど、帰ったのか?
「起こしてくれればいいのに…………」
そう呟くと、何かが僕の肩にかかっていた。
タオルケット?何で生徒会に?
すると三船が戻ってきた。三船の手には缶コーヒーが2つ
「起きましたか。本当にお疲れみたいですね」
「これかけてくれたのお前か?」
「えぇ」
三船は僕にコーヒーを渡してきた。意外と優しいな
「ありがとう」
「どういたしまして、それにしてもやることが多いのでは?」
「まぁ全部引き受けたことだし…………ゆっくり休みたいけど……」
「そうですか。今日の仕事は終わらせておきました。帰っていいですよ。会長」
「僕の分までやってくれたのか、ありがとうな」
お礼を言い、帰りの準備を進めていく。しずくは待っていてくれているみたいだな。
「そう言えば三船」
「何ですか?」
「何で同好会を廃部にしようとしたんだ?明らかに敵意みたいなものを感じたけど…………」
「…………」
質問に答えないか。まぁ話したくないならいいか
「とりあえずまたな」
「はい…………」