龍の国 日本   作:揚物

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13.軍事会社

 家賃・食費・アイス無料、武具・給与は直接支給で募集をかけ、クワ・トイネやクイラに居る獣人の傭兵を雇い入れる形で国営軍事会社の設立が成された。

 

 

・両刃剣

 刃物メーカーに依頼、恐ろしい切れ味に獣人達は当初は扱いに困った。

・コンパウンドボウ

・コンパウンドクロスボウ

 慣れない作りながら、単純なものであるので慣れるのは早かった。

・鎧

 当世具足をベースに設計され、近代的な素材で作り上げている。

 

 

 警務してるクイラの傭兵とは異なり、統一した物となったことで、軍事組織という側面は強くなったが、時折商人たちから聞こえてくる声は、蛮族の兵という評価のようだ。

 しかし体面上あくまで日本は文明圏国家相当であり、正確な軍事力を表にしてはならない。

 

 

 

 アルタラス王国

 最近近海をミリシアル帝国の艦船が往来し、時には食料や水の補給で寄港する事もあり、船員から文明圏国家相当の技術と国力を持つ新興国家が東方に出来た事を伝えられ、王女ルミエスは外交を行うために浮島に訪れていた。

 

「発展した国ですね」

 

 ルミエスは整備されたレンガの道や、一定の形で整形されたブロックの出来の良さから、文明程度を自国より高いと判断した。

 お付の外交官は荷物を運びながら後をついていく。

 

「ルミエス様、日本の大使館です」

 

 浮島と接続する中央の人工島に造られた、レンガ一階建ての質素な大使館、本当の姿は地下にあり最新設備と自衛隊員が常駐している。

 獣人の兵士が警備している門を通り抜け、質素にまとめられている通路を通り抜けると大使館貴賓室に向った。前もって書面を届けており、本日外交に向けた話をすすめる事になっている。

 

 係に案内され、開かれた扉の中にはテーブルを迎えに

 

「ようこそいらっしゃいました ルミエス王女様」

 

 丁寧に対応する男の服装はクワ・トイネに似ており、文明程度が高いようにはみえない。

 

「この度は会談の機会を設けて頂き感謝しております。 こちらは友好の証になればと、アルタラス特産品であります魔石をお持ちいたしました」

 

「これは高価なものを、ありがとうございます」

 

 日本にとってはまったく価値がないのだが、それでも表向きは必要であるように振舞う。

 

「どうぞ、お座り下さい」

 

 この部屋に設置されているイスやテーブル等はクワ・トイネに発注したもの、文明程度を推測できるものはない。

 向かいの席に座ってもらい、主題となる話を始める。

 

「本日は国交開設に向けてとのお話ですが、我々は資源も限られ文明も発展しているわけではありません。 一体何をお求めになられているのですか?」

 

 アルタラス王国の文明程度はロウリア王国を超え、第三文明圏では文明国家程度である。

 

「まずは友好的な外交関係を築くべきだと考えており、何かを求めていると言うわけでは御座いません」

 

 

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