龍の国 日本   作:揚物

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34.グラメウス大陸・レイフォル裏切り者・ムー国

 魔物を討伐していく中、補給の必要があるので道を造成しながらのため、時間はかかっているもの順調に北への侵攻が進んでいる。

 このまま順調にいけばおよそ15日程度で、城塞都市まで到着すると計算されているが、それまでに一定の成果を上げなくてはならない。

 オスプレイによって農村地と思われる場所に降下、着陸した機内からTALOS小隊が周囲を警戒し、外交官もオスプレイから降りる。

 過剰戦力の可能性もあるが、魔物が闊歩する地域に対して、少数で行動をするため外交官の安全を守らなくはならない。

 

「魔物の襲撃だ!」

 

 武器を持った集団が、取り囲もうと集まり始める。

 

 

 

 

 レイフォル

 ようやくボーグ師団長との面会になり、直接会談の場を得ることができた。

 

「ふむ、お前達の酒はなかなか良い味だ」

 

「はい、ボーグ師団長様には30本お届けさせていただいております」

 

「30だと? 20しか届いておらんが」

 

「いえいえ、ボレス中佐に30本お渡しております」

 

 何か思うことがあるのか、ボーグは少し考える様子を見せた。

 

「まぁいい。 今後は直接私のもとに届けるのだ」

 

「しかし、私どもでは基地内に入る権限が御座いませんので」

 

「そんなものわしから出してやる。 次からは直接届けるのだ。 よいな」

 

「承りました」

 

ようやく、グラ・バルカス帝国の司令部周辺まで入る手段を得ることができた。

数日後、ボレス中佐は横領及び軍規違反によって銃殺刑となった。

 

 

 

 グラ・バルカス帝国に対して、ムー国でも情報収集が必要であり、大規模電波塔の建設が必要であった。

 しかしムー国に対して、外交的アドバンテージがあるわけでもなく、ムー国に対して技術支援も必要であると考えられたのだが、何よりもまずは燃料問題がある。そのためムー国に対して太陽神の使いとして訪れる必要があった。

 

 一から図面を興したティーガー1戦車、解析しても問題ない旧式精油設備の図面、これをムー国に供与する。

 対価として、オタハイトから東に少し離れた島に、大規模な燃料備蓄庫および港の建設を行う。

 

「これを……ですか」

 

 外交官と共に訪れた技術士官であるマイラスは、提示された資料に驚いていた。

 ムー国ではどの部分を考慮しても、自分達の持っている技術のはるか先をいっている。

 だが、それをわかりやすく、また製造に関する要点まで記載されていた。

 

「我々としては第二文明圏にも対魔帝の準備を整えたいのです。 その場を得る対価としてお譲り致しましょう」

 

 対価とする場所は無人島であり岩だらけで生き物も居ない。しかしムー国領土内に他国の基地が作られるのは、例外にするには余りにも大きい事案である。

 だが、対価は余りにも魅力的であり、グラ・バルカス帝国の危険性が高まっている中、あらゆる点でムー国を発展させる情報が目の前にある。

 

「他にもありますので、こちらへ」

 

 案内された船内格納庫には、グラ・バルカス帝国の戦車と戦闘機が置かれている。

 

「情報の収集も終わりましたので、今回はこれをお持ち帰りください」

 

 技術にそこまで詳しくないムー国の外交官も、十分すぎる対価と、立地を求めている理由を理解した。

 

「上に確認を取りますので、お時間を頂けないかと」

 

 2週間後、ムー国マイカルから東に離れた無人島に、太陽神の使いの基地が建設される許可が下りることとなった。

 




(;・∀・)<最近紅茶の摂取量が増えている気がします。
(*゚∀゚)<気を付けないと私も紅茶をキメかねない。
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