「最近、弟さんとしず子の様子がおかしいと思うのですが」
ある日、かすみちゃんが部室に私たちを集めてそんな話を始めていた。因みに響は生徒会の仕事を、しずくちゃんは演劇部で来れないらしい
「そうかな?いつも通りかと思いますけど」
せつ菜ちゃんは気づいてないのかな?確かに二人の様子はおかしい。まぁ、ついにと言う感じかな
「そう言えば前に部室に入ったら、二人が先に来てたみたいなんだけど、何だか慌てた様子だったわね」
「しずくちゃんが響くんにお弁当を渡してたところを見たけど」
果林さん、エマさんも覚えがあるみたいだ。隠す気はあるのかしら?
「彼方ちゃんも~前にお昼寝しようとしてたら、二人が抱き合ってたよ~」
「それ、愛さんも見た‼」
「私とりな子は前のお昼で同じお弁当を食べていたから…………先輩と歩夢先輩は?」
「そう言えば、二人が手を繋いでたの見たよ。そのあと友里ちゃんと手を繋いで…………」
「いや、そこはいいので…………つまりせつ菜先輩以外は目撃しているとしたら…………二人は!?」
全員が二人の関係に気がついたみたいだ。まぁ、気がついたとしても特に問題はないと思う。二人なら清いお付き合いをしてくれそうだし
「おめでたいことだから、お祝いした方がいいかな?」
「パーティー?璃奈ちゃんボード『わくわく』」
愛さんと璃奈ちゃんはお祝いの事を考えている中、かすみちゃんはちょっと泣きそうだった
「何で二人は私たちに話してくれないのでしょうか…………気を使ってるのでしょうけど、友達として話してもらいたい」
「かすみちゃん、ほら、泣かないの」
「泣いてなんか…………」
「ねぇ、友里ちゃん」
歩夢ちゃんが言いたいことは分かる。ちゃんと話すように言ってみるかな。
夜、部屋で宿題をしていたら、姉さんがやって来てある話をしてきた。
「しずくちゃんと付き合い始めたんだよね」
「あ、あの姉さん、何で…………」
「二人がイチャイチャしてるのをみんなが目撃してるからね。隠すのはなし」
まさかバレていたとは…………でもちゃんと話すつもりだったし…………
「うん、約束を思い出して」
「だと思ったよ。それでね」
姉さんは昼間の話を話してきた。黙っていたことがこんな問題になるなんて…………
「ちゃんと皆に報告するべきだと思うよ。それとも話したくないの?」
「ううん、話すのは、イベントが終わってからって…………決めてたんだよ。だから…………」
「そっか、それじゃみんなにはそう言っておく。だから……」
「うん、分かってるよ」
そしてイベント当日
イベント優勝を飾ったのはせつ菜だった。素晴らしいライブを見せたせつ菜。これで同好会の目標であるスクールアイドルフェスティバルのメインステージに立てることになった。
みんなが控え室で休んでいる中、僕としずくは手を繋ぎ
「あの、皆に報告が…………」
僕の言葉にみんなが黙りこんだ。みんなは知っているけど、ちゃんと言わないと…………
「私たち、その、付き合ってるの」
「話すのが遅くなってごめん。イベントに集中したいだろうと思って…………」
伝えるべき事は伝えたけど、みんなは…………
「しず子、もう変な気を使って…………話してくれなかったから、かすみん、不安だったんだからね」
「そうですよ。おめでたいことなんですから、誰も怒ったりしないですよ」
「二人が話してくれて良かった。おめでとう。璃奈ちゃんボード『ぱちぱち』」
みんなが祝福してくれていた。本当に話して良かった
「それじゃフェスも頑張ろう」
『オォー‼』
みんなが掛け声をし、フェスティバルに向けてこれまで以上に頑張ることになるのであった。
次回よりAqours編の始まりとなります
あと色々と書いていて、同じ世界観での彼方の話を新しく書くつもりですので、よろしくお願いいたします