龍の国 日本 作:揚物
魔物を討伐していく中、補給の必要があるので道を造成しながらのため、時間はかかっているもの順調に北への侵攻が進んでいる。
このまま順調にいけばおよそ15日程度で、城塞都市まで到着すると計算されているが、それまでに一定の成果を上げなくてはならない。
オスプレイによって農村地と思われる場所に降下、着陸した機内からTALOS小隊が周囲を警戒し、外交官もオスプレイから降りる。
過剰戦力の可能性もあるが、魔物が闊歩する地域に対して、少数で行動をするため外交官の安全を守らなくはならない。
「魔物の襲撃だ!」
武器を持った集団が、取り囲もうと集まり始める。
レイフォル
ようやくボーグ師団長との面会になり、直接会談の場を得ることができた。
「ふむ、お前達の酒はなかなか良い味だ」
「はい、ボーグ師団長様には30本お届けさせていただいております」
「30だと? 20しか届いておらんが」
「いえいえ、ボレス中佐に30本お渡しております」
何か思うことがあるのか、ボーグは少し考える様子を見せた。
「まぁいい。 今後は直接私のもとに届けるのだ」
「しかし、私どもでは基地内に入る権限が御座いませんので」
「そんなものわしから出してやる。 次からは直接届けるのだ。 よいな」
「承りました」
ようやく、グラ・バルカス帝国の司令部周辺まで入る手段を得ることができた。
数日後、ボレス中佐は横領及び軍規違反によって銃殺刑となった。
グラ・バルカス帝国に対して、ムー国でも情報収集が必要であり、大規模電波塔の建設が必要であった。
しかしムー国に対して、外交的アドバンテージがあるわけでもなく、ムー国に対して技術支援も必要であると考えられたのだが、何よりもまずは燃料問題がある。そのためムー国に対して太陽神の使いとして訪れる必要があった。
一から図面を興したティーガー1戦車、解析しても問題ない旧式精油設備の図面、これをムー国に供与する。
対価として、オタハイトから東に少し離れた島に、大規模な燃料備蓄庫および港の建設を行う。
「これを……ですか」
外交官と共に訪れた技術士官であるマイラスは、提示された資料に驚いていた。
ムー国ではどの部分を考慮しても、自分達の持っている技術のはるか先をいっている。
だが、それをわかりやすく、また製造に関する要点まで記載されていた。
「我々としては第二文明圏にも対魔帝の準備を整えたいのです。 その場を得る対価としてお譲り致しましょう」
対価とする場所は無人島であり岩だらけで生き物も居ない。しかしムー国領土内に他国の基地が作られるのは、例外にするには余りにも大きい事案である。
だが、対価は余りにも魅力的であり、グラ・バルカス帝国の危険性が高まっている中、あらゆる点でムー国を発展させる情報が目の前にある。
「他にもありますので、こちらへ」
案内された船内格納庫には、グラ・バルカス帝国の戦車と戦闘機が置かれている。
「情報の収集も終わりましたので、今回はこれをお持ち帰りください」
技術にそこまで詳しくないムー国の外交官も、十分すぎる対価と、立地を求めている理由を理解した。
「上に確認を取りますので、お時間を頂けないかと」
2週間後、ムー国マイカルから東に離れた無人島に、太陽神の使いの基地が建設される許可が下りることとなった。
(;・∀・)<最近紅茶の摂取量が増えている気がします。
(*゚∀゚)<気を付けないと私も紅茶をキメかねない。