龍の国 日本   作:揚物

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14.ロウリア王国 衰退

 中央暦1639年 5月

 当初ロウリア国はパーパルディア皇国の国家戦略局から支援を受けていたものの、国策として行っていなかったため、監査軍は何も知らずに攻撃を受けたとして正当性を主張し侵略を行っていた。

 

 パーパルディア皇国監査軍はロウリア海軍の数の力によって相手を殲滅したものの自らも壊滅しかけ、正式にパーパルディア皇国軍が派遣された。ロウリア王国では諸侯を集め、幾重もの防衛陣を張ったが、地竜リンドブルムや魔石マスケット銃には手も足も出ず、肝心のワイバーンもワインバーンロード相手には不利でしかなかった。

 数の暴力を持って何とか抑えているようだが、直にロウリア王国は負ける。ロウリア国王はロデニウス大陸の南側を経由し、王妃と子達を逃れさせた。

 クワ・トイネは積極的にパーパルディア皇国の兵団に、レミールの名を持って食料を提供した。一部ではこれでは属国ではないかと、声を荒げるクワ・トイネの役人も居たが、日本側が説得する事で穏便に済ませている。

 これもまた、来るべき時を作るための準備として。

 

 

 

 

  日本国内 富士演習場

 出資者はVIP席に、通常席には一般参加者にカメラマン達が集まり、観覧席は大混雑していた。

 

「では、オイ車のお目見えです」

 

 多くの歓声とフラッシュが集れる中、倉庫から大重量大型ゆえの地響きと土煙を上げて演習グラウンドに現れる。

 

 

 見た目は紛れもなく設計図どおりのオイ車ではあるのだが、外見こそ似せているが、34億という限られた範囲で出来うる限りの復元であった。

 

 当初の設計より広めで分厚い履帯。

 74式から流用した720馬力ディーゼルエンジン。

 重量を支える太く丈夫な転輪。

 現有戦車と同じ軽量高強度の装甲鋼板。

 主砲は150mmがないので、短砲身化した25口径155mm榴弾砲。

 副砲は47mmがないので、ブッシュマスターIII 35mm機関砲。

 機関銃に7.7mmがないので、7.62mm機関銃。

 ボルト止めのようで全面溶接作り。

 内装や操縦方法も現代的に直されている。

 

 いくらか新技術で軽量化されているといっても総重量は110トンにもなる。

 

 

 盛況のうちにお披露目は完了し、これを機会に

 

・グレートパンジャンドラム

・カリーニン7

・試製新砲戦車(甲) ホリ

・氷山空母

・300級飛行船

 

 様々なクラウドファウンディングの展開が始まった。

 どれも予算を国家が捻出しなければ問題ないとして、国家として黙認されているのだが、一定期間の維持費を含める事を条件と成された。

 そしてオイ車については今後正式運用される事になり、正式名 旧44式戦車 通称オイ車 で登録がなされた。





クラウドファウンディングねた募集。
採用するかは不明。
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