龍の国 日本 作:揚物
第1話
1942年、世界中に巨大生物が現れ、第二次大戦も中断され大混乱が発生した。
日本でも巨大な龍が現れるも、古来対話をしていた天皇家が存続していたため、戦いにはならず対話と融和によって数ヶ月とかからず平穏を取り戻した。
伝説の龍神であると崇められ、皇居の一郭に身を休めているか、日本の上空を気ままに飛び回っていた。
だが、一方で世界中では、古代の大地の支配者と戦いになり国民を消失していった。口伝や継承などが行われず、または血統が途絶えた為に対話が出来なかったのだ。
英国王室と独逸の皇族子孫等により、融和が叶った国もあったが、そのほとんどは荒れていった、
世界中が混乱している中、嘆きを聞いた龍神が合衆国に現れた巨大な鷲に戦いを挑み、討伐した事で平穏を取り戻し、第二次大戦は講和によって終結した。
戦いによって怪我をし、今まで沈黙を保っていた龍神の言葉に日本国内は震撼した。
《2020年 12月4日、日本はこの星から過酷な世界に転移する》と。
消息を絶っていた艦隊が1945年突如帰還し、得られた情報から信憑性を得た事で日本は国内の大改革と2020年に備えはじめた。
自国だけの技術開発では不可能と判断され、過去に得た満州等の放棄と共に国連への参加や米国とのつながりの強化、国際規格への対応など民主主義化、大日本帝国から日本へと国名も改めた。
あらゆる技術を購入し、軍事方面への開発を行い、国連やアメリカの打診に積極的に答え、軍事技術の開発に余念がなかった。
そして来る2020年 12月 3日、国内に残る決意をした日本人と僅かな外国人を残し、最後の通信が行われ、2020年12月4日 0時 夜が朝のように光り、日本は転移。
中央暦 1634年8月、
転移直後、皇居の一郭で休む巨大な龍が言葉を発した。
《ここは地球ではない》
その言葉に半信半疑になりながらも、急ぎ集められたデータが地球ではないということを示していた。
そして龍が大きく咆哮を上げると、第二次大戦中消えたはずのネームシップ戦艦が姿を現した。
金剛・扶桑・伊勢・長門・大和である。亡霊船となり建造した各工廠沖合いに現れ、大騒ぎになり各調査員が編成され調査が行われるも、まるで建造されたてのような状況であった。
《この世界は平和ではない。 力を備えよ。 太陽の神の意思なり》
神託により、近代化改修が行われる事になり造船に関わる業界は嬉しい悲鳴を上げ、砲塔や砲身の研究なども再開など急ピッチで進められた。
【軍国主義の再来だ】【日本はまた他国民を虐殺する】と野党を含めた世論操作の抵抗はあったが、具体的な神とも言える存在の言葉。そして下される龍の言葉に従い、恐ろしいほど反国家的な議員や各業界人の行っていた犯罪行為の裏が取れてしまい次々と失脚、
【お天道様はみている】
とでもいうほどに、日本を内部から攻撃していた人物が逮捕されていった。
中には、
「我々は神や龍の奴隷ではない!」
と叫ぶものもいたが、龍神が語ったとおり悪質な犯罪行為の裏が取れてしまい逮捕された。
自らを防衛するための準備が整えられていく中、限られた資源を得るため、再編された日本が最初にしたのは国交開設であった。
もっとも近くであったクワ・トイネ公国、そしてクイラ王国に食料や資源の輸入、そして代わりに列車と、強く申し出のあった武器、コンパウンドボウとリカーブボウを輸出した。
私も・・・厳密な事を考えず気軽に自由に書きたかったんです。
もひとつはきっちり考えてやります。