龍の国 日本 作:揚物
五式中戦車チリはオイ車より問題が多かった。それはサイズが限られる為に誤魔化しが利かないのだ。
問題となったのは、試製七糎半戦車砲(長)I型、53口径75mmなんて現在の日本には存在しない。限られた予算で新しく一門製作するわけにもいかず、多方面に問い合わせ、僅かな情報を元に探し回ったところ、記念館に保存されている物の中で2門ほど保存状態が良好なものがあったが、砲弾がないところで行き詰った。
弾薬は消耗品、砲だけがあってもなんら意味はない。完全な手詰まりであり、結局は五式中戦車案は放棄され、代替案として試製新砲戦車(甲) ホリⅠが選定された。Ⅱ型の案も出たが、製造しやすさから判断されたが、これもこれで問題が発生した。
情報によっては連装対空機銃、37mm戦車砲など、自走砲の域を超えた移動トーチカのような装備が成されていた。装甲についても全面傾斜板や機銃や砲搭載タイプなど、どこまで再現するか会議がなされ、
16式機動戦闘車に搭載されている52口径105mmライフル砲を流用。
37mm戦車砲は排除し正面は斜装甲板。
7.7mm連装対空機銃の代わりにM151プロテクター7.62mm機銃。
エンジンは74式の720馬力を流用。
現有戦車と同じ軽量高強度の装甲鋼板と選定された。
中央暦1639年 12月
パーパルディア皇国内で激しい内乱が続く中、トーパ王国にある世界の門に魔王軍が現れた。
多大な犠牲を払いながら魔王軍を防ぐトーパ王国は、各国に援軍を求めるも答える文明国家はほとんどなかった。
むろん日本にも援軍が求められ、魔王復活の報せは日本政府にとって驚きであった。
1945年に帰還した艦隊からの情報では、勇者と呼ばれる者達が討伐に向かい、その後こちらの世界で得た伝承はいずれ解ける封印が成されたと聞いていたからだ。
当時の将兵で生きている人物を呼び出し、分かる限りの情報を精査すると、チハ程度の火砲では効果がないことが判明。
討伐するためには大口径戦車砲もしくは爆撃が必要となる。ただし、今ここで戦力を出せば軍事力に気付かれてしまう。
秘密裏に同時代の船である改装の終わった金剛を送り出した。そして旧44式戦車 オイ車及び完成しれたばかりの試製新砲戦車甲 ホリを輸送艦と共に、旧日本帝国時代の旭日旗を描かせる。
顔を完全に隠し、魔王及び魔物の討伐が終わり次第速やかに撤退する。
名乗りがどうしても必要なときは[太陽神の使い]とだけ話す。決して関わらず、任務を遂行するだけに徹する。今度は逃がさず確実に魔王を仕留める事を第一任務、第二に捕虜の救助、第三に魔物の駆逐となる。
表向きは軍事会社から300名を派遣、これで対外的に済ませてしまう。
PCの移行にまる4日かかった(;´Д`)
更新止まりましたが、また元に戻ります。たぶん